896 ( ^ω^)ブーンが命を賭けた消防士を目指すようです。 New! 2006/06/12(月) 19:47:34.28 ID:7sWY+h1G0
『オープニング〜ワイルドブーン〜』

チュンチュン。チュンチュン・・・。
小鳥のさえずりが響く朝8時。平和な街中を爆音が疾走していく。

( ^ω^)「・・・BOOOOOON!!」
おっと、この音の正体はどうやらバイクの轟音らしい。
( ^ω^)「やっぱバイクはいいお。風になった気分だお。
手を広げるとかカッコ悪いお。いじめもカッコ悪いお。」
そう、このワイルドなブーン少年(22)がこの物語の主人公。
このブーン少年が向かう先は・・・。

キキイィッ!バンッ!
(;^ω^)「おっおっ・・。このままじゃ間に合わないお。
やっぱりブーンしていくお。」
ダダダダダダ・・・・。
ブーン少年は両手を広げ消防車が止まったビルの階段を
さっきよりも風になり駆け上がっていった。

バタン!
( ^ω^)つ「遅れましたおー!」

・・・こうして今日もブーン少年の一日が始まっていくのであった。

897 ( ^ω^)ブーンが命を賭けた消防士を目指すようです。 New! 2006/06/12(月) 19:47:56.23 ID:7sWY+h1G0
『第一話〜ブーンと仲間達〜』

ξ゚听)ξ「ちょっとブーン!今何時だと思ってるの!」
(;^ω^)「ツン・・・ごめんだお。ちなみに8時30分だお。」
ξ゚听)ξ「15分の遅刻よ!現場での遅刻は命にかかわるのよ!しっかりしなさい!」
(;^ω^)「(ホントだお・・・。ブーンは人の命を救いたくて消防員になったのに・・・。)」
ξ゚听)ξ「もうこんなことにならないでね!頼むわよ!」

彼女はツン。この消防署で所長をしている。
ブーンがミスをすると厳しくしかる。しっかりとした人物だ。

(;^ω^)「(ツンに何も迷惑かけないような隊員になりたいお・・・。)」
ξ/////)ξ「(む、無視されても悲しくないんだから・・・!!)」
( ^ω^)「お?」

ツンはブーンの元から離れた。

( ^ω^)「さて、僕のチームの部屋にいくお。」

この消防署は入り口にだだっ広い所長室があり、そこからたくさんの部屋に繋がっている。

ブーン少年が口にしたチーム。実はこの消防署はチーム分けがしてあり、皆、得意な分野
のチームに所属しているのだ。

898 ( ^ω^)ブーンが命を賭けた消防士を目指すようです。 New! 2006/06/12(月) 19:48:25.65 ID:7sWY+h1G0
ガチャ。
( ^ω^)「おはようだお〜♪」
('A`) 「冷凍みか〜ん♪冷凍みか〜ん♪あ、ブーン。おはよう。」
( ^ω^)「お、ドクオ。おはようだお。冷凍みかん食べてるのかお?」
('A`) 「うん、ブーンにもひとつあげるよ。」

彼はドクオ。いつも陰気に歌を歌っている。腕力、スピード、
共にチーム内で平均の能力を持つ器用で頼れる存在だ。

( ^ω^)「ありがとうだお。やっぱ夏は冷凍みかんだお♪」

ブーンがおいしそうにみかんを食べていると誰かに後ろから肩を叩かれた。

???「やあ。また遅刻かい?」

899 ( ^ω^)ブーンが命を賭けた消防士を目指すようです。 New! 2006/06/12(月) 19:49:17.23 ID:7sWY+h1G0
(´・ω・`) 「やあ。また遅刻かい?この冷凍ミルクはサービスだから受け取って欲しい。」
(#^ω^)「飲めないお!」

彼はしょぼん。中々いじわるでハードな人だ。何がハードかは内緒。
腕力がチーム内でズバ抜けており、頭脳の冴える。このチームのブレーンだ。

('A`) 「おい、ブーン。このミルク結構うめぇぞ。」
(´・ω・`;) 「なに、どうやっ・・・」
( ^ω^)「どうやって飲んだんだお?固まってて飲めないお?」
('A`) 「どうやってって・・・そこのロウソクにチャッカマンで火をつけて・・・ん?」
ドクオは自分の足元の辺りに違和感を感じ頭を下げた。
('A`) 「ヒヒッ・・・カーペット・・・燃えてやがる・・・。燃えて・・・?」
(#^ω^)「何やってんだおドクオ!はやく水だお!」

フオオッ!・・・ポンッ・・。
???「ん?おっぱいしてたら何か消したようだな。」

900 ( ^ω^)ブーンが命を賭けた消防士を目指すようです。 New! 2006/06/12(月) 19:49:46.47 ID:7sWY+h1G0
( ゚∀゚)「ようブーン。遅刻は良くないぜ。」
(;^ω^)「ジョルジュ。消してくれてありがとうだお。九死に一生スペシャルに出るとこだったお。」

彼はジョルジュ。おっぱいの星を追及する熱い男だ。
現場では建物の中でいいおっぱいを捜してる内に火を消してくれる都合のいいやつだ。

( ゚∀゚)「ようしぃ!今日もいいおっぱいだな!」
(*゚ー゚)「・・・みんな揃ったようね。」
(;^ω^)「(スルーしてるお。さすがだお・・・。)」
(*゚ー゚)「さて、突撃斑の会議を始めるわよ。みんな席について。」

どうやらブーンは突撃斑と称するチームの一員の様です。

901 ( ^ω^)ブーンが命を賭けた消防士を目指すようです。 New! 2006/06/12(月) 19:50:40.00 ID:7sWY+h1G0
『第二話〜火災発生〜』

-署内アナウンス-
ξ゚听)ξ「火災発生!火災発生!至急VIP街ロケット団ビルに急ぎなさい!」

(*゚ー゚)「みんな急いで準備を整えて!」
('A`) 「毎日消火マンドクセ。」
(´・ω・`) 「今日も火をぶち殺すぞ。」
( ゚∀゚)「おっぱい!おっぱい!」
(;^ω^)「・・・。」

こうしてブーン達は現場に向かった。

-現場-
ゴオオォ・・・。
(´・ω・`;) 「これは酷い・・・。」
(*゚ー゚)「みんな中に入る準備をして。」
???「おーい、助けてくれー!」
緑色のバッチをつけたスポーツ狩りの中年が11階から助けを求めている。」
('A`) 「救助マンドクセ。」
???「うわああぁっ!!火が!助けてくれ!」
ボオオッ・・・。
スポーツ狩りの中年の部屋まで火が入ってきたようだ。
そのベランダの辺りも火が強い。下の階はもっと燃えている。
(;゚ー゚)「あれだけ火が強いとはしごじゃ無理ね・・・。」
( ;ω;)「おじさん・・・!待ってるお。ブーンが今行くお!」
(*゚ー゚)「あっ!待ちなさいブーン!」

ブーンは水を被り両手を広げ火の中に駆け込んでいった・・・。

902 ( ^ω^)ブーンが命を賭けた消防士を目指すようです。 New! 2006/06/12(月) 19:51:43.31 ID:7sWY+h1G0
『第3話〜突撃〜』

-ビル3階-
(;^ω^)「火が強くて中々先に進めないお・・・。でも急がないとおじさんが・・・!」
???「空気砲〜!」
ブワッ!
ブーンの前を塞いでいた火が消えた。
('A`) 「男の救助マンドクセ。」
( ^ω^)「ドクオ!きてくれたお!」。
('A`) 「一人で突っ走るなよ。いくぞ!」
( ^ω^)「・・・ごめんだお。頭に血が上ってたお。」
(*゚ー゚)「とりあえず二人は急いで上へ進んで。しょぼんと私で
10階から下のみんなを助けるわ。」
( ^ω^)「わかったお!」
(´・ω・`) 「いい男だったらやるかやらないか聞いといてくれよ。」
(;^ω^)「多分やらないお・・・。」

-ビル6階-
(;'A`) 「ブーン、お前道具もってきたか?」
(;^ω^)「ミニ扇風機を少々・・・。」
(;'A`)「よし、それなら大丈夫だ!早く上に急ごう!」
(;^ω^)「おじさん・・・待ってるお!」

903 ( ^ω^)ブーンが命を賭けた消防士を目指すようです。 New! 2006/06/12(月) 19:53:30.39 ID:7sWY+h1G0
『第4話〜岐路〜』

-ビル9階-

燃え盛る炎の中を二人は走っていた。

(;'A`)「ブーン!あれは!」
???「おーい助けてくれー!」
???「ぃょぅも助けてくれょぅ!」
ドクオはドアの開いた部屋の中に閉じ込められた人を二人発見した。
(;^ω^)「ドアの前が凄い火だお!!」
(;'A`)「ブーン!お前は上に行け!俺はあの二人を助ける!」
(;^ω^)「頼んだお!・・・ドクオ、死んじゃ駄目だお!」
(;'A`)「誰にもの言ってやがる・・・そんなこと行ってる暇はない!早くいけ!」
(;^ω^)「わかったお!外で会うお!」

ブーンはさらに上へ、ドクオは空気砲で火を消しながら部屋へと近づく・・・。

-ビル11階-
(;^ω^)「おじさん!どこにいるお?!返事するお!アッー!」
ブーンは黒こげになった遺体とあの中年がつけていた緑色のバッジが落ちているのを見つけた。
( ;ω;)「ウゥッ・・・。おじさん・・・。」
( ;ω;)「(また・・・またブーンは人を助けられなかったお・・・。)」

904 ( ^ω^)ブーンが命を賭けた消防士を目指すようです。 New! 2006/06/12(月) 19:55:42.62 ID:7sWY+h1G0
『第5話〜遅れたおっぱい〜』

-回想-
(;^ω^)「も、もうここは駄目だお!逃げないと・・!・・?!」
少年「おにいちゃん助けて!・・ウワッ!」
木材が少年とブーンを分断するように何個も落ちてくる。
(;^ω^)「少年!今いくお!まってるお!」
少年「お兄ちゃん!僕はもう駄目・・ゴホッゴホッ!・・・もう逃げて!」
( ;ω;)「少年・・・ごめんだお・・・ウワァァン!」
少年「ウゥッ・・・メメタァッ!」
-現実-

( ;ω;)「ゥゥッ・・・。」

ブブッ・・・。
その時ブーンの胸の無線が鳴った。

(*゚ー゚)「ブーン!ドクオ!もう火が回りきるわ!逃げなさい!」
( ;ω;)「わかりましたお・・・(;'A`)「うわぁぁぁっ!!」・・・!ドクオ?! 」
(;゚ー゚)「くっ!ブーン!あなただけでも逃げなさい!」
(;'A`)「うわぁぁぁぁぁぁ!うわあぁぁぁ!」
( ;ω;)「ドクオ!・・・ドクオー!!ウワァァァァン!」
(;゚ー゚)「ブーン!はやく!」
( ;ω;)「(自分が死んでは人を助けることができないってツンが
言ってたお・・・。ドクオ、すまないお・・・。)」
( ;ω;)「急ぎますお・・・。」

ブーンは階段を急いで駆け下りていった。

905 ( ^ω^)ブーンが命を賭けた消防士を目指すようです。 New! 2006/06/12(月) 19:57:27.05 ID:7sWY+h1G0
-ビル4階-
(;^ω^)「ウゥッ!ミニ扇風機じゃ消しきれないお・・・!」

ガゴッ・・・。
( ^ω^)「!!!!!!」
そのときブーンの上から鉄骨が降ってきた!
( ;ω;)「(・・・これでドクオやおじさんのところにいけるお・・・。)」

???「おっぱい!」
パコーン!
( ;ω;)「??」
鉄骨が後ろに弾き飛ばされた。
( ゚∀゚)「ブーン、いいおっぱいがなかったんだ・・・。一緒に戻ろう。」
ブーンはツンの言葉を思い出す。
( ^ω;)「そうだお・・・まだ・・・死ねないお・・。」
( ゚∀゚)「ふぅ、やれやれ。死ぬつもりだったのか・・・。
死んでもいい命なんてひとつもないんだぜ?」
( ^ω^)「ジョルジュ・・・ありがとうだお。ブーンは間違ってたお!」
( ゚∀゚)「あとでいいおっぱいを捜してくれよ!」

ブーンとジョルジュは階段を駆け下りていった。

906 ( ^ω^)ブーンが命を賭けた消防士を目指すようです。 New! 2006/06/12(月) 20:00:25.93 ID:7sWY+h1G0
『第6話〜そして伝説へ〜』

-ビルの外-
(;^ω^)「なんとか脱出できたお・・・。」
(;゚∀゚)「おお、いいおっぱいがいっぱい救助されてる・・・。みんなよくやった。」

そのときブーンの後ろから声がした。

???「ブーン!」

ブーンは急いで振り返った・・・そこには・・・。

907 ( ^ω^)ブーンが命を賭けた消防士を目指すようです。 New! 2006/06/12(月) 20:03:15.12 ID:7sWY+h1G0
('A`) ノシ「ブーン!こっちだこっち!」
( ^ω^)「ドクオ・・・?ホントにドクオかお?!」
('A`) 「あぁ、正真正銘のドクオちゃんだぜ。」
( ;ω;)「ブワッ・・・。ドクオ、死んだと思ってたお・・・。」
('A`) 「無線では驚かせてすまなかったな。実はあの人に・・・」

ドクオが指を指した先ではあのおじさんがしょぼんに話しかけられている。

(´・ω・`) 「ウホッ!いい男!やらないか?」
???「いいだろう・・・。トキワジムリーダーサカキの腕前をとくと見よ!」
( ^ω^)「おじさーん!」
サカキ「おお!キミ、すまなかったな、勝ってに脱出してしまって。」
( ^ω^)どうやって脱出したんだお?

908 ( ^ω^)ブーンが命を賭けた消防士を目指すようです。 New! 2006/06/12(月) 20:05:48.22 ID:7sWY+h1G0
サカキ「実はこのポケモン、ダグトリオで脱出したんだ。」
( ^ω^)「テラ坊主www」
サカキ「ギリギリまでポケモンは使いたくなかったんだ。ポケモンが怪我をするかもしれないからね。」
( ^ω^)「おじさんは優しいお。」
('A`*) 「俺もそのあなをほるで助けてもらったんだ。いきなり地面が動くからビックリしたぜw」
( ^ω^)「それでかwww」
(´・ω・`) 「僕も掘られたかった・・・。」
サカキ「そうだ、キミにこの水ポケモンをあげよう。消火の際にきっと役に立つはずだ。」
( ^ω^)「ありがとうございますお。こ、これは伝説の・・・!」

-そのころ署内-

ξ/////)ξ「し、心配なんて・・・してなかったんだからね!!」

-fin-

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