329 ブーンの手紙 New! 2006/06/01(木) 05:41:43.50 ID:SlGQaK/hO: ブーンとツンが同棲を始めて一年とちょっとたったある晴れた日の午後。
ブーンとツンは、いつものようにケンカをしていた、しかし
今日のケンカはいつもとは違うようだ。

ξ#ﾟ⊿ﾟ)ξ「あんたなんかともうやっていけないわ」
（＃＾ω＾）「こっちのセリフだお」

いつもならすぐに謝るブーンも頭にきてるようだ。

ξ#ﾟ⊿ﾟ)ξ「さよなら」

ツンが、冷たく言い放った。

（；＾ω＾）「おっ・・・」

そう言うとツンは出ていってしまった。
331 ブーンの手紙 New! 2006/06/01(木) 05:44:11.89 ID:SlGQaK/hO: ブーンは、一人部屋に取り残された。

（＃＾ω＾）「せいせいしたお」

ブーンは、強がりを言ってみた。

しかし、しばらくすると後悔の念が押し寄せる。

ブーンの頭に彼女の笑顔が怒ってる顔がそして、泣いている顔が浮かぶ・・・。
（；ω；）「おっおっなのになんで涙がでるんだお？」

いつのまにかブーンは、泣いていた。

（；ω；）「ツンなんかもう絶交だお・・・顔も見たくないお」

そう自分に言い聞かせた、そうしないと自分が壊れてしまいそうだから。
332 ブーンの手紙 New! 2006/06/01(木) 05:46:45.88 ID:SlGQaK/hO: （；ω；）「そうだ手紙を・・・手紙を書くお」

ブーンは、手紙を書きはじめた、最愛の女性への最後の手紙になるであろう別れの手紙を。
333 ブーンの手紙 New! 2006/06/01(木) 05:49:24.08 ID:SlGQaK/hO: ［ツンへ］

絶対君を悩ませたりしないお。
約束はできないけど。
絶対君の後をついていったりしないお。
君を悩ませたりしない。
よぼよぼと消えてやるお、永遠に。
ここから出ていくんだお。
君も恐怖に脅えることもないお。
これには別に何の意味もないから。
いつだってこうなることはわかっていたお。
物事がこんなにハデに膨れあがったことはなかったお。
こんなにいい気分になったのは初めてだお。

痛いお。

痛いお。

痛いお。

ああ、君は正しいお。
そうだお、君は正しい。
君は正しいお。
335 ブーンの手紙 New! 2006/06/01(木) 05:51:38.09 ID:SlGQaK/hO: 僕の心はとても暖かくて穏やかだお。
もう隠れる必要もない。
さあ、だれかの話しをするお。
スターリング・シルヴァーが溶け始める。
何ひとつ彼女を悩ませるものはない。
彼女はただ自分自身を愛したいだけだお。
336 ブーンの手紙 New! 2006/06/01(木) 05:53:23.65 ID:SlGQaK/hO: 僕はここから離れていくお君ももう恐怖に脅えることもないお。
これには特に何の意味もないから。
物事がこんなにハデに膨れあがったことはなかったお。
こんなにいい気分になったのは初めてだお。

痛いお。

痛いお。

痛いお。

そうだお、君は正しいお。
君は正しいお。
君は正しいお。
君は正しいお。
君は正しいお。
君は正しいお・・・
338 ブーンの手紙 New! 2006/06/01(木) 05:55:23.97 ID:SlGQaK/hO: ここまで書いて、寝てしまったらしい。

ポタポタと手紙に水滴が落ちる。

ξ;⊿;)ξ「相変わらず汚い字で日本語もめちゃめちゃじゃない・・・バカ」

偶然忘れ物を取りに来たツンは、ブーンの書きかけの手紙を読んだ。

（-ω-）「ぐうぐうすやすやおっおっ」

ブーンは、気持ち良さそうに寝ている。

彼女は、ブーンの頬にそっとキスをすると彼を起こさないように静かに出ていってた。

－終わり－