558 ( ^ω^)が世紀の大勝負に挑むようです New! 2006/05/30(火) 00:34:06.09 ID:Ki5B4VrDO

('A`)「次は体育の時間か」
( ^ω^)「フヒヒヒ！ブルマ見放題だお！」
(´・ω・｀)「いいのかい？確か鉄棒の実技テストだよ？」
(;^ω^)「・・・＼(^o^)／人生ｵﾜﾀ」

ブーンは鉄棒が大の苦手だ。お腹の肉が邪魔で、前回りすらロクにできない。
ここままでは単位が危うい。もう既に成績は危うかったが、本人は気付いていないようだった。

( ^ω^)「そうだお！お腹痛いことにして保健室行ってくるお！」
('A`)「そんな事したって、後でやらされるだけだぜ？」
( ^ω^)「じゃあどうすればいいお？」
(´・ω・｀)「僕に名案があるよ」

559 ( ^ω^)が世紀の大勝負に挑むようです New! 2006/05/30(火) 00:34:47.64 ID:Ki5B4VrDO

ショボンは、ごにょごにょと２人に耳打ちをする。

( ^ω^)「・・・これしか方法ははないお」
('A`)「頑張れよ」
(´・ω・｀)「健闘を祈る」

２人に励まされ、ブーンは体操服に着替え、校庭に出た。
校庭の端には、３組の鉄棒が並んでいた。向かって左から右へと、段々に高くなっている。

(’ｅ’)「それでは鉄棒の実技テストを始める」

スーハーとビニール袋らしき物を口に当てがいながら、体育教師のセントジョーンズが言う。
クラスの皆は出席簿順に並んだ。
ブーンは８番目。鉄棒は３組あるが、平等に見るため、一番低い鉄棒だけを使う。
前回り・後ろ回りとそつなくこなし、ついにブーンの番となった。

( ^ω^)「よし、いくお！」

勢い良く跳躍し、鉄棒に掴まる。鉄棒に対して平行に向きなおし、脚を振り上げ絡ませる。
そこでぴたりと止まり、苦しそうな声で一言。

( ^ω^)「・・・ぶ、豚の丸焼き」

自虐技である。
先生生徒含め皆が、あまりに酷似したブーンの姿を見て爆笑した。
その後、彼の鉄棒の評価は◎だったらしい。
END