179 VIPの時間(元ネタ:三谷幸喜「ラジオの時間」) New! 2006/09/16(土) 10:49:08.31 ID:CizDCOYf0
※劇場「VIP」の事務所では次の公演の打ち合わせが行われている

(;<●><●>)「は、初めて脚本をやらせて頂きます、わ、わかってますです。
     よろしくお願いするのは、わかってます」
( ^ω^)「ディレクターの内藤だお。緊張することないお」
(;<●><●>)「わかってます」
( ^ω^)「あなたの作品とても面白かったお。
      初脚本だから断言できないけど、きっと儲かるお」

('A`).。oO(嘘つけ、すげーつまんなかったぞ
(・ω・`*).。oO(ネー?
川 ゚ -゚)「いや、荒削りでも素質がある。彼は化けるぞ」
Σ('A`)・ω・`)「うわっ!? クーさん、いつからいたの!?」

(;^ω^)「ただ、ちょっと相談があるんだお」
( <●><●>)「相談?」
(;^ω^)「スポンサーが、ね……名前を変えて欲しいって」
( <●><●>)「あ、新商品の宣伝ですね? わかってます」
(;^ω^)「そうじゃなくて、その……」
( <●><●>)「?」

ξ゚听)ξ「どうも、こんにちはー」
( ^ω^)「あ、ツンさん! いつもお世話になってます!」
ξ゚听)ξ「お願いした件、出来たかしら?」
(;^ω^)「はい、ただいま脚本の許可を取りましたので……」

ξ゚听)ξ「ああ、あんた? あの 最 低 な脚本を書いたの」
(;<●><●>)「は!?」
ξ゚听)ξ「じゃ 全 面 改 訂 よろしく」

180 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/09/16(土) 10:51:37.25 ID:CizDCOYf0
(;<●><●>)「ま、待ってください!」

(;<●><●>)「名前だけのリテイクだと聞いています!」
Σ(;^ω^)「」
ξ#゚听)ξ「内藤。お前、また私の意見伝えなかったの?」
(;^ω^)「いや、それは――」

ξ#゚听)ξ「ヒロインが死ぬ話なんて見たくないの」
(;<●><●>)「え」
ξ#゚听)ξ「悪魔の力に目覚めた主役が、ヒロインを殺して人間に戻る?
     前代未聞よ、プロットからやり直しなさい」
( <●><●>)「しかし、そういう企画……」
(;^ω^)「ですよねー、私もそう申したのですが、こいつが……」
ξ゚ー゚)ξ「いいわ、ヒヨッコ作家の代わりに、私がストーリー考えたげる。
    まずヒロインは死なないわ。女は強いの、死ぬのは男のほう。
    二重スパイの女が、スパイの男を殺すハードボイルドがいい!」
( <●><●>)「待ってください! この話のテーマは……」
(#^ω^)「若造! お嬢様を困らすなお!
     主役に自分を投影しやがって、思春期かテメーは!?」
(#<●><●>)「作家なんて、そんなもんです!」
(#^ω^)「うっせー、バーロー! 出てけ!」

ξ゚听)ξ「じゃ、内藤。そゆことでヨロシク〜」
( ^ω^)「はい、お嬢様。またお越し下さいませ〜」

('A`).。oO(やっぱアイツ才能ねーんだよ
(・ω・`*).。oO(ネー?

181 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/09/16(土) 10:54:45.06 ID:CizDCOYf0
ξ*゚ー゚)ξ-3「これで良しっと。まったく、冗談じゃないわよ」

ξ゚听)ξ「…………」

ξぅ<)ξ「なんで主役の名前がドクオなのよ!?
      思い出したくないのに、思い出しちゃったじゃない!
      バカ! バカバカバカ、バカ!!」


(*^ω^)「これでスポンサーの機嫌は取れた。
     別の作家の手配して、予算も時間も減ったけど頑張るおー!」

(;^ω^)「…………」

 なにがあっても〜幸せなのさ〜♪
 世界にただ一人、あの人が微笑んでくれるから〜♪
 それだけで幸せなのさ〜♪

 そう、津出礼子が笑っているから〜♪

 あのアバズレが!! 下手くそな歌を!!
 口ずさんでいるかぁぁらぁぁぁぁぁ!!!!


( <●><●>)「はあ……自分が未熟なのは、わかってます。出直しなんです」
川 ゚ -゚)「待ちなさい。君は一般の範疇に入る感性を持っている。そう卑屈になることはない」
( <●><●>)「え?」
川 ゚ -゚)「私についてこないか?」

182 替え歌は「ラジオの時間」EDの替え歌。うろおぼえゴメン New! 2006/09/16(土) 10:56:44.01 ID:CizDCOYf0
(,,゚Д゚)「これは演出家のクー先生、このたびはお世話になります」
川 ゚ -゚)「こちらこそ。今回は新人を起用しようと思いましてね」
( <●><●>)「わかってますです。脚本を担当させていただくのは、わかってます」
(,,゚Д゚)「ギコハハハハ、先生の作品ならヒット間違いなし、御自由にお任せしますよ。
    ほら、お前も挨拶しなさい」
ξ;゚听)ξ「は……はじめまして……」
(;<●><●>)「よ、よろしくお願いします」

 なにがあっても〜幸せなのさ〜♪
 世界にただ一人、あの人が微笑んでくれるから〜♪

ξ#゚听)ξ「あのバカタレが!!」
(#<●><●>)「下手くそな歌を!!」

ξ#゚听)ξ「口ずさんでいるかぁぁらぁぁぁぁ!!!!」(<●><●>#)

 完


昨日はじめて「ラジオの時間」を見た
テーマなんか考えず、勢いで書きなぐった
批評しにくいだろうってのは( <●><●> )わかってます

186 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/09/16(土) 11:27:26.72 ID:CizDCOYf0
>>184
明日が来ることへの恐怖

>>183
説明不足スマソ
スポンサーの社長がギコ。その娘がツン。
ギコがクーの顔を立てている手前、ツンはわかってますの作る内容に口を挟めない
逆にわかってますも世話になってるクーの顔を立てるから、ツンに遠慮した話を書く
二人そろって不満タラタラ

ぶっちゃけテーマが無い話なので、考えこまないでください……
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