803 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/09/03(日) 20:36:18.36 ID:0YtjzQMA0

「最近、ドクオは私の相手をしてくれないのだ」

クーとはいつも、こうやって度々一緒に酒を飲んだりする。
つまみとしての話題も尽き、最終的に辿りつくのは結局これの話。
この手の話に慣れていない私だが、あまりにも真剣なクーの声に思わず聞き入った。

話の要点だけ掴むと、どうやらクーはセックスレスに悩んでいるらしい。

近頃、クーが夜のお誘いをしても「疲れてる」で断り続けているようだ。
まるで典型的なセックスレスだな、と思わず私は苦笑いした。

「私に飽きてしまったのか……それとも、浮気だろうか?」

しかし、思ったより事は重大のようで。
あのクーが目に涙を溜め、肩を震わせている。今にも泣きそうだ。
これほど弱ったクーは初めて見る。

「だ、大丈夫よ!アイツにそんな事する度胸なんてないわ」

慰めるように呟くが、少し心配になる。
たとえドクオが暗くて陰湿で浮気する度胸なんてなかろうと、顔だけは無駄にいいのだ。


805 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/09/03(日) 20:37:29.47 ID:0YtjzQMA0

「…それに」

こんな事をを言ってもいいのだろうか、と迷うクーに私は優しく微笑んだ。
恥じるように私から視線を逸らすその姿は妙に色っぽい。

「…それに……そろそろ私の身体も限界なのだ」

普段のそのクールな姿とのギャップに、思わず抱きしめたくなる程可愛い。
そんなクーを前に、私は試すように囁いた。

「ねぇ、私の前でそんな話してもいいの?」

私には、あまり人には喋れない性癖がある。
昔から女の子にしか興味が持てないのだ。手早に言うと同性愛者。
そしてクーは唯一それを知っている友人であった。

そんな私の問いに、クーは相変わらず目を逸らし、ゆっくりと呟く。

「……戯れだ」

「…あはは、………そうね」


806 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/09/03(日) 20:38:19.15 ID:0YtjzQMA0

「……っあ」

柔らかく、形の良い多きな胸を隠そうとする手をゆっくりと剥ぎ取った。
同じ女として情けなくなるほどの差を感じ、少し落ち込みそうになりながらも、
ねっとりとそこに舌を這わせる。

ピクり、と肩を震わせるクーが愛しい。

硬く強張った身体を解すように優しくキスをした。
クーの舌の温度は思ったよりも熱く、ゾクゾクと体を震わせてしまう。

「ふ、っ……ぅ……っん」

逃げまとうように、動くその舌を無理やり捉え強く吸い付く。
時折漏れる、クーの鼻にかかったような声が、私を煽っていった。

「う、ぁ……ツン………んっ」

そして、首筋に舌を這わしながら、薄くピンク色になった胸の飾りに
優しく指を添えると、それだけでクーは甘い嬌声をあげた。



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