354 >>325 sage New! 2006/08/24(木) 09:51:03.93 ID:jtMEbyhS0

                             闘           そ
                眠     の                  して雨
              気                       、
                   と     死       
                       嘘          雨
              私  んだ   で         の          潜
              は  い    固       理    奥    に     む
              寝  な    め               底         晴れることのない曇り
                て      た     心
                        マ
                         ス
                        タ
                         ヽ
                           ピ
                             ヽ  
                               ス


357 >>325 sage New! 2006/08/24(木) 09:55:40.62 ID:jtMEbyhS0


この空間には、世界が星の数ほどある。

水の惑星にすむ人々がいる世界。

ひぐらしのみが世界の真実を知る世界。

聖なる杯に酔いしれた者達が闘う世界。

全ての世界は一つになることはない。

しかし故人曰く
「真実を知っても、今の自分には変わりはない。」

そしてこの空間の最果てに闇に閉ざされた世界が存在する。

その世界の者達は人ならざる者、心なき兵士達。


359 >>325 sage New! 2006/08/24(木) 09:56:11.27 ID:jtMEbyhS0
場所、世界の最果てに最も近いところ。

そこに、黒フードを着た誰かが黒い岩に座っていた。

男は待っている、必ず君の所に行くと言った友人の言葉を信じ。

そしてしばらくして後ろから足音が聞こえてきた。

男は振り向いた、そこにいたのは黒いフードを着た友人がいた。

今まで俯いていて顔が見えなかった男の顔を見る。

(:;;:;´∀`)「待っていたよ、我が友人よ。」

友人は黒フードの頭の部分を取った。

(:;:^ω^)「アンタにしては随分と待っていたな。」

友人はそう言うとポケットに入れていた赤い石を男に渡した。

(:;:;:´∀`)「これが人の魂を利用して作った鉱石か?」

362 >>325 sage New! 2006/08/24(木) 09:58:40.29 ID:jtMEbyhS0
(:;:^ω^)「あぁ、そうだお。ちょうど水の惑星の世界にいい素材が二人もいたから奮発してLサイズだお。」

友人はう言うと男の横に座った。

(:;:;:´∀`)「そうか、ならこの石はその水の惑星の世界の何処かに隠しておくか。」

男の言葉に友人は驚いた。

(;^ω^)「ちょwwwwwwwwせっかく奮発したのにwwww何故ww」

(;:;:´∀`)「それじゃあ、私は自分の家で寝たいからここらで退散させて貰うよ。」

男はそう言うと粒子となって消えた。後に残ったのは友人だった。


363 >>325 sage New! 2006/08/24(木) 09:59:26.53 ID:jtMEbyhS0
そしてしばらくすると背のちっこい男が来た。

( ^ω^)「あぁ、毒男か。」

('A`)「よぅ、俺たち【嘘で固められたマスターピース】の素晴らしき友人の一人、ブーンじゃないか。」

( ^ω^)「組織名はあまり出さない方が良いと思うお。」

('∀`)「ん?あぁすまない、ちょっと良い石を作れたから喜んでたんだ。」

毒男はそう言うとブーンにあることを聞いた。


364 >>325 sage New! 2006/08/24(木) 10:00:27.03 ID:jtMEbyhS0
('A`)「ツンは大丈夫なのか?」

ツンはブーンの彼女でもあり、組織の華でもある。
ブーンは俯き、こう喋った。

( ^ω^)「彼女は、いま永遠の眠気と闘っているお。」

('A`)「そうなのか、ということは俺たちが存在している時間に限りが出てきたと言うことか。」

そういうと友人はブーンとは正反対の方向へと歩いていく。

( ^ω^)「何処行くんだお?」

('A`)「俺はあいつと決着を付けに行く。永遠の眠りが来る前に。」

そういって毒男は世界の心理の最深部に消えていった。

( ^ω^)「さて、ツンを看病しないと。」

そういってブーンは粒子になって消えた。後に残るのは黒い闇の世界。

彼らは世界の何処かに必ずいる。自らの寿命を延ばすために。

終焉
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