778 New! 2006/08/28(月) 17:18:58.09 ID:alj2Mf6i0
病院のベッドの中で私はため息を吐いた。
はぁ…

病院のベッドは暇で暇でたまらなかった。

J( 'ー`)し「ドクオ…」

ふと息子のことを考える。
ドクオはいつも私を心配してくれていた。自慢の息子だった。
でももうドクオはいない。
去年の夏、ドクオは私の代わりに買い物に行ってくれたのだ。
そのとき、車にはねられ死んだ。
相手は飲酒運転をしていたらしい。私は多額な慰謝料を渡された。
そんなのをもらうと余計ドクオが死んだ事を認めなきゃいけなかった。

J( 'ー`)し「もう夜か…」

私は寝ることにした。


779 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/08/28(月) 17:19:29.13 ID:alj2Mf6i0
━━夢の中━━

ここは私の家だろうか…
部屋の隅でドクオはずっと泣いていた。
私は近づこうとする。
しかし足が動かない…
近づきたくても近づけないのだ。

J( 'ー`)し「ドクオ!」

私は思わず叫んだ
しかし、ドクオはそれにきづかない。

私はドクオと何回も何回も叫んだ。
それでもドクオはきづかない
近づきも出来ない…
どうしたら良いのだろう━━




780 New! 2006/08/28(月) 17:20:04.43 ID:alj2Mf6i0
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「先生!107番室の***さんの容態が急変しました。実に危険な状態です」
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「大丈夫ですか?***さん!しっかりしてください!」
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病院がやけに騒がしい…しかし、もうどうでもいいことだ
私はあの泣いてるドクオを助けに行くんだ。
どうして、どうしてもっと早く気づかなかったんだろう。
私の人生はドクオが死んだところで終っていたのだ。


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「あれ?カーチャン!何処行ってたんだよ!」
「ごめんね、ドクオ…」
「へへ、そんなこともういいや。ハンバーグの材料買ってきたんだ。
ハンバーグ作ってよ」
「はいはい、慌てないでね。私たちはこれからずっとずっと一緒なんだから」


〜fin〜

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