52 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/05/21(日) 20:51:11.33 ID:CC75d5U/0 BE:?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・ウウウウ・・・ウウ・・

・・・・・・・・・チエノリンゴ・・・・・


ブーン・・・サン・・・ブーン・サン・ブーン・・・・サン


・・・ナクナレ・・・・・・・・・

53 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/05/21(日) 20:51:44.08 ID:CC75d5U/0 BE:?
20xx年

2ちゃんランドの小さな田舎町 ヴィポネス


( -ω-)「ゴガーーーーーーーーグゴゴゴゴーーーーーーー」

その少年、ブーンは自室でいびきを震わせながら寝ていた。

( -ω-)「ガッガッガグゴゴゴゴゴゴゴ・・・ドドドドドド」

・・・ドドドドドドドドド

突如現れた騒音は、

( -ω-)「ドドドドドドドド」

ドドドドドドドドド

ブーンのいびきの音量を超えるとはじけ飛ぶような音へ変わり、地面を振るわせた。

ドガアアァァァァァァァッ

( @ω@)「おおおをを!?」

ゴロゴロ ドンッッッッ

54 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/05/21(日) 20:52:22.39 ID:CC75d5U/0 BE:?
ブーンはベッドから垂直落下して腰を強かに打ちつけた。

(;@ω@)「!?っくうううううう・・・」

(;^ω^)「・・いってててて・・・ 今のは何なんだお?」

くしゃくしゃの髪をかきながらブーンは立ち上がる。

ドアを開けて2階の廊下に出ると、明かりをつけて脇のドアの前に立った。

( ^ω^)「コンコンっと・・・おーい、ツン?」

ガチャ

ξ゚听)ξ「あ、お兄ちゃん・・・お兄ちゃんも今の音で目が覚めちゃったの?こわかったねー。」

(;^ω^)「うむ、だいぶ凄かったなぁ・・・兄ちゃんベッドから落ちてヒドい思いしたお」

ξ*゚听)ξ「あはは、だいじょぶ?」

(*^ω^)「はは・・・それにしても外で何か起きたのかお?ちょっと兄ちゃん見てくるお」

55 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/05/21(日) 20:53:07.96 ID:CC75d5U/0 BE:?
ξ゚听)ξ「あ、だったら・・・ちょっと待ってて」

( ^ω^)「?」

ガサゴソ ゴソゴソガサ

ツンは部屋の隅のクローゼットを開け、しゃがんで下の大きな箱を探る。

ゴソゴソガサッ

ξ゚听)ξ「・・・だいぶ奥にあったなぁ・・・はい、これ」

ツンが渡したのはボロボロに使い古されたバットだった。

( ^ω^)「これは・・・」

ξ゚听)ξ「お兄ちゃんがもっと小さい頃使ってたバットだよ 古くなっちゃったからツンの部屋においてあったんだけど」

ξ゚听)ξ「最近犬さんとか鳥さんがなんだか暴れてるから・・・身を守るのに使うといいんじゃない?」

( ^ω^)「使ってた記憶はないけどthxだお!」

57 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/05/21(日) 20:53:55.11 ID:CC75d5U/0 BE:?
その場で手触りを確かめてみると、確かに懐かしい感じがするような気が。

ξ゚听)ξ「さて、このまま夜更かししちゃおうかなっ。目が覚めちゃった。」

( ^ω^)「それはいかんお!!はよ寝るお!兄ちゃんとして命ずる!」

ξ゚听)ξ「ぶすー・・・。はいはい、わかりましたよーだ。」

ほほを膨らませたツンにおやすみを言ってから、ブーンは部屋を出た。


階段を下りて1階に出ると、すでに明かりはつけられていた。

ペットの犬の荒巻とブーンのママも、もう目を覚ましているようだ。

( ^ω^)「ママぁ、おいすー。」

J( 'ー`)し 「あ、ブーン!おいすー。 大丈夫だったの?」

( ^ω^)「そこは僕、おkだったお(頭打ったけど)」

J( 'ー`)し「全くなーんだったのかしらね、あの音!」

J( '-`)し「ねえブーn・・・?・・・」

訝しげにブーンを見つめるママ。

59 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/05/21(日) 20:54:25.08 ID:CC75d5U/0 BE:?
(;^ω^)「・・・なんだお?」

J( '-`)し「ブーン、あなたちっとも怖がってないみたいね。」

J( '-`)し「まさか外へ様子を見に行きたいなんていうんじゃないでしょうね?」

(;^ω^)「ギックウー」

ここらへんは伊達に十年ママをやっていない。

(;^ω^)「え、えっと・・あのー・・・(ヤバイお 怒られるお)」

J( 'ー`)し「・・・・・・わかったわ。」

(;^ω^)「え・・・」

J( 'ー`)し「ママが止めても部屋を抜け出して見に行くんでしょうから、せめてちゃんと着替えていってらっしゃい。」

(;^ω^)「・・・あ。・・・忘れてたお。」

J(*'ー`)し「クスクス・・・」

( ////)「わ、笑う事ないお!!1」

そう言うとブーンはドタドタと階段を駆け上って行った。

60 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/05/21(日) 20:55:03.26 ID:CC75d5U/0 BE:?
J( 'ー`)し「ま、あの子ならだいじょぶでしょ・・・」


/ ,' 3  `「(イヌもヒトも夜は寝るもんだぜ・・・寝ろよ)」

荒巻の発言には誰も気付かなかった。


( ^ω^)「んしょっ、んしょ・・・」

(*^ω^)「よーし、準備完了だお!!」

紫と黄のボーダーTシャツ、紺の短パン、赤いスニーカー、そして真っ赤な紫つばの帽子と、馴染みのセットを身にまとい、気分は意気揚々のようだ。

( ^ω^)「おっとと、これも忘れちゃいけないお」

ひまわりより黄色いリュックをしょって、これでほんとに準備完了。


ドン!ドン!ドン! 

突如階下からけたたましい音が鳴り響く。

(;^ω^)「お?」

ドンドドドンドン! ドンドン!

こんな夜中なのに、何の音なんだろうか?

ブーンは急いで下へ降りた。

61 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/05/21(日) 20:55:55.28 ID:CC75d5U/0 BE:?
(;^ω^)「いったいどしたんだお?」

J( '-`)し「こんな時間に誰かがドアをノックしてるみたい。 ブーン!出てちょうだい!」

( ^ω^)「ラジャーだお。」

ガチャ

ズドドドドドド

(;^ω^)「うおおおおお!?」

ドアを開けると、めちゃくちゃに取り乱したピザが現れた。

(∵;゚∀゚∵)「た た たた 大変なんだよ!」

(∵;゚∀゚∵)「なにがってなにがじゃないよ。あの隕石の落ちた所につーをつれてったらさ」

(∵ ゚∀゚∵)「あ おばさんこんばんは。いつも綺麗ですね へへへ。」

(∵;゚∀゚∵)「えーと つまりつーをつれてったらさ 隕石のそばで取締りしてた警察はマッチョ団が暴れてるからってそっちへ行っちゃってて・・・」

(∵;゚∀゚∵)「だからつーがいなくなっちまったんだよ。警察が悪いんだよ。おれは悪くなくってさ。」

(∵;゚∀゚∵)「でもとーちゃんが帰ってきたらおれが怒られるだろ。ケツ叩き100回だ。」

(∵ ゚∀゚∵)「だからさ、いっしょにつーを探しに行ってくれるだろ?親友だってことでさあ。」

62 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/05/21(日) 20:57:23.62 ID:CC75d5U/0 BE:?
(;^ω^)「・・・」

J(;'-`)し「・・・」

/ ,' 3  `「(・・・)」

今、怒涛の早口で諸事情を話し終えたこのピザの名前はアヒャ。
吊りズボンを愛用するブーンのピザ親友である。
ブーンの家のすぐ隣に住んでいる。

(;^ω^)「・・・もちっと丁寧にお願いするお。隕石って言ったお・・・?」

(∵ ゚∀゚∵)「ん?ブーンはまだ知らないのか。遅れてるな。」

(∵ ゚∀゚∵)「裏山に隕石が落ちたんだよ。ドッカーンと。地震凄かったろ?」

( ^ω^)「隕石・・・だったのかお。」

いまいちピンとこないようだ。
アヒャは咳払いをしてからもう一度言い直す。

(∵ ゚∀゚∵)「・・・おれとつーの二人でその隕石を見物にいったんだけど、最初ヴィポネス警察が通してくれなくってさ・・・」

(∵ ゚∀゚∵)「ごたごたしてるうちにつーがいなくなって・・・そういうわけで、」

(∵;゚∀゚∵)「とーちゃんが帰ってくる前に早く!頼む!」

63 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/05/21(日) 20:58:21.24 ID:CC75d5U/0 BE:?
( ^ω^)「そこんとこは僕もちょうど外に行くとこだったし、モウマンタイだお。探しに行くお。」

(∵ ゚∀゚∵)「よし・・・行くぞっ!」

と、その時。

J( 'ー`)し「ちょいとおまち」

( ^ω^)「お?」

振り返ると、ママンは腕を組んで誇らしそうにしていた。

J( 'ー`)し「話は分かったわ。頼りにならないイヌだけど、荒巻を連れて行きなさい。念のためね」

/ ,' 3  `「(ちょ・・・勝手に決めるなよな・・・)」

J( 'ー`)し「よその人はなんていうか知らないけど、ママの目にはとっても頼もしく見えるわ、ブーンちゃん。」


64 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/05/21(日) 20:58:57.45 ID:CC75d5U/0 BE:?
J(*'ー`)し「ファ・イ・ト♪」チュッ

(*^ω^)「ちょwwwwww照れるおママwwww」

そこへ、ツンが二階から降りてきた。

ξ゚听)ξ「ふあ・・・お兄ちゃん?」

( ^ω^)「ツン!寝てろって言ったお!」

ξ゚听)ξ「あれだけのノックだもん、ますます目が冴えちゃったのよ!・・・で、」

ξ゚听)ξ「こんな時間に動いたらお腹空いちゃうだろーから、はいこれ」

ブーンはクッキー(お手製)を手に入れた。

ξ゚听)ξ「アヒャお兄ちゃんも居るみたいだし、ちょうどいいみたいだね。」

と、ツンが視線をアヒャへ向けるが、

(∵ ゚∀゚∵)「・・・」

( ^ω^)「・・・アヒャ、どうかしたかお?」

(∵;゚∀゚∵)「へ!? ・・・あ、いや・・・」

(∵ ゚∀゚∵)「家族っていいよな・・・なんて思ったりなんかしたりして」

( ^ω^)「・・・?」

65 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/05/21(日) 20:59:41.75 ID:CC75d5U/0 BE:?
( ^ω^)「んじゃ行ってくるお!」

大きな声を出して外に出る。
夜の空気はひんやりしていて、なんだかこそばゆい。

(*^ω^)「うひょひょ、なんかwkwkするお。」

ブーンの家はヴィポネスのはずれの丘の上に立っている。
町の全貌を眼下に見ることのできる、格別な土地だ。
隕石が落ちたと言う裏山には、ブーンとアヒャは二人でしょっちゅう遊びに行っていた。

(∵;゚∀゚∵)「早いとこ行こう・・・俺おまえんち行く途中でヘビに睨まれりなんだりでさんざんだったんだ」

( ^ω^)「どんとこいだお!ブーンはんなもんへっちゃらだお!」

/ ,' 3  `「(マンドクセ)」


二人(と一匹)は崖沿いの林道を進んでいった。

( 蛇)「シャアアアアー」

( ^ω^)「お、出たなまきヘビ!てい!とうっ!」

(∵ ゚∀゚∵)「俺はこの木の陰で影ながら応援するぜ」

/ ,' 3  `「(戦えよチキン)」

66 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/05/21(日) 21:00:56.03 ID:CC75d5U/0 BE:?
( カラス)「アホウアホウ」

(;^ω^)「カラスがグラサンかけてるお・・・不良はよくないお。」

/ ,' 3  `「(うぜえなこのトリ・・・噛んでやる)ガブリッガブリ」

(∵ ゚∀゚∵)「アイトーアイトー」


一人と一匹は動物たちを追い払い、勇猛果敢に進んでいった。

(∵ ゚∀゚∵)「クッキーうめえwww」

/ ,' 3  `「(うめえwww てかお前は食うなよピザ)」

(;^ω^)「あっ、いつの間に僕から取ったんだお・・・抜け目ないお」

67 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/05/21(日) 21:04:08.40 ID:CC75d5U/0 BE:?
(;^ω^)「一番すりむいてるのは僕なんだお・・・ぷんすか」

そう呟いて傷に手をあてるブーン。

パアアアア

(;^ω^)「!??」

手から光が出たように思えて、ブーンは手を離す。すると、

(;^ω^)「あれ・・・?傷なかったっけ・・・?」

すりむいた傷口は跡形もなくなっていた。

(;^ω^)「・・・?・・・・・・・??」

( ^ω^)「まあどうでもいいお!」

68 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/05/21(日) 21:04:29.99 ID:CC75d5U/0 BE:?
進むうちに山の頂上のそばにある小屋が見えてきた。
小屋の前には二人とも顔なじみの男がいた。

( ^ω^)「あ、アサピーさんこんばんわだお」

(∵ ゚∀゚∵)「ばんわー」

この男、アサピーは家の前にクドいほどでかい看板を立ててまでトレジャーハンターなどと名乗っているが、ここではあまり物語進行に関係ないのではしょっておく。

(-@∀@)「やあ、こんばんは こんな夜更けにどしたんだい?」

(∵;゚∀゚∵)「ウチの妹がさぁ・・・ゴニョゴニョ」

(-@∀@)「ああ、それなら上の方に小さい子供がいたからそれじゃないかな。」

(-@∀@)「でも俺は忙しくてさ、かまってられなかったんだな。」

(-@∀@)「なにせ忙しいから・・・俺って人間はやるときゃやる男だけどね。うん。」

(-@∀@)「こないだなんか張り切ってたらキムチ掘り当てちゃってさぁ・・・土まみれだったけど美味いのなんのったら無かったよ・・・   ?」」

気付いた時には少年たちの姿は無かった。

(-@∀@)「テラサビシス」

69 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/05/21(日) 21:05:10.87 ID:CC75d5U/0 BE:?
二人と一匹は頂上にたどり着いた。

(;^ω^)「・・・!」

(∵ ゚∀゚∵)「な、すげえだろ」

頂上には少し広い平らなスペースがあり、二人のベストプレイスになっていた。

そのベストプレイスに、今赤々と熱を発している隕石がある。

周りにそこそこの大きさのクレーターを作り、わずかに湯気を出し続けているその様は好奇心をそそられるものだ。

(;^ω^)「ほへぇ〜〜・・・いやあなんともはや・・・」

しかし、荒巻の反応はブーンのそれとは異なるものだった。

/;,' 3  `「(!!!こんな怖いとこだと知ってたら・・・俺は来なかった! 帰る!!1」

タッタッタッタ・・・

(;^ω^)「あれれ〜!?荒巻がいっちゃうよぉ〜?おーい!・・・」

すぐに荒巻は見えなくなった。

70 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/05/21(日) 21:05:41.41 ID:CC75d5U/0 BE:?
(∵ ゚∀゚∵)「今はイヌのことよりつーだ! ・・と、いたいた」

隕石より少し離れた木陰に、つーは寄りかかるようにして寝ていた。

(∵ ゚∀゚∵)「寝てやがる・・・おいつー!朝だぞ!じゃなかった、夜だぞ!おい!」

アヒャはつーの前に立ち肩を揺さぶる。

(*-∀-)「んー?・・・」

(*゚∀゚)「・・・」

目を開けたつーは、物も言わず物凄い勢いで立ち上がると同時に飛び膝蹴りを放った。

ガゴォッッッッ

(∵ )@Д@∵)「あべしっ!!!!1」

(*゚∀゚)「兄貴てめえ!」

71 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/05/21(日) 21:06:19.41 ID:CC75d5U/0 BE:?
(∵;)゚∀゚∵)「なんだよつー!俺が何かしたかよ!」

(*゚∀゚)「兄貴が怖がっていなくなっちゃったからずいぶん探してたんだぜ?」

(;^ω^)「え・・・?」

なんだか話が違う。
  _, ,_
(;^ω^)「アヒャ・・・もしかして・・・」

(∵;)゚∀゚∵)「え・・・いや・・・違う・・・違うぞ!違うんだからな!断じて!ほんとに!」

(*゚∀゚)「・・・まあ無事でよかったよ。早く家に帰ろうぜ。親も心配してるぞ。」

(∵;)゚∀゚∵)「おまえも決め付けるなって!」

それには答えず、下に下る道に向かいながらつーは背伸びをしている。

(*゚∀゚)「全くどっちが兄貴だかわかりゃしないよ。」

(∵#゚∀゚∵)「ぐぐう・・・」

72 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/05/21(日) 21:06:51.53 ID:CC75d5U/0 BE:?
アヒャは怒りをこらえていたがしばらくしてうなだれ、こう言った。

(∵ ;∀;∵)「同じ妹でもおまえのとは女らしさが違うよな・・・とっかえてくれないか?」

(;^ω^)「いやだお」

それ以前に今のはどうみてもアヒャが悪かった、という事は胸のうちに秘め、ブーンも隕石を眺めながら帰路につこうとした、その時だった。


(∵ ゚∀゚∵)「おい・・・ブーンブーンっていうカブト虫が飛んでるような音が聞こえないか・・・?」

( ^ω^)「僕には聞こえないお?」

(∵ ゚∀゚∵)「聞こえろよォ!」

その瞬間。

ピッカアアアアアアア

(;^ω^)「うおぅ!?」

(∵;゚∀゚∵)「な、なんだあ?」

(*゚∀゚)「どうした・・・んん!?」

急に隕石から上空へまばゆいばかりの閃光が伸びたのだ。

73 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/05/21(日) 21:07:22.19 ID:CC75d5U/0 BE:?
(;^ω^)「やっぱりこの隕石・・・なにかあったのかお!」

三人が動くのを忘れているうちに、その光の中から点があらわれた。
耳障りなブーンブーンという音ともに。

(∵;゚∀゚∵)「アッー!この音か!」

そしてその点は三人の眼前にゆっくりと近づいて、いきなりしゃべり始めた。

・「わしはカブト虫   ではない!」

・「十年後の未来からやってきた者   じゃ!」

(;゚∀゚)「・・・(ハエじゃん)」

三人ともその場に唖然としてただ立ち止まっている。

・「ときにそこの帽子の少年!」

(;^ω^)「ひゃ、ひゃい!?」

74 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/05/21(日) 21:07:58.18 ID:CC75d5U/0 BE:?
・「単刀直入に言えば・・・」

・「あんたは・・・世界を救う少年なの   じゃ!!」



(;^ω^)「・・・」







( ^ω^ )




( ^ω^)ブーンは世界を救う超能力少年のようです

プロローグ「未来からの訪問バエ」

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