412 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/05/22(月) 15:32:42.13 ID:K2NePiOB0
( ^ω^)「最近おかしいんだ」

学校から帰り道、幼馴染のツンに向かってぽつりと呟いた。

ξ゚听)ξ「はいはい、あんたはいつもおかしいわよ」
( ^ω^)「そうだけど、そうじゃなくて!!」

確かに彼女はいつも僕のことをおかしいという。
でもこのおかしさはそんなちゃちな物じゃなくて・・・。

( ^ω^)「なあツン、教えてほしいお」
ξ゚听)ξ「は?テストならもう終わったでしょ?」
( ^ω^)「今、空はどんな色をしているんだお?」

彼女は怪訝そうな顔をして上を向き、

ξ゚听)ξ「曇ってるから、灰色でしょ?」

上を向いたままそう言った。

413 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/05/22(月) 15:42:11.10 ID:K2NePiOB0
(;^ω^)「・・・・・・・・・・・・・・・やっぱり」
ξ゚听)ξ「え?あたしなんか変なこと言った?」
( ´ω`)「・・・・・・僕には、とても怖く見えるんだお」

何かが終わったような。
壊れたような。
いなくなったような。

( ´ω`)「最近は、カーチャンの育ててる野菜も灰色で・・・・・・」
ξ゚听)ξ「どういうことなの?」
( ´ω`)「僕はきっと変なんだお」
ξ゚听)ξ「そんなわけないでしょ!」
( ^ω^)「・・・・・・・・・・・・」
ξ゚听)ξ「ブーン?」
( ^ω^)「そうだお、僕は全然変じゃないお!!」
ξ゚听)ξ「でも・・・一応お医者さんいかない?」
( ^ω^)「何言ってるんだおwwwwwww必要ナッシングwwwwwwwwwwwww」
ξ゚听)ξ「いいのかなぁ・・・・・・」
( ^ω^)「最近ブロッコリーとカリフラワーの区別もつかないけど大丈夫だおwwwwwwwwwwww」

そう、赤い空、灰色の景色、
見えない人の顔。
僕は全く変ではない。


END
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