220 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/05/21(日) 11:30:38.81 ID:OyoIqPxgO
うーむ…対比に失敗してシュールになっちまった



―アルビノエゴイスティック―


エゴイスティックに生きてきた。

( ^ω^)「僕は病気なんだから、仕方無いお」

日の光に弱いから。

( ^ω^)「仕方無いんだお」

J(^ω^)し「ブーン…
       無理にとは言わないけど、少しは外に…」

( ^ω^)「うるさい!母さんはあっち行ってろお!!」

J(^ω^)し「あぁ、ブーン……」

221 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/05/21(日) 11:31:27.85 ID:OyoIqPxgO
言い訳だって、分かってた。
親のせいにして、引きこもる。
苛立つのは、そんな僕自身に対して。

( ^ω^)「はぁ…この先僕はどうなるんだろお?」

真っ白な僕は、中身も真っ白。

222 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/05/21(日) 11:32:22.81 ID:OyoIqPxgO
(´・ω・`)「やぁ」

そんな僕に、真っ黒なモノを見せた人。
いや、正確には人じゃなくて、

( ^ω^)「あなたは…誰だお?」

(´・ω・`)「死神なんだ、すまない」

神様。

(´・ω・`)「もうすぐなんだ。
      悔いを残すと、命は刈れない決まり…」

( ^ω^)「そうですかお。
      最後か…
      やり残した事と言えば、外に出てみたいお」

(´・ω・`)「そうか」

二つ返事で、神様は僕を連れ出す。
黒い、あの場所に。

223 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/05/21(日) 11:33:47.37 ID:OyoIqPxgO
初めての日の光は、暗かった。

('A`)「何こいつwwwwwwww
    肌白いwwwwwwww」

ξ゚听)ξ「きめぇwwwwwwww」

高い木は、影を作る。

( ´ω`)「やっぱり、出なきゃ良かったお」

(´・ω・`)「…もう、悔いは無いね」

( ´ω`)「…はい」

エゴイスティックな僕の最期は、他人のエゴで

(´・ω・`)「では…」

J(^ω^)し「さよなら、ブーン」

(;^ω^)「母さん?」

ズバッ

( ;ω;)「母さーーん!!」


止められて。

224 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/05/21(日) 11:34:35.37 ID:OyoIqPxgO
真っ白な僕に、真っ黒な後悔。

( ´ω`)「母さん…何故…」

(´・ω・`)「心労、だよ」

( ´ω`)「僕のせいで…」

(´・ω・`)「では、また。      悔いがあると、刈れないからな」

日の光で、
僕は、黒くなった。

('A`)「お、こいつ肌普通になってんじゃん」

ξ゚听)ξ「ホントだ」

( ´ω`)「…うるさい」

もう、木は影を作ってくれない。

( ゚ω゚)「眩しすぎるお!」


―終―
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