582 ツンインポ New! 2006/08/22(火) 18:46:53.17 ID:yY5byA/N0
 人通りも疎らな朝の住宅街に二人の学生が歩いていた。名前をクーとツンといい、その整った
容姿で学校でも人気の二人組である。しかし、今日のツンはどこか冴えない表情をしており、
とても人を寄せ付ける力が在るようには見えなかった。

川 ゚ -゚)「どうした? その……それ、いつものお前らしくないな」
ξ;゚听)ξ「え? ……うん。その……」

歯切れの悪いツンの返事にクーはやはり何かあったのだと感じ、更にツンを問い詰める。

川 ゚ -゚)「何かあったのなら言ってみろ。お前とも長い付き合いなんだ」
ξ;゚听)ξ「う、うん……実は――」
( ^ω^)「ブーンwwwwwwww」
('A`;)「はぁ……はぁ……ブーン、待っ……」

ツンが何かを言おうとした瞬間に、ブーンが俊足でツンの横をすれ違って行った。それに遅れて
ドクオも走り過ぎていったが、服はヨレヨレで顔は真っ青になっていて、本当に学校に着くか
どうかも心配なほどだった。そんな二人の所為で会話が途切れてしまい、なんとなく改めて
言うのも気恥ずかしくなり、ツンはズボンに付いた土埃を軽く払うと笑顔を作り、一言クーに
「なんでもない」と言うと何かを言いたそうなクーに構う事無く歩き出した。

583 ツンインポ New! 2006/08/22(火) 18:47:52.33 ID:yY5byA/N0
 学校に着くといつものように何人かの生徒に囲まれ、しつこい位の挨拶を受けたがツンは
いつものように話をするでもなく、適当に返事をして早々と席についた。いつもなら食い
下がってくる連中も今日は何故か大人しく引き下がってくれた。

ξ゚听)ξ「はぁ……」
( ^ω^)「お? なんか今日はツンにしては覇気が無いお。もっと元気出すお」
ξ゚听)ξ「そういうアンタは、いつものように服が乱れてるわよ」
(*^ω^)「いやーん、エッチー」
ξ゚听)ξ「……はぁ」
( ^ω^)「……なんか本当に元気ないお」

そうだ確かに元気がない、ツンはブーンの言葉を使って自分を皮肉った。いつもなら座っている
だけで元気になるというのにここ最近ずっとそうだ。AVを見ても頭は興奮するのに体がついて
こないのだ。もう自分は子供を残すことが出来なくなってしまったのかも知れない。そう考えて、
また一人深い暗闇に底に沈んでいく。

( ^ω^)「ツン、ところでその股間のチャックからはみ出してるソーセージはなんだお?」
ξ゚听)ξ「え?」

見ると、比喩などではなく本当に股間からピンク色をした魚肉ソーセージがだらりとぶら下がっていた。

ξ゚听)ξ「あぁ、そっか。道理で」
ξ;゚听)ξ「何が道理でなのよ!」

叫んだ瞬間場面は急に変化し、いつの間にか自室になっていた。体中にしっとりと汗を掻いており
自分が今まで見ていたのが悪夢だったのだとそこで初めて気が付いた。

ξ;゚听)ξ「夢オチ使うとか……サイテー」

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