747 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage New! 2006/08/20(日) 13:42:23.36 ID:HPU90GBO0
チリリン…

夏の夜風に吹かれ、風鈴が揺れる。

窓際につけられた風鈴は夜風に吹かれ、

熱帯夜にもなんとなく涼みを与えてくれるような気がする。

ξ゚听)ξ「ふぅ…今日も暑いわね…」

ξ゚听)ξ「あいつらが来るのは…あと15分くらいかな」

壁の時計は、6時45分を指している。

チリリン…

夜風に吹かれてツンの髪も揺れ、ツンの金色の髪が風になびく。

この金色の髪にも、色々と思い出がある。

748 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage New! 2006/08/20(日) 13:43:05.01 ID:HPU90GBO0
昔から、私は友達がいなかった。

この性格のせいで、人からは敬遠されがちだった。

いつしか学校のクラスから忘れられがちになっていき、私は目立たなくなっていった。

目立ちたい…いや、人に気づかれたい…その一心で、髪を染めた。

しかし、結果私は女DQN達にいじめられるようになってしまった。

ξ゚听)ξ「な、なにすんのよ!」

DQN A「アンタ髪染めたの?」

DQN B「あたし達の仲間になりたいってこと?」

ξ゚听)ξ「だれがアンタ達の仲間になんか…」

DQN C「残念だけどアンタなんかお断りよwwww」

ξ゚听)ξ「痛いっ!」

( ^ω^)「なにやってるんだお!」

749 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage New! 2006/08/20(日) 13:43:35.93 ID:HPU90GBO0
これが、ブーンとの出会いだった。

そのうち、友達も増えていき…

('A`)

(´・ω・`)

今に至る。

もしかしたら、あの時DQN達にいじめられなかったらブーンたちに会えなかったかもしれない。

少し、DQN達に感謝もしている。

さて、そろそろあいつらの来る時間だ…

ピンポーン

インターホンが鳴った。

750 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage New! 2006/08/20(日) 13:44:06.55 ID:HPU90GBO0
ξ゚听)ξ「来たわね…」

( ^ω^)「おじゃまするお!」

('A`)「酒買ってきたぞー」

(´・ω・`)「やぁ。久しぶりだね。」

ξ゚听)ξ「相変わらず汚い服ねぇ…」

( ^ω^)「何言ってんだお!今日洗濯したばっかりだお!」

('A`)「ダサイってことじゃないのか?」

ξ゚听)ξ「ご名答」

(´・ω・`)「さて、早く呑もうじゃないか。」

ξ゚ー゚)ξ「フフ…」

今日は楽しい夜になりそうだ…


チリリン…

そう思うと、夜風がそっと頬をなでた。


おしまい

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