265 軋シンダガラクタノ音 New! 2006/08/11(金) 20:50:21.47 ID:F/qZ0veUO
題;鏡+ξ*;;)ξ「もう大丈夫だから…安心して?」


何もない部屋に少年が一人
( ゚∀゚)「…」
暗くなっているのにカーテンを閉めようともしない
ただ、虚ろな目で空を見つめている

ガチャっ

やがて、扉が開いた

ξ゚听)ξ「…ご飯よ」

巻き髪の女性が食事を持ってきた。そんなに少年と年は離れてなさそうだから姉だろうか。

( ゚∀゚)「…ツン姉さn」

ガチャ


少年が何か言おうとしたが、ツンは出ていってしまった。


( -∀-)「…」


こんな生活が始まったのは三年前からだった


266 軋シンダガラクタノ音 New! 2006/08/11(金) 20:51:58.80 ID:F/qZ0veUO
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昔は父親と母親と姉の4人家族で何不自由なく暮らしていた

が、ある時母親が男を作り出ていってしまった。

それを機に優しかった父親は豹変し、酒ばかり飲む様になった。

(´・ω・`)「お前はあの女そっくりだ・・憎たらしいぐらいにな」


少年――ジョルジュを虐待する様になった
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毎日殴られ蹴られて生きるのに必死だった


(; ∀ )「ぁ゙あ・・」

ξ;;)ξ「父さん・・もうやめて」
何時ものように耐えていたらいつも黙っていた姉貴が庇ってくれた。


部屋に戻され、暫くすると姉貴が入ってきて俺を抱き締めた

ξ*;;)ξ「もう大丈夫だから…安心して?」

( ;∀;)「姉さん…」

267 軋シンダガラクタノ音 New! 2006/08/11(金) 20:53:07.16 ID:F/qZ0veUO
姉さんは暖かくて、母さんに抱き締められたみたいに安心できた。
ξ*;;)ξ「父さんは死んだから…大丈夫よ」


( ∀ )「…え?」


この人は今なんて言った?俺の耳がおかしいのか?

鏡を通して廊下を見ると
――人とは言えない肉塊の血の水溜まりが目にはいった


ξ*;ー;)ξ「モウ大丈夫ダカラ…ネ」


――その瞬間俺の全てが軋ンダガラクタノ様な音と共にくだけ散った

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