447 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/08/04(金) 18:17:48.96 ID:6OJQXRZq0
ξ゚听)ξ「・・・ここがアナタの拠点なのはわかってるわよ」

深夜。
とある港の廃倉庫に、周りのふいんきにそぐわない華奢な少女が入ってきた。
少女の声が辺りに反響し、やがて消えると、音も無く、ずっと前からそこにいたように、男が現れた。
スマートな体型だが、どこか醜さが感じられる風貌。

('A`)「やかましいな。この俺の静かな場所が台無しだ」

ξ゚听)ξ「それは謝るわ。・・・まあ、それはそれとして」

言葉を切ると、少女―――ツンは懐からテープレコーダーを取り出す。
そして、再生しだした。

('A`)「・・・」

男―――ドクオは目を瞑って聞き入っている。
再生が終わると目を開け、特に感慨も無い様子で尋ねた。

('A`)「・・・どこでこの情報を?」

ξ゚听)ξ「答える必要は無い」


448 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/08/04(金) 18:18:32.55 ID:6OJQXRZq0
少しの間が空いた後、ツンは喋りだした。

ξ゚听)ξ「1090件・・・」

('A`)「?」

ξ゚听)ξ「あなたのお風呂を覗いた回数よ。・・・はっきりいって異常ね」

('A`)「まだ1090ぽっちか。もっと覗いたような気もするが」

ξ゚听)ξ「しかも、犯行現場の浴室の壁には全てタンパク質・・・ザーメンを残しているそうじゃない」

('A`)「それがどうした」

ため息をつき、腰を落とす。
そして顔を上げ、ドクオを透き通るような瞳で見据えると、ツンは言い放つ。

ξ゚听)ξ「ヘドが出るわ」

やれやれというような顔をし、ドクオも構えをとる。

('A`)「・・・お前、俺の事はそれ以上調べてあるのか?」

ξ゚听)ξ「不要」

449 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/08/04(金) 18:19:09.30 ID:6OJQXRZq0
('A`)「・・・」


('∀`)

ξ゚听)ξ「!?」

先ほどまでの仏頂面からは考えられないほどの醜悪な笑顔を垣間見せたかと思うと、ドクオは一瞬にして姿を消した。
倉庫内に恐ろしいまでの静寂が戻る。
やがてその静寂を打ち破るように、馬鹿でかい声が響き渡った。

『はははははは!見たか!いや、正確には「見えない」というのが正しいな』

『お前には見えも聞こえも感じもしないだろうが、今俺はこの倉庫の中を縦横無尽に駆け巡っている!』

『幼少よりピンポンダッシュを繰り返す事一万回・・・反復横飛びを繰り返す事一億回!俺の脚はコンマ一秒にして地を十回は蹴る事ができるようになった!』

『そして体得したこの無音の超高速走行術!大気を裂き、剃るようにして駆けることから・・・「剃」と名づけた!』

『1090件の覗きも、この体技があるからこそ成せた業だ!さあこのナイフで切り刻まれろ!』

ドクオは見えない体躯を持て余しながら徐々にツンとの距離を縮めていく。

450 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/08/04(金) 18:19:49.41 ID:6OJQXRZq0
ξ--)ξ「・・・よくもまあベラベラベラベラベラベラと」

『死ねぃ!』

ナイフの切っ先がツンに触れた、その刹那。
本当にごくわずかなその一瞬。
つかまれた。
ドクオの体はツンの腕を軸にして大きく回転し、地面に轟音とともに叩きつけられた。
砕けたコンクリートが辺りに飛び散る。

(;'A`)「がはあああああ!」

仰向けに大の字にされ、吐血するドクオ。

ξ゚听)ξ「おごれる平氏は久しからず・・・Do you understand?」

(;'A`)「が・・・何故だ・・・何故・・・ぐ!」

言葉を遮るように、ツンは頬の傷をいとわずドクオの体に馬乗りになる。

(;'A`)「(くそ・・・!殺られる・・・ここまでか!)」


452 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/08/04(金) 18:20:18.56 ID:6OJQXRZq0
ξ゚听)ξ「さて・・・と」

ジイイィィィィィ

(;'A`)「・・・!?」

パクッ

('A`)「!!あああ!あはあ!」

チュパ・・・ピチョピチョ・・・ンクンク

(*'A`)「な、何のつもりだ・・・ああん!」

シュッシュッシュッ・・・

(*'A`)「おっおっおっおっ」

シュシュシュシュシュシュシュ

(*'A`)「あふう!うう!出る!出るう!」

ゴギャッ

453 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/08/04(金) 18:21:06.06 ID:6OJQXRZq0
小気味よい音が響いた。

(;'A。)「―――――――――」

文章にできないほどの悲鳴、いや奇声を上げ、ドクオはツンをはねのけ後方へ下がった。
痛々しくチンコが曲がっている。

ξ゚听)ξ「少しくわえられただけで意識トンじゃうなんて・・・童貞?」

(;'A。)「―――何・・・こんな・・・真似・・・」

ξ゚听)ξ「あんたがこの先、性犯罪者にならないための予防よ。・・・私、刃物は持ってないから、おっきさせてから殴るなり蹴るなりでヘシ折らないといけないし」

何の臆面も無く口にする。

ξ゚听)ξ「・・・さて、さっきの様子だとあんたのおっきは当分収まらない・・・中途半端に曲げちゃってごめんね。今度は根元からもいであげる」

腰を落とし、古流武術のような構えをとっていくツン。
首を勢いよく振り、ドクオは意識を正す。

(;'A。)「ぐ・・・狙い撃ちするつもりか・・・?しかし残念だな・・・先ほどの『剃』には、ほんの小手調べ程度の力しか出していなかったんだぞ」

(;'∀。)「そんな構えをとっても避けるスキを与えるだけだ・・・」

ドクオの言葉を最後に、会話はプッツリと途切れた。
睨み合い動かない二人を、ひやりとした倉庫の空気が撫でる。

454 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/08/04(金) 18:21:41.79 ID:6OJQXRZq0
やがて耐えかねたのか、ドクオは叫んだ。

('A。)「・・・来い!」

ξ゚听)ξ「ツンツンのォォォォォオオオ」

('A。)「『剃』!」

ξ#゚听)ξ「JETエルボォォォォオオオ!!」

グワラゴワガギーン。
形容するならそんな感じだったのであろう。
過程は、無かった。
ツンの肘鉄がドクオのチンコを断ち、コンクリートの床に落とす。
その結果だけが残ったような幕切れだった。


ξ゚听)ξ「何が無音の超走行術よ・・・聞いて呆れるわ。止まってたようなもんじゃない」

(.∀。)

ξ゚听)ξ「1090件とは言え全て覗き・・・殺す必要はなさそうね」

ξ゚听)ξ「・・・この世界には強い奴なんていないのかしら」

それだけ呟くと、泡を吹いているドクオを引きずり、彼女は外の夜の闇に溶け込んでいった。
次はどこで、誰と闘うのであろうか・・・
それは誰も知らない。
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