21 1/6 New! 2006/07/30(日) 15:42:25.64 ID:TYgT3IgK0
川д川貞子が魔女っこになりたいようです


 私は貞子! 花も恥らう十六歳の乙女♪

 ある日、私が街を歩いていると、小学生が道端にたむろしていました。
 横から覗き込むと、地面にふわふわした毛で覆われた生き物が横たわっています。

          _,,..,,,,_
         / ,' 3  `ヽーっ
         l   ⊃ ⌒_つ
          `'ー---‐'''''"

('A`)「見ろよこいつwwwwwwきめえwwwwwww」

 一人の子供がその生き物を指で触りました。すると、その動物は

        、ゞヾ'""''ソ;μ,
       ヾ  ,' 3    彡   ブワッ
       ミ        ミ
       彡        ミ
        /ソ,, , ,; ,;;:、ヾ`

 と膨れ上がりました。傍目に見ていると何だかよく判りません。

( ^ω^)「うはwwwwwwwテラタノシスwwwwwwwwww」

 子供達はそれが楽しいのか、何度も叩いて遊びだしました。


22 2/6 投下開始言い忘れた…… New! 2006/07/30(日) 15:43:54.09 ID:TYgT3IgK0
 言い忘れましたが、私は動物が好きです。
 動物を苛めるような奴は、誰であろうと赦してはおけません。

 「こら! 君達、その子を苛めるのはやめなさい!」

('A`)「んだとこらぁ! こちとら中学生もぶっ飛ばした最強の弟子だぞ!」

( ^ω^)「僕達の前ではひろゆきだって北斗の拳の雑魚と化すお」

('A`)「そうだそうだ! この研撫刀が目に入らねえk」


    川д川 <やめないと呪ますよ〜
     つY つ
     く/_ |〉
      ) ノ
     ξ


( A ) ゚ ゚

( ゜ω゜)

 ぎゃああああぁおばけええええぇ、

 と悲鳴を上げながら、子供達は逃げていきました。失敬な連中です。

23 3/6 New! 2006/07/30(日) 15:44:20.82 ID:TYgT3IgK0
川д川「まあいいや。それより、大丈夫?」

    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    | ありがとう、優しいお姉さん
    \
       ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄
          _,,..,,,,_
         / ,' 3  `ヽーっ
         l   ⊃ ⌒_つ
          `'ー---‐'''''"

川д川「喋った!?」

/ ,' 3 「私は荒巻スカルチノフ。この世界の神が遣わした天よりの使者なのです」


      _人人人人人人人人人人人人人人_
        >    な なんだってー!!    <
        ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
        _,,.-‐-..,,_       _,,..--v--..,_
    /     `''.v'ν Σ´        `、_,.-'""`´""ヽ
    i'   / ̄""''--i 7   | ,.イi,i,i,、 、,、 Σ          ヽ
.     !ヘ /‐- 、u.   |'     |ノ-、 ' ` `,_` | /i'i^iヘ、 ,、、   |
    |'' !゙ i.oニ'ー'〈ュニ!     iiヽ~oj.`'<_o.7 !'.__ ' ' ``_,,....、 .|
.   ,`| u       ..ゝ!     ‖  .j     (} 'o〉 `''o'ヽ |',`i
_,,..-<:::::\   (二> /      !  _`-っ  / |  7   ̄ u |i'/
. |、 \:::::\ '' /        \ '' /〃.ヽ `''⊃  , 'v>、
 !、\  \. , ̄        γ/| ̄ 〃   \二-‐' //`

24 4/6 New! 2006/07/30(日) 15:45:20.85 ID:TYgT3IgK0
/ ,' 3 「世界は荒廃し、人々の心は荒んでいます。そんな時、私はあなたに出会いました」

 非現実的な光景です。正直、かなり驚いていたのですが、次の言葉に強く反応しました。

/ ,' 3 「お礼に一つ、どんな願いでも叶えてあげましょう」

      _人人人人人人人人人人人_
        >    な なんだtt     <
        ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
        _,,.-‐-..,,_       _,,..--v--..,_
    /     `''.v'ν Σ´        `、_,.-'""`´""ヽ
    i'   / ̄""''--i 7   | ,.イi,i,i,、 、,、 Σ          ヽ
.     !ヘ /‐- 、u.   |'     |ノ-、 ' ` `,_` | /i'i^iヘ、 ,、、   |
    |'' !゙ i.oニ'ー'〈ュニ!     iiヽ~oj.`'<_o.7 !'.__ ' ' ``_,,....、 .|
.   ,`| u       ..ゝ!     ‖  .j     (} 'o〉 `''o'ヽ |',`i
_,,..-<:::::\   (二> /      !  _`-っ  / |  7   ̄ u |i'/
. |、 \:::::\ '' /        \ '' /〃.ヽ `''⊃  , 'v>、
 !、\  \. , ̄        γ/| ̄ 〃   \二-‐' //`

/ ,' 3 川д川「うぜぇ」

 しかし、何でも願いを叶えてくれるとは……感激です。動物好きで良かった!

 私には昔から、一つの夢がありました。
 大人になってしまった今では、それが叶うべくもないと諦めていましたが……今でもそれは
私の夢であり続けている――――そんな願いがあったのです。

川д川「で、では、一つだけ……」

/ ,' 3 「よろしい。何でもどうぞ」

25 5/6 New! 2006/07/30(日) 15:45:58.64 ID:TYgT3IgK0
川д川「私を 魔 女 っ こ にしてください!」

 私は勇気を出して、そう叫びました。
 思ったより滑らかに言えてよかったです。

/ ,' 3 「…………」

川д川「…………」

/ ,' 3 「…………」

川д川「…………」

    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    | そ の 顔 で?
    \
       ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄
          _,,..,,,,_
         / ;' 3  `ヽーっ
         l   ⊃ ⌒_つ
          `'ー---‐'''''"


/ ,' 3 「…………」

川д川「…………」

川#д川ビキビキ

/ ,' 3 「ちょwwwwゴメスwwwwwうはwwwやめwwwwwwアッー!」

26 6/6 New! 2006/07/30(日) 15:47:13.53 ID:TYgT3IgK0
 ファーブルスコモスルァファーブルスコモスルァファーブルスコモスルァ

 ピッ

川 ゚ -゚)「……どうした貞子。今日は学校は休みか?」

('、`*川「そうそう。連絡もなしに休むなんて、どうしたの?」

川д川「えっと、あー……急に焼肉が食べたくなって、家でちょっと」

('、`*川「えー! 貞子ばっかりズルイー!」


川д川「じゃあ、二人も来る? お肉は沢山あるよー」

('、`*川「いいの!? いくいく! クーはどうする!?」

川 ゚ -゚)「ふむ。相判させていただこう」

川д川「私のウチで待ってるから。じゃあねー」

 ピッ




 ……その後、荒巻はスタッフで美味しく頂きました。
inserted by FC2 system