168 お題:ξ゚听)ξ「カバディ!カバディ!」、石化する快感 New! 2006/08/03(木) 16:46:16.19 ID:U2z/CfpC0
歓声が競技場に響く。
いよいよやってきたんだよな、ここに。
ウォームアップを終わらせて俺らは選手控え室に戻ってくる。

(*^ω^)「ドクオ!いよいよだお!」

('A`)「あぁそうだな、いよいよか。」

(´・ω・`)「全日本・・・大会・・だね。」

ξ゚听)ξ「カバディだけどね。」

そう、俺達はカバディチーム「VIPPERS」。
え?何か月並みでイマイチだと?作者に文句言え、作者に。
それはともかくそんなツンの一言で一気に空気は沈んじまった訳だが・・・

( ゚∀゚) 「ツン、それ言うな。感動性が欠けるから。」

OK、ジョルジュ。ナイスフォロー。
彼はジョルジュ長岡このチームの中で唯一イケメンと言える存在だろう。多分。

169 お題:ξ゚听)ξ「カバディ!カバディ!」、石化する快感 New! 2006/08/03(木) 16:46:44.86 ID:U2z/CfpC0
(;^ω^)「なんか一気にやる気しなくなってきたおwww」

('A`)[・・・・マンドクセ」

(;´・ω・`)「ってちょっと!試合前にこんな空気じゃまずいでしょ!」

ξ゚听)ξ「そうね、ちょっとは気合入れなさいよ、気合。」

(:^ω^)(;'A`)(;´・ω・`)(;゚∀゚)「お 前 が 原 因 だ ろ」

ξ゚听)ξ「そういう事言ってると試合中のマネージャーの仕事放棄するわよ? 」

(:^ω^)(;'A`)(;´・ω・`)(;゚∀゚)(;^Д^)(ry「ちょwwwおまwww」

ツンはマネージャーの権限を最大限かつ狡猾に利用するから
下手に逆らえないから困る。
まぁメンバー紹介もお馴染みのメンバーだし要らないよな。
プギャーその他2人も割愛させていただく。

川 ゚ -゚) 「何で君達は遊んでいるんだ。試合の準備はいいのか?」

監督のお出ましか。彼女のお陰で俺らは全国に来れた。
恩人なんだろうな、多分。
トントン、と扉を叩く音がする。一体誰だ?

170 お題:ξ゚听)ξ「カバディ!カバディ!」、石化する快感 New! 2006/08/03(木) 16:48:25.93 ID:U2z/CfpC0
( ><)「これ、差し入れなんです。出来たら頂いて下さい」

('A`)「っていうかアンタ誰だ?」

( ><)「ふぁ、ファンの1人なんです。でで、では失礼します」

突然の訪問者は俺らに不思議な色のクッキーを渡して慌てたように去っていった。

(*^ω^)「ファンからの差し入れは初めてだおwwwさっさと食うおwww」

('A`)「能天気だな、罠だったらどうするんだよ。」

ξ゚听)ξ「あんな顔の奴が罠盛れる訳無いでしょ。私もたーべよっと」

(;゚∀゚)「ちょwww何でマネージャーが食うんだwww」

ξ゚听)ξ「あら、いいじゃない。何か問題でも?」

そう言って合気道の有段者だって事はメンバーの常識であって逆らえない。
・・全く世の中理不尽だよな、畜生。

(´・ω・`)「ツンの言う事にも一理あるね。確かにあの顔じゃ毒は盛れないと思う。」

何処が一理あるんだ、何処が。
外見で判断するなってカーチャンに言われなかったのか?

171 お題:ξ゚听)ξ「カバディ!カバディ!」、石化する快感 New! 2006/08/03(木) 16:49:22.41 ID:U2z/CfpC0
(;^Д^)「まぁ試合まで30分あるんだし、大丈夫なんじゃね?」

( ゚∀゚)「ま、俺も食うとしようかな。」

「ちょwwwテラウマスwww」
            
               「ファンには感謝しなきゃね。」
      
       「うめぇwwwwww」

様々な声が飛び交う中、俺は監督に肩を叩かれた。

川 ゚ -゚) 「ま、いいじゃないか。私達も食べよう」

(;'A`)「は・・・はぁ・・・。」

そんな訳で俺達はクッキーを完食し、意気揚々とスタジアムに向かう。

172 お題:ξ゚听)ξ「カバディ!カバディ!」、石化する快感 New! 2006/08/03(木) 16:49:45.04 ID:U2z/CfpC0
(*^ω^)「なんだか力がみwなwぎwっwてwきwたwwwwww」

(´・ω・`)「確かに全力以上の力が出せそうな気がしてきたよ」

( ゚∀゚)「良い貰いもんだったなw」

( ^Д^)「くれたアイツには感謝だな」

ξ*゚听)ξ「ラッキーだったわね、本当」

川 ゚ -゚) 「うむ。これで万全を尽くせるな。・・・ドクオ、大丈夫か?」

(;'A`)「あー大丈夫です。」

何だか嫌な予感がするのは俺だけなんだろうか。
・・・まぁそれより試合に集中しよう。

そして試合開始。
ルールは長くなるから申し訳ないがググってくれ。


173 お題:ξ゚听)ξ「カバディ!カバディ!」、石化する快感 New! 2006/08/03(木) 16:50:12.70 ID:U2z/CfpC0
( ^ω^)「カバディ、カバディ、カバディ・・・」

ブーンがひたすらそれを呟きながら相手にタッチ、相手に捕まりそうになるがギリギリ戻ってくる。
まずは1点先取。次は相手の番だ。

という具合に試合は進んでいく。
試合内容を実況するとどう考えてもgdgdになるので割愛させて頂くがね。
前半終わって30対16、こちらの優勢。
普通に行けば勝てるだろう。
どうやらあのクッキーも罠では無かったみたいで、問題ないみたいだな。
そして後半が始まる。
・・・ただでさえgdgdなのにさらにgdgdするのもアレなので結果のみで割愛させて頂くが。
結果は結局こっちが終始優勢でそのまま圧勝。1回戦は見事に勝ち抜く事が出来た。

そして、舞台は何故か俺の部屋に移る。

174 お題:ξ゚听)ξ「カバディ!カバディ!」、石化する快感 New! 2006/08/03(木) 16:50:41.18 ID:U2z/CfpC0
(*^ω^)「いやー今日は余裕だったおー」

(*´・ω・`)「だねー。明後日もこの調子でやれるといいねー」

(*゚∀゚)「アハハハ、飲め飲めー」

川 ゚ -゚) 「うむ、今日もよくやった」

ξ*゚听)ξ「ほら、プギャー。飲みなさいよ!」

(;^Д^)「いや、俺酒苦手ってうわああああ」

再び嫌な予感が襲ってくる。
その瞬間だった。

(;^ω^)「ちょwww足からだんだん石になってるおwwwヤバスwww」

「え?」

と一斉に全員がブーンの方を見た。

175 お題:ξ゚听)ξ「カバディ!カバディ!」、石化する快感 New! 2006/08/03(木) 16:51:24.36 ID:U2z/CfpC0
(*^ω^)「おーん!プテラノドーン!
       足がだんだん石化しちゃうお!
       ヤバいはずなのに、僕自体は快感を感じちゃうお!」

(;´・ω・`)「ちょっブーン!?」

(*^ω^)「ああんっ!だめだお!乳首まで石化しちゃらめぇっ!
       乳首がいじれなくなっちゃうおぉぉ!
       だめぇっ!そこはぁっ!手まで石化らめぇっ!」

(;^Д^)「ブーン!マジで大丈夫かお前!」

ξ;゚听)ξ「色んな意味でマズいでしょうね・・」

(*^ω^)「ああっ!顔まで石化しちゃうおっ!
       アナルがダイヤモンドダストしちゃうぅ!
       らめぇっ!タイガーブレイクはらm・・」

川 ゚ -゚) 「完全に石化してしまったな・・・。」

ξ;゚听)ξ「い、いやあああああああ」


176 お題:ξ゚听)ξ「カバディ!カバディ!」、石化する快感 New! 2006/08/03(木) 16:51:52.09 ID:U2z/CfpC0
ツンの叫び声が響く。
だが、叫び声を挙げたとたんに嬌声も挙げ始めた。

ξ*゚听)ξ「あぁっ!だめぇ・・・。」

(;´・ω・`)「ツンも・・・石化し始めてる・・。」

ξ///)ξ「あぁんっ・・いいよぉ・・。
      石化すごいぃ・・。」

(;゚∀゚)「おいおい・・マジか・・。」

ξ///)ξ「らめぇっらめなのぉ!
      あああああっ!」

そこまで言って、ツンも完全に石化した。
そして・・ショボも、ジョルジュも、プギャーも、クーも、その他2名も石化した。
残された俺はその場に立ち尽くす。


177 お題:ξ゚听)ξ「カバディ!カバディ!」、石化する快感 New! 2006/08/03(木) 16:52:18.93 ID:U2z/CfpC0
(;'A`)「お・・い・・マジかよ・・・。
    俺も石化・・・するんだろうな。当然。」

やっぱりあのクッキーだったか。
やられた。
でも誰に?相手チームならもっと早いはずだろう。
・・・もう考えても遅い。俺の足もだんだんと石化してきたようだ。

(*'A`)「やっやあぁらめえっ、たっ…たまぁ…!! あはぅっ!!
    そっそこいじられると…く…なるぅ…ドックンおかしくなっちゃうぅぅぅ!」

頭じゃ何でこんな事をしてるんだ、俺も本当に狂っちまったか。と考えられるのに 。
実際は嬌声を挙げて石化する快感に身を任せている。

(*'A`)「ドックン気持ちよすぎて変になっちゃうよぅ!だめぇっ・・だめぇっ!」

畜生・・畜生・・。
そう考えていた思考もそして嬌声を挙げていたその口もやがて石化し、その部屋には静寂が訪れた。

178 お題:ξ゚听)ξ「カバディ!カバディ!」、石化する快感 New! 2006/08/03(木) 16:52:49.85 ID:U2z/CfpC0
2日後、当然VIPPERSは不戦敗となる。
相手は・・あの悪夢の差し入れをした彼がいる、愛媛代表。

「作戦は上手くいったようですね。でもこれから勝てるか分かんないです><」

「勝つぽっぽ」

「作戦が上手くいった事は分かってます。
優勝候補さえ潰せば我らの勝利は決まっている事が分かってます。」

そして彼らは・・・優勝した。







と言いたいところであるのだが、負けてしまった。次の日の試合で。
石像と化してしまった彼らも少しは浮かばれるだろう、少しは。
<おしまい('A`)>

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