48 ('A`)(´･ω･｀)のモテモテ王国 New! 2006/07/25(火) 14:54:57.65 ID:z8HckUYEO

〜特別番外・地獄変〜

(´･ω･｀)「えー、今日のモテモテ作戦は」

('A`)「もういいよ。
俺達がどう頑張ってもモテっこないんだ」

(´･ω･｀)「俺『達』？
モテないのは君だけだよ。キモ面」

('A`)「……早速死ぬか？」

(´･ω･｀)「そいつはごめんだ。
――君は何故モテないと思う？」

('A`)「うーん……顔と、性格かな？
俺、暗いし」

(´･ω･｀)「うん、救いようがないね。
そんなあなたには今日の作戦、【役者】さ」

50 ('A`)(´･ω･｀)のモテモテ王国 New! 2006/07/25(火) 14:56:33.88 ID:z8HckUYEO

(;'A`)「役者か。
それなら俺の性格もごまかされるし、顔もインパクトでなんとか……」

(´･ω･｀)「そう。
役者たる者、いついかなる時も演技をして、愛しい人が怒れば大笑いをし。
愛しい人が悲しめば大笑いをし。
愛しい人が死ねば大笑いをし」

(;'A`)「そんな不謹慎な奴モテそうにないがなぁ」

五分後

（´●ω●｀）監督剣役者丸

ミ'A`)役者狩人・Ｄ

51 ('A`)(´･ω･｀)のモテモテ王国 New! 2006/07/25(火) 14:57:19.79 ID:z8HckUYEO

ミ*'A`)「……この格好は気に入った」

(´●ω●｀)「よしよし。
君は時代の涙を見る。
さぁ、これが君を更に輝かせる台本だ」

ミ*'A`)「どれどれ……」

ﾍﾟﾗ

孤独な剣士、Ｄがふらりと立ち寄った民家。
そこには心優しい老人がいた。
老人の優しさに触れ、しばしの安寧を味わうＤ。
しかしある夜、彼は妙な音で目を覚ます。
老人の正体とは。

ミ*'A`)「……いいじゃないか」

52 ('A`)(´･ω･｀)のモテモテ王国 New! 2006/07/25(火) 14:58:23.85 ID:z8HckUYEO

ﾍﾟﾗ

Ｄ「（アドリブ）」

老人「（アドリブ）」

Ｄ「（アドリブ）」

老人「（アドリブ）」

Ｄ「（アドリブ）」

ミ;'A`)「なんだ、このガラスの仮面風台本は」

(´●ω●｀)「監督は役者の自主性を尊重します」

（（（ 从'ー'从 ﾃｸﾃｸ

从'ー'从「あれれ〜？こんなところに舞台があるよぉ〜？」

(´●ω☆｀) ｷﾗｰﾝ

(´●ω●｀)「さぁさぁ。
坊っちゃん穣ちゃんよっといでー。
楽しい劇が始まるよー」
从'ー'从「わぁ〜い」

53 ('A`)(´･ω･｀)のモテモテ王国 New! 2006/07/25(火) 15:00:27.71 ID:z8HckUYEO

(´●ω●｀)「さぁ、始めようか」

ミ;'A`)「……もうどうにでもなれ」

ﾄﾝﾄﾝ

ミ'A`)「俺の名前はＤ。
すまないが今晩泊めてくれないか」

(´●ω●｀)「おぅおぅ。旅の方。
寒かったじゃろ。
ほれ、上がりなさい」

从'ー'从「Ｄさん、かっこいいです〜」

(´●ω●｀)ﾞﾋﾟｸ

(´●ω●｀)「泊めて欲しければ俺を倒していくんだな、Ｄよ」

ミ;'A`)「はぁ？」

54 ('A`)(´･ω･｀)のモテモテ王国 New! 2006/07/25(火) 15:01:38.14 ID:z8HckUYEO

(´●ω●｀)「まぁだわからんのか！
この馬鹿弟子がぁっっ!!」

ミ;'A`)「アドリブかけすぎだろ……」

ﾊﾞﾊﾞｯ

(´･ω･｀)「グラサン外せばいい男。
ショボン見参！」

从'ー'从「いいぞー。二人とも頑張ってー」

ミ*'A`)(*´･ω･｀)「ハイ!!」

ミ#'A`)「うおぉぉっ！」

(#´･ω･｀)「であぁぁっ ！」

ﾎﾞｶﾎﾞｶｽｶｽｶ

55 ('A`)(´･ω･｀)のモテモテ王国 New! 2006/07/25(火) 15:03:12.32 ID:z8HckUYEO

ミﾒ'A`)ﾞ ﾁﾗ

(ﾒ´･ω･｀)ﾞ ﾁﾗ

从'ー'从「熱くなってきた！
私もやっちゃうよぉ〜？」
ﾇｷﾞｯ

ミ*ﾒ'A`)(*ﾒ´･ω･｀)「ktkr!!」

从'ー'从「いっくよぉ〜！」

ﾊﾞｶﾒｷｬｶﾞｽﾊﾞｷﾎﾞｸ……ｸﾞﾁｬｯ……

ミ(ﾒ;'Aﾒ`ﾒ)「う……あ……」

(ﾒﾒ´ﾒﾟω;ﾒﾟ;｀)「……」

从'ー'从「あ〜すっきりした！じゃーね！」

（（（ 从'ー'从 ﾃｸﾃｸ

ミ(ﾒ;'Aﾒ`ﾒ)「あ……」

(ﾒﾒ´ﾒﾟω;ﾒﾟ;｀)「……」
今日の一句
『手加減の　できない馬鹿には　気を付けよう』

終わり