428 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/20(木) 17:05:45.45 ID:xkq2D2b+0
題:狂気と倒錯に満ちた腐敗臭立ち込める惑星における
  腐乱した蛔虫が蠢き混沌と恐怖が渦巻く牢獄に棲む
  目にするだけで発狂してしまうほど醜悪で悍ましい怪物を孕む女






VIP調査団

20xx/1/8

VIPPER合衆国 大統領ひろゆきよりある命が下った
ニー速星の調査を行うという突拍子もない命

一機のシャトルが空へと飛び立つ

調査を命じられたVIP調査団を乗せたシャトル

VIP調査団は隊長のブーンを初め
ツン・デレ  スナオ・クール 渡辺さんといった
女性をメインにした調査団である

無論、隊長のブーンは

( ^ω^)「ふひひ、ハーレムだお」

と喜んでいた。これから起こる恐怖も知らずに

430 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/20(木) 17:07:21.19 ID:xkq2D2b+0
ニー速星は昔は人類が生存していた美しい星であった。
しかしとある日を境に美しい星は姿を変えた

その事実を今のVIP星に住んでいる人達の大部分は知らない
何故ならその事実は闇に葬られているから。
決して太陽の光を浴びる事のない事実
無論調査団のブーン達もそんな事を知るわけがなかった。



VIPPER変異
ニー速星を変えた原因
大統領のひろゆきはそう名づけた。

VIPPER変異とは特殊なウィルスが体内に潜入する事により
"人"という物を壊す働きをする。
皮膚が爛れ、目が抜け落ち、歯が尖る

"人"として存在することすらを許さないウィルスの蔓延
それがニー速星の破滅の原因だった。
無論、大統領ひろゆきはこの事実を知っている

では何故、そんな場所に調査団を派遣したのか

それは・・・・・当人しかしらない。

431 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/20(木) 17:10:20.93 ID:xkq2D2b+0
そんなこんなでブーン達はニー速星に向かっていた

〜中略〜

ニー速星についた
暗雲が立ち込めている星は、星というよりも地獄の世界のようだった

( ^ω^)「・・・・空気オールクリアだお
      酸素がなくてもでれるお」
ξ゚听)ξ「・・・・なんだか不気味な星ね。
      人居ないはずなのに・・・」
ツンが言いたい事も良く分かる
朽ち果てた廃墟が何棟も続いて立っていれば誰でも違和感を感じる
川 ゚ -゚) 「ふむ・・・なんだか裏がありそうだな。この任務」
( ;^ω^)(フヒヒ、ばれるわけないお。この任務中にボクがみんなを手篭めに私用と思ってるなんて)
从'ー'从「あれれー?隊長のここがおっきしてるよー?」

ドゴッベギッバギッ

殴られた

432 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/20(木) 17:14:49.94 ID:xkq2D2b+0
( ※)^ω^)「あ、あけるお・・・」
瀕死の重傷を追いながらもブーンは任務を遂行する。
何が合ってもいいように、特殊な服に身を纏い
宇宙船のドアを開いた

ソノ瞬間、鼻を付く匂い
世界中のどんな匂いを探してもここまで凶悪な匂いはかいだ事がない
川 ゚ -゚)「腐敗臭・・・・・ブーン隊長。ますますこの任務おかしいぞ?」

( ;^ω^)「どういうことだお?」

川 ゚ -゚)「作戦の内容は覚えているか?」

( ;^ω^)「それは、ボクが・・・ゲフンゲフン
       じゃなくて、わからないお」

ドゴッ

何故か渡辺さんに殴られた

433 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/20(木) 17:18:49.57 ID:xkq2D2b+0
川 ;゚ -゚)「と、とりあえずだ。この星は未開拓星のはず。なのに何故か建造物らしき跡があり
     人が死んだ跡にする、腐敗臭がする。」

( ;^ω^)「どういうことかkwsk!3行で」

川 ゚ -゚)「人が居たけ遺跡
     嘘付かれた感じ
     マジ、キケンっていうかー」

( ;^ω^)「いまいちわからないお」

ξ゚听)ξ「ばかね・・・嘘をつかれてまで
       ここに来させるということは、何か危ない事を隠してるのよ
       私もクーに賛成だわ。早く帰りましょう」

( ;^ω^)「と、とりあえず大統領命令だお。一回VIP星に通信してみるお」

从'ー'从「あれれ・・・なんだか右拳がいたいよぉー」

無我の境地とは・・・渡辺さん恐ろしい子っ!

434 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/20(木) 17:21:35.57 ID:xkq2D2b+0
( ;^ω^)「あーあーあ、こちらブーンだおー。VIP星応答してほしいお〜」

なにやら高級そうな機械の前でブーンは連絡をしている。携帯で

メキョッ いけない音と共にブーンの身体は宙を舞った

ξ゚听)ξ「はぁ・・隊長がこんなのでいいんだろうか・・・」

川 ゚ -゚)「さぁな・・・しかし、渡辺さんの突っ込みは言葉がでずに声だけ・・・きをつけたほうがいい」

ξ゚听)ξ「同感・・・・」

死んだように動かないブーンを見て二人は息を飲むのだった

从'ー'从「ふぇ・・・・今度は足がいたいよー」

435 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/20(木) 17:24:17.01 ID:xkq2D2b+0
〜それから〜
ブーン達はVIP星に連絡をとり事を確認する。
しかしkwskは教えてもらえずに任務を続行する事を命じられた

その上調査範囲が増えた
"人が住めるか"
"生物はいるか"
"土、空気のサンプルの採取"
"V-1P(Vの1ポイント)の捜索"

( ※)^ω^(※)「は、早くかえるお・・・」

ブーン達は観念したように捜索に出る事にした

土、空気のサンプルの採取は即効で終わった
人が住めるか、生物がいるかの調査はV-1Pへ向かいながら行う事にする
この場所からV-1Pまでの距離は10km程度
その工程で判断が出来ると思ったからだ

臭いは相変わらずつらかった。
空気そのものが腐敗臭そのもの
鼻をつまんでも皮膚から入って着そうな臭いに隊員全員がグロッキー寸前だった
たった一人を覗いては

从'ー'从「スーハースーハー。あーれーれー、こーえーがおーくーれーて」

酸素ボンベとは・・・

436 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/20(木) 17:27:32.37 ID:xkq2D2b+0
飽きてル?

437 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/20(木) 17:30:38.35 ID:xkq2D2b+0
それから
V-1Pにようやく付いた隊員達。
ソコに見えたのは信じがたい光景だった

倒壊していない建物
それは洋館のような風貌でたたずんでいた


ξ゚听)ξ「なに・・・これ・・・私達が住んでる建物にそっくり・・・」

川 ゚ -゚)「・・・確実に人が居た形跡だな。」

( ;^ω^)「かっこいいお。かまいたちの○みたいだお・・・」

ξ゚听)ξ「ちょっと!恐い事言わないでよ!」
川 ゚ -゚)「確かにそうだ、V-1Pの調査ということは、上の連中はこの中を調べてほしい見たいだからな・・・」

( ;^ω^)「ぉ・・・・まじかお」

ξ゚听)ξ「OMJよ。」

そうしてボク達はその洋館に入る事になった

从'ー'从「あれ・・・・・れ・・・・・息・・・・・が・・・・で・・・きない・・・・・」
酸素残量:0

438 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/20(木) 17:34:00.76 ID:xkq2D2b+0
洋館の中は外見とは違い朽ち果てていた
そんなこんなで僕達は洋館の中を調査する
キケンがあるかもしれないから全員で

しかし気が付いた時にツンが居なくなっていた

( ;^ω^)「つ、ツンがいないお・・・・」
川 ;゚ -゚)「正直まずったな・・これは帰れるか分からないぞ・・・」
从'ー'从「きゅぅ・・・・・」

苦しそうにしている渡辺さんの口からボンベの供給線を外す
そのとたん元気になる渡辺さん。
大丈夫だろうか

( ;^ω^)「そんなことより!ツンだお!」
川 ;゚ -゚)「まだ見て居ない場所はあるか・・・?」
( ;^ω^)「1階と2階はほぼ見てまわったお」

川 ;゚ -゚)「ならば階段脇にあった地下への扉だけか・・・」

( ;^ω^)「なにこの急展開」

川 ;゚ -゚)「さぁな、作者が限界なんだろ。題が題だけにな」

僕達は急いで地下への扉へと向かった

439 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/20(木) 17:35:53.20 ID:xkq2D2b+0
从'ー'从「であえー!であえー!」
地下へ向かって渡辺さんが叫ぶ
( ;^ω^)「なにしてるんだお?」
从'ー'从「時代劇で良く犯人が叫んでいるから。勘違いするかなーっておもって」
川 ;゚ -゚)(な、何をいっているんだ この子は)
( ^ω^)「であえー!であえー!」
从'ー'从「であえー!であえー!」

川 #゚ -゚)「さっさといかんかいっ!」

クーはブーンの背中を思いっきり蹴る
ブーンはそのまま階段の置く深くへと落ちて言った

・・・・・あれ?渡辺さんは?
っていうか、何でブーンがここにいる?

从'ー'从「い、いたいよぉーぉぉぉろろろろ」

440 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/20(木) 17:38:52.45 ID:xkq2D2b+0
地下に降りるたび光という光はなく、闇だけが支配する空間に変わっていく
まるで深海に下りていくような感覚
闇の海、奥底には何がいるのか

緊張しながら一歩一歩歩いていると不意にブーン隊長が叫ぶ

( ;^ω^)「そうだお、これつかうお〜」
手に取ったのは携帯電話、そしてそのまま画面を開きカチカチ操作すると
急に明かりが付いた
( ;^ω^)「携帯のらいとぉ〜」
川 ゚ -゚)「ドラえもんの声色はもういい。ってか最初から出せ、使えない」
( ;^ω^)「ふひひ、すいません」

そしてしばらく地下へと降りると階段は終わりを告げる。
そして目の前にあるのは一つのドア

( ;^ω^)「この先に、ツンがいるお・・・つれてさっさと帰るお」
川 ゚ -゚)「同感だ」

意を決してドアを開く
階段の一番したで目を回している渡辺さんを放置したまま

441 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/20(木) 17:40:48.76 ID:xkq2D2b+0
部屋の中にはうっすらと明かりがあった
ジジジとなきながら光を発するライト
かろうじてそれは部屋の全体を確認できるほどの明かりを保っていた

( ;^ω^)「!ツン!!」

部屋の中央に何かに両手を吊られているようにツンが居る
駆け寄ろうと一歩足を踏み出すと

グチャッ

何かを踏みつける感覚

恐る恐る目をしたにやると

おぞましいほどの虫。糸のような身体を持つ虫が部屋中所狭しと支配をしている
( ;^ω^)「うええ・・・・・気持ち悪いお・・・」
川 ゚ -゚)「それよりも・・・しっかり前を見ることだ」
( ;^ω^)「・・・・」
かおを挙げると、ツンの横に何かがある。
そう、あれは"何か"としか表現ができないもの。
生きているのかさえ分からない。塊
薄暗いこの部屋で全ては確認できないが、アレは"ココに居てはいけない者"
川 ゚ -゚)「・・・・まさかな」
(; ^ω^)「・・・どうしたお?ツンをたすけないと・・」
川 ゚ -゚)「私達はここで終わりだ。まさか・・・奴がここに居るなんて」
( ;^ω^)「どういうことだお・・・?」

442 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/20(木) 17:41:25.85 ID:xkq2D2b+0
目が慣れてきた分、ツンの様子がハッキリと分かる
どこかソノ表情は光悦したような、喜んで居るような表情
時々くぐもった声で「んっ・・あぁ・・・」とか聞こえる

( ;^ω^)「これなんてエロゲ?」
川 ゚ -゚)「もう、私達は終わりだこの部屋に足を踏み入れた時点で運命は決まっていた」
( ;^ω^)「何が・・・だお?」
ソノ言葉の終わりと同時だった

急に足を引っ張られる感覚
いつのまにか、足には白い糸のようなものが巻き付いていた

ズズズズズズズズッと虫の上を引きずられ
そのまま二人はツンの近くまで引き寄せられた

川 ゚ -゚)「uBJ1PIP1O・・・・」
歯軋りをしながら呟いた言葉
それがボクの聞いた最後の言葉だった

443 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/20(木) 17:42:07.25 ID:xkq2D2b+0
その後
uBJ1PIP1O「フヒヒヒ、俺ノ子を孕メ。俺ノハ特別だぞ、気持ちよすぎて飛ぶ以前に
         お前の全てを奪う。記憶も感情も言葉サエも。
       フヒヒ、ただ俺のペットになるのだ。」

ズンズンと、変異をした両腕を振るいながら下衆な笑みを浮かべる
その両腕の先にはツンとクーがぐったりした表情でつながれている
それは"人形"、人ではなくただ子を孕む"人形"



ひろゆき「冗談を冗談と見極められないと掲示板を使うのは正直難しい」
END
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