443 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/23(日) 23:25:25.30 ID:k6XfBVGHO
(´・ω・`)やあ、ようこそバーボン劇場楽屋へ

紹介する必要ないと思うけど、僕の名はショボン。
AAの中でも可愛さではかなり高い位置におり、一般人にも顔文字としてかなり使用されてると自負している。
最近のブーン系小説では主にミステリアス、かつクソミソ役を担当している。



445 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/23(日) 23:27:22.82 ID:k6XfBVGHO
そんな僕だけど今日はみんなにごめんなさいしないといけないね。


(´・ω・`)つY「とりあえずこのテキーラはサービスだから飲んで落ち着いて欲しい…じゃあ話を始めようか…」


今までみんなには隠し事をしてたんだ。それもかなり重大なことだと思うよ。


(´・ω・`)「実はね… 僕 は ク ソ ミ ソは 好 き じ ゃ な い 、 て か す ま な い、 嫌 い な ん だ 」


446 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/23(日) 23:29:52.00 ID:k6XfBVGHO
そりゃ僕だって男だ、雄だ、狼だ。欲情くらいするさ。

最近はとても暑くて、それにつれて女性陣もどんどん薄着になっていくよ。
ξ゚听)ξがすごく短いミニスカを穿いてくると、ついその美脚に目がいくし、川 ゚ -゚)が胸の露出が高いシャツ一枚だったりすると、その美しい谷間をガン見して、自然に股間を抑えてしまうことだってある。


だって…男の子なんだもん…ハァハァ


447 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/23(日) 23:32:38.76 ID:k6XfBVGHO
なんだけどね…


(´・ω・`)「漢のティムポを見て、自然に息子が起ったことは、すまないが一度もないんだ。」


だいたい考えてもご覧よ。僕の周りにいるメンバーを…


( ^ω^)はピザのようです


('A`)は無気力、鬱のようです

唯一僕とタメ張るほどイケメンである( ゚∀゚)でさえおっぱいおっぱいうるさいし。
etc.も同じようなもんだ。


448 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/23(日) 23:34:45.69 ID:k6XfBVGHO
それでもなんで人気者の僕がクソミソ役を受けたって?

もちろん初めて監督からこの話を聞いた時はイヤだったさ。その場で台本破って、てめえのケツに突っ込んでやろうか?と思ったよ。
でも周りのみんなから「それでもショボンなら…ショボンならきっと何とかしてくれる…!!」って視線を送られたから引き受けたけど…


未遂でおkなときですらヤダったのに、本番ありのときなんてわざわざ一回トイレ行ってゴム付けるくらいさ…だって下手したらウンコォだよ…


(´・ω・`)「でもね…」


449 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/23(日) 23:36:08.24 ID:k6XfBVGHO
ちょうどその時楽屋のドアが開き、スタッフさんが入ってくる。


スタッフ「ショボンさん!そろそろ出番なんで準備の方お願いします!!」

(´・ω・`)「は〜い、わかりました〜!」

そう言ってショボンは席を立ち、服を着替え劇場へ移動する。

劇場の照明は消えており、劇団員達は暗闇の中でせっせと次の場面の準備をしていた。ショボンも台本通りの場所に座る。


そして照明が再び点灯し、舞台を照らす…



450 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/23(日) 23:37:50.60 ID:k6XfBVGHO
観客が見守る中、ショボンはいつも通りの、お馴染みのセリフを連発する。


(´・ω・`)「ウホッ」


(´・ω・`)「 や ら な い か 」


(´・ω・`)「れっつ☆くそみそ」


その度に客席からは溢れんばかりの笑いが巻き起こる。


そして今日も劇は大成功であった。観客はみな笑顔で劇場から退出していき、ショボンも観客にお辞儀をして楽屋に戻った。



451 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/23(日) 23:39:39.58 ID:k6XfBVGHO
(´・ω・`)が楽屋に戻ってきたようです


(´・ω・`)「やあ劇はいかがだったかな?…作者が省略したから見てないって?作者ぶち殺すぞ」

(、ン、)「正直すまんかった」

(´・ω・`)「ちっカスが…まぁいいや、話の続きだ。」

もう分かったよね?そうなんだ、僕がくそみそ役を引き受けた理由ってのは…お客さんのあの笑顔なんだ…ベタなんだけど。
一度お楽しみ会とかで劇をやったことがある人はわかると思うけど、お客さんが自分達の劇を見て楽しんでくれてるってとても嬉しいよね。それを見る度にこの役をやってよかったと思うよ。


452 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/23(日) 23:42:54.43 ID:k6XfBVGHO
それが一つで、もう一つの理由は…


('∀`)「おっすショボン乙!!」

一足先に楽屋に戻って来たドクオが僕の肩を叩き、缶コーヒーバーボンブラックを手渡す。

(´・ω・`)「ありがとうドクオ、相変わらず気が利くね。」

('∀`)「へへっ気にすんなって!!」

そして次々とメンバー達が楽屋に入ってくる。


( ^ω^)「乙だおショボン、相変わらずセリフがキレてたお!観客みんな大満足だったお!!」

ξ゚听)ξ「えぇ乙かれ様。ショボンがあの役を引き受けてくれてるおかげだわ。」

川 ゚ -゚)「うむ、ショボン乙、今日もクオリティーの高い演技だったぞ。」

( ゚∀゚)0彡゚「乙ぱい!乙ぱい!!」

454 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/23(日) 23:46:43.89 ID:k6XfBVGHO
(´うω;`)「み、みんな…」

毎回なんだが、そんなみんなからの言葉につい涙を流してしまう。

仲間からの「乙」という言葉。普通だとなんでもない言葉だけど、この一言が劇をヤり終えたあとの僕にとってはなによりも嬉しい言葉で、そう言ってもらえるだけで僕はくそみそ役を続けられるんだ。
だから僕もみんなからの「乙」にお礼の言葉を言わないといけないね。

(´つω⊂`)ごしごし

( ´・ω・`)

(´・ω・`)

m9(´・ω・`)「 や ら な い k 」

( ^ω^)ξ゚听) 'A`)川 ゚ -゚) ゚∀゚)「だが断るwwww」

(´・ω・`)ショボーン



(´・ω・`)の憂鬱
〜End〜


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