24 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/22(土) 01:17:21.39 ID:ngWtnZu90
( ´_ゝ`)(´<_` )はダークヒーローのようです

2XXX年――
自分達の作り出した強化人間―レプリカントの暴走、それにより勃発した大戦。
人間はレプリカントの圧倒的な力の前に敗北した。ヒエラルキーの頂点を追われ
マイノリティーへと落ちた人間。新たに地上の王者として君臨するレプリカント。

世界は人間のものではなくなっていた。
そんな時代の物語。


ξ゚听)ξ 「ハァハァ・・・」

近未来の都市の暗部、路地の隙間を縫い必死に駆ける少女―彼女の名前はツン。
先の大戦でほとんどが死に絶えた人間の数少ない生き残りである。

<ヽ`∀´>「人間め、どこに隠れたニダ!」

(´・ω・`) 「おそらくここにはいないみたいだね」

( ,,゚Д゚) 「きっとあっちだ!追うぞゴルァ!」

レプリカント達の足音が遠ざかっていく。

ξ゚听)ξ「・・・・なんとか撒いたようね」

ξ゚听)ξ「どうしよう・・・これじゃ皆のところに帰れない・・・」

少女は力なく壁にもたれかかった。


25 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/22(土) 01:17:50.92 ID:ngWtnZu90
ところ変わってとある兄弟の事務所――

(´<_` )「暇だな兄者」

( ´_ゝ`)「ああ、こうも依頼がないとは・・・
      便利屋なら儲かると思ったんだがな」

(´<_` )「近頃、同業者達は人間狩りにせいを出しているそうだ」

( ´_ゝ`)「生き残った人間のレジスタンスのことか?」

(´<_` )「ああ、最近は破壊活動も活発になってるから政府も黙っていられなくなったんだろう。
      報酬を出して率先して狩りをしているようだ」

( ´_ゝ`)「狩りか・・・・・・キジも鳴かずば撃たれまいに・・」

チリリン―店の呼び鈴が鳴り、ドアが開いた。
      
( ´∀`)「失礼するモナ」

(´<_` )「これはこれは、政府の人間が俺たちに一体なんの用だ?」

26 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/22(土) 01:18:17.68 ID:ngWtnZu90
( ´∀`)「貴様達も知ってると思うが、現在この都市で大規模な人間狩りが行われているモナ。
      しかし大部分が遠征中の我が軍は人手が足りないモナ。そこでこの街の始末屋達に狩りを依頼しているモナ」

( ´_ゝ`)「それで?」

( ´∀`)「貴様達も一応その筋の人間モナ?だから我々に協力して欲しいモナ
      もちろん報酬も出す。人間一人につき100VIPモナ」

( ´_ゝ`)「ほお、一人につき100VIPか。悪い話じゃないな」

( ´∀`)「そうだろう。どうモナ、協力してみないモナか?」

(´<_` )「だが断る」

(#´∀`)「なっ!?」

(´<_` )「悪いが俺達は興味がない依頼は引き受けないことにしてる。他をあたってくれ」
      
(#´∀`)「偉大な我が政府からの依頼に興味がないだと・・・・貴様等!」

(´<_` )「まあそれ以前に、アンタのその態度が気に食わん。
      人に物を頼む時は頭を下げてお願いしますだと親に習わなかったのか?」

571 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/21(金) 01:57:49.38 ID:GxonLA3R0
(#´∀`)「貴様ァッ!!」

逆上し軍服から銃を取り出すモナー、だがそれよりも早く、弟者は
ホルダーに下げた銃を抜き放った。

(´<_` )「ここでは俺達が法律だ。気に入らない依頼はいくら金を積まれても
      引き受けない。それがたとえ政府からでもな」

(;´∀`)「う・・・・・・」

( ´_ゝ`)「まあそういきり立つな弟者。銃を下ろせ」

(´<_` )「兄者・・・・・」

( ´_ゝ`)「弟者が失礼なことをした、すまない。だがそういうことだ
      帰ってもらえるかな?」

(;´∀`)「ちっ・・・・貴様に免じて許してやるモナ
      今日のところは帰るモナ」
      

(#´∀`)「(非国民どもが・・・・・!!)」


27 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/22(土) 01:18:46.33 ID:ngWtnZu90
怒りに肩を震わせてモナーは出て行った。

( ´_ゝ`)「弟者あまり政府の奴らを挑発するな。後が面倒だ」

(´<_` )「すまん兄者。だが・・やつを見る兄者の目も中々の殺気だったぞ」

( ´_ゝ`)「フフフ、気付いていたか。どうやら俺達は自分に素直すぎるようだ」

(´<_` )「素直なことはいいことじゃないか兄者」

( ´_ゝ`)「まったくだ」

( ´_ゝ`)bd(´<_` )「流石だよな俺ら」

ガチャ・・・・・その時彼らの背後で銃を構える音がした。

( ´_ゝ`)「やれやれ、今日は訪問者が多いな」

ξ゚听)ξ 「動かないで・・・・動くと撃つわよ」

(´<_` )「おいおい、客は普通ドアから入るもんだろ?」

28 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/22(土) 01:19:04.74 ID:ngWtnZu90
ξ゚听)ξ「入ったわよ?裏口のドアからね。それにあたしは客じゃない」

( ´_ゝ`)「フフ、おてんばなお嬢さんだ。そんな物騒なもの下ろしたらどうだ?」

ξ゚听)ξ「黙りなさい。じゃないと撃つわよ」

(´<_` )「おー怖い」

ξ゚听)ξ「黙りなさいって言ってんでしょ!」

ツンが銃のトリガーを引く。乾いた銃声が響き、それとはまた別の鋭い反射音が
起こる。兄者は瞬時に腰に下げた日本刀を引き抜き、銃弾をガードした。

ξ;゚听)ξ「な!?」

( ´_ゝ`)「いけないお嬢さんだ」

ξ;゚听)ξ「いつの間に後ろに!?」

兄者の手刀がツンの首筋に振り下ろされる。
そして、ツンの思考はそこで途切れた。



29 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/22(土) 01:19:39.47 ID:ngWtnZu90
ξ゚听)ξ 「ハッ!!」

ξ゚听)ξ「・・・・・・ここは?」

ツンが目を覚ますと、そこはベッドの上だった。
どのくらい気を失っていたのだろうか?

( ´_ゝ`)「目が覚めたか」

ξ゚听)ξ「ア、アンタ・・!!」

( ´_ゝ`)「おっと、銃なら預からせてもらったよ。
      またぶっ放されたらたまらんからな」

ξ゚听)ξ「くっ・・・・・」

( ´_ゝ`)「まあ、そう警戒するな。別に俺達はアンタに危害を加えるつもりはない
      むしろ感謝してほしいくらいだな」

ξ゚听)ξ「え・・・?」

ツンの腕や足には包帯が巻かれていた。傷口にも消毒がされているようだ。
すこししみる。



30 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/22(土) 01:20:28.63 ID:ngWtnZu90
ξ゚听)ξ「・・・・・アンタがしてくれたの?」

( ´_ゝ`)「そういうことだ。傷だらけのやつを放ってはおけないからな」

ξ゚听)ξ「アンタ、レプリカントのくせに優しいのね
       あたしが人間だってわかってるの?」

( ´_ゝ`)「ああ、知ってる。傷だらけなとこを見ると、大方人間狩りから逃げてきたんだろう?
      それでたまたまうちでかくまってもらおうと思った・・家主を殺してな」

ξ゚听)ξ「・・・・・・・・・・・・」

( ´_ゝ`)「気にするな。お嬢ちゃんに殺されるほどなまっちゃいない」

ξ////)ξ「べ、別に気にしてなんかないわよ!ホントに殺す気だったんだから!」

(´<_` )「ハイハイ、そんな体で無茶してどうする。ほら、この弟者特製のココアだ
      飲むといい」

ξ゚听)ξ「・・・・・・・・・・・」

(´<_` )「安心しろ、毒なんか入っちゃいないさ。身も心も暖まるぞ」

ツンは一瞬ためらったが、ココアの甘い香りの誘惑には勝てず、それを口にした。

31 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/22(土) 01:21:11.47 ID:ngWtnZu90
ξ゚听)ξ「・・・・・」

(´<_` )「どうだ?うまいだろ?」

ξ;凵G)ξ「う、うわああああああああああああん」

(´<_`;)「お、おい、なんで泣くんだ?そんなにまずかったのか?」

ξ;凵G)ξ「ち、ちがうの・・・・ヒック・・・こんなに・・ヒック・・おいしいもの
       本当に久しぶりだったから・・・・うえええええええええん」

( ´_ゝ`)「女を泣かすとは弟者も罪な男だ」

(´<_`;)「それじゃ俺が泣かしたみたいじゃないか!
      頼むから泣かないでくれ、な!」

弟者のココアは、長い逃亡生活と戦いに明け暮れ冷め切ったツンの心を
懐かしい温もりで暖めた。弟者の懐でツンは泣きじゃくった。

ξ;凵G)ξ「びええええええええええええええん」

(´<_`;)「弱ったな・・一張羅のコートが」

( ´_ゝ`)「うらやましいぞ弟者」


32 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/22(土) 01:21:39.07 ID:ngWtnZu90
その頃――政府大本営

(*'ω' *)「人間狩りの進行状況を報告するっぽニダー小隊」

<ヽ`∀´>「ハッ!ちんぽっぽ少佐!まず本日行ったAブロックでの狩りで
      潜んでいた人間どもはほぼ殲滅しましたニダ」

(*'ω' *)「ほぼ?つまりとり残しがあるということっぽ?」

(´・ω・`)「はぁ・・・・それが、人間の女を一匹とり残しまして」

( ,,゚Д゚) 「ですが人間の女一匹、大局にはなんら影響はないと思われるぞゴルァ!」

(*'ω' *)「ほぉ・・・まあいいっぽ。お前らよくやったっぽ」

「なにがいいのだ?ちんぽっぽ少佐」

(*'ω' *)「こ、この声は!?ジョルジュ大佐!!」

一斉に敬礼する一同。

(*'ω' *)「ジョルジュ大佐、いつお戻りになられたのですかっぽ?」

( ゚∀゚)「なに、つい先ほどだ。実に充実した任務だった」

(*'ω' *)「(ユーラシアの制圧に向かったの一週間前のはず・・・・
      たった一週間であの広大な地域を・・・・・恐ろしい人だっぽ・・・)」

33 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/22(土) 01:21:57.06 ID:ngWtnZu90
( ゚∀゚)「ところで・・・・ギコ中尉。さきほど言ったことをもう一度聞かせてもらえるかな?」

( ;,,゚Д゚)「ハ、ハッ!たかが人間の女一匹、大局にはなんら影響はないと・・・・」

( ゚∀゚)「大局だと?貴様・・・・その意味が分かって言ってるのか?」

( ;,,゚Д゚)「ヒ、ヒイイ!!」

先ほどまで穏やかだったジョルジュの表情は突如、鬼の形相に変わり
その体も凶悪に変貌した。

   _
   (#゚∀゚)x"⌒''ヽ、    「利いた風な口をきくなあああ!!!」 
   (|     ...::   Y-.、    
    |  イ、     ! :ヽ       
    U U `ー=i;;::..   .:ト、
          ゝ;;::ヽ  :`i   
            >゙::.   .,)
           /:::.  /;ノ
     ゞヽ、ゝヽ、_/::   /   
     `ヾミ :: :.  ゙  _/            
       `ー--‐''゙~

( ;,,゚Д゚)「ぎゃあああああああっ!!!」

ジョルジュの鉄拳はギコの顔にめり込み、吹き飛んだギコは窓ガラス
を突き破りビルの最下層へと落ちていった。


34 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/22(土) 01:22:19.98 ID:ngWtnZu90
(#゚∀゚)「馬鹿めが!もしその女が明日行われる掃討作戦について知っていたら
     どうする?仲間にそのことをしらせアジトから逃げ出すは必定!
     当然作戦は失敗だ!そんなことも分からん低脳は死ねぃ!」

(*'ω' *)「(これがジョルジュ大佐の能力・・・自らの細胞を活性化、変異させ
      自在に強化する・・・恐ろしいっぽ)」

( ゚∀゚) 「理解したなら自分達のすべきこともわかるな?少佐」

(*'ω' *)「ハ、ハイっぽ!ただちに包囲網を敷き、その女を捕らえますっぽ」

( ゚∀゚)「よぉし、上出来だ。ゆけっ!」

(*'ω' *)(´・ω・`)<ヽ`∀´>「イエッサーーー!!」

( ゚∀゚)「人間どもが存在している限り、真の意味での我々の世界は
     完成しない。汚物は消毒せねばな・・・・ククク」

    _  ∩
  ( ゚∀゚)彡 「ハハハハハハ!おっぱい!おっぱい!」
  (  ⊂彡
   |   | 
   し ⌒J

ジョルジュの邪悪な笑いが暗黒の空に木霊した。



35 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/22(土) 01:22:53.17 ID:ngWtnZu90
政府が動き出した頃、ツンは兄弟に事の次第を話していた。

( ´_ゝ`)「なるほど、それでは明日行われる掃討作戦のことを
      仲間に伝えるのがお前の任務だったわけか」

(´<_` )「それで帰還中に敵に見つかり、尾行される恐れがあるため
      帰れなかった・・・」

ξ゚听)ξ「ええ、沢山いた諜報員仲間はみんなやられた。残ったのは私だけ・・・・だからなんとしてもこの情報を
      アジトの皆に伝えないといけないの。死んでいった仲間のためにも・・・・・・」

( ´_ゝ`)「そんなに大切な情報をなぜ俺達に教える?
      俺達はお前らの敵、レプリカントなんだぞ?」

ξ゚听)ξ「なんでかしら?私にも分からない・・・・けどあなた達は敵だとは思えないの。私の手当てもしてくれたし」

(´<_` )「買いかぶりすぎだと思うがな。それに手当てとココアはサービスだ」

ξ゚听)ξ「じゃあサービスついでに頼まれて欲しいことがあるの」

( ´_ゝ`)「何?」
       
ξ゚听)ξ「私をアジトまで護衛してくれないかしら」


36 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/22(土) 01:23:32.33 ID:ngWtnZu90
(´<_` )「・・・・・残念だがそれはできない。やっかい事に巻き込まれるのはごめんだ」

ξ゚听)ξ「・・・・・やっぱりそうよね。ごめんなさい無茶なこと言って」

ξ゚听)ξ「かくまってくれてありがとう。私そろそろ行くわ」

( ´_ゝ`)「そうか・・・・・ちょっと待て」

ξ゚听)ξ「え?」

( ´_ゝ`)「これをつけて行くんだ」

兄者の取り出したのは猫耳だった。

ξ゚听)ξ「これほんとにやくに立つの?」

( ´_ゝ`)「ああ。これでレプリカントにカモフラージュできる」

ξ゚听)ξ「なんか怪しいけどありがとう。それじゃ行くわ」

そう言い残し、ツンは去っていった。

( ´_ゝ`)(´<_` )「・・・・・・・・・・・・・・」


38 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/22(土) 01:24:10.26 ID:ngWtnZu90
街にけたたましいサイレンの音が響く。狩りが始まったようだ。たった一人の獲物を
狩るために。

ξ=゚听)ξ「何よこの敵の数・・・・・昨日までと比べ物にならないわ」

物陰に潜み様子を窺うツン。

ξ=゚听)ξ「でもこの変装ならバレないはず・・・」

ツンは敵が闊歩する街中をできるだけ目立たないように歩く。

(´・ω・`) 「・・・・・・・・・・・・・・」

ξ=゚听)ξ「(あいつこっち見てる・・)」

(´・ω・`) 「・・・・・・・・・・・・・・」

ξ=゚听)ξ「い、いい天気ですね」

(´・ω・`) 「・・・・・・・曇ってるけど?」

ξ=゚听)ξ「え?あれ、ホントだ!アハ、アハハ・・・」

(´・ω・`)「ていうかアンタ人間だろ」

ξ=゚听)ξ「嘘、バレた!?なんで?」

(´・ω・`) 「いたぞ!人間だーーーー!!」


39 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/22(土) 01:25:25.53 ID:ngWtnZu90
ξ=゚听)ξ「やばい・・・!」

咄嗟に逃げようとするツン。しかしここは敵地のど真ん中である。
あっという間に敵に囲まれてしまった。

ξ=゚听)ξ「このカモフラージュ全然意味ないじゃない!兄者の嘘吐き!」

<ヽ`∀´>「なにわけの分からんことほざいてるニダ!おとなしく観念するニダ!」

ξ=゚听)ξ「誰がアンタ達なんかに!こうなったら強行突破よ!」

次の瞬間、ニダー達の視界からツンが消えた。

<ヽ`∀´>「な、なに!?うおっ!」

ツンは消えたのではない。瞬時に姿勢を低くし、その体勢から回転水面蹴りを放ったのだ。
旋風のごときツンの脚が、油断した敵の脚を巻き込む。敵兵達はバランスを崩し見事に倒れた。

ξ=゚听)ξ「アンタ達全然たいしたことないわね。んじゃバイバーイ!」

( ゚∀゚)「どこへ行こうというのかね?お嬢さん」


40 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/22(土) 01:26:05.91 ID:ngWtnZu90
ξ=゚听)ξ「な、何よアンタ!」

( ゚∀゚)「あいにく、人間ごときに名乗る名は持ち合わせておらん」

ξ=゚听)ξ「なめたこと言ってんじゃないわよ!」

ツンは地を勢いよく蹴って飛び上がり、そのまま半身をひねり回し蹴りを繰り出す。

( ゚∀゚)「やれやれ・・・・」

しかし、その蹴りもジョルジュの前では何の意味も成さなかった。
ジョルジュは指先一つで蹴りの威力を完全に殺し、それを受け止めた。

ξ=゚听)ξ「う、嘘・・・!」

( ゚∀゚)「悪い子にはお仕置きが必要だな」

ジョルジュは支点にした親指に溜めた力を解き放つ。弾かれた中指はツンの額に炸裂し
強烈な音を発した。

ξ=゚听)ξ「うっ・・・ああああああああ!!」

( ゚∀゚)「どうかね私のでこピンの味は?これでも10%の力しか出してないんだがね」

ξ=゚听)ξ「う、うぅぅ・・・」


41 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/22(土) 01:26:38.99 ID:ngWtnZu90
額から血を流しその場に倒れるツン。軽い脳震盪を起こし身動きが取れない。
ジョルジュはツンの両腕の手首を掴み、高々と持ち上げる。そしてツンの胸元
をまじまじと眺めた。

( ゚∀゚)「お嬢さんはまだ発育途中なのかな?あまり私の好みのサイズではないなぁ」

ξ=゚听)ξ「・・・・・・・・・・・・・」

( ゚∀゚)「しゃべることすらできんか・・・・先ほどの威勢はどこへやら」

ξ=゚听)ξ「・・・ペッ」

ツンはジョルジュの顔につばを吐きかけた。

ξ=゚听)ξ「調子にのってんじゃないわよ変態!」

( ゚∀゚)「・・・・・・・・・・・・・・」

(´・ω・`)「死んだな、あの女」

無言でつばをふき取るジョルジュ。その顔にもはや先ほどまでの余裕はなかった。
鬼気迫るジョルジュの視線がツンに向けられる。


42 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/22(土) 01:27:36.78 ID:ngWtnZu90
( ゚∀゚)「人間の分際でこの私に変態だとおおおお!!このひんぬーがああああああ!!」

ξ=゚听)ξ「キャアアアアアアアアアアアア!!」

ツンの両腕を掴んだ腕をそのまま振り回し、ジョルジュはツンを放り投げた。
地面に叩きつけられ盛大に転がるツン。

(´・ω・`)「キャーーだって!かっわゆーい♪」

(*'ω' *)「相手がわるかったっぽねぇ、お嬢ちゃん」

ξ=゚听)ξ「あぁ・・・・・・あ・・・・」

( ゚∀゚)「もろい・・・もろすぎるぞ人間。まるでボロ雑巾だ・・・・・
     まあ、貧弱な貴様等にはお似合いの姿だがな」

( ゚∀゚)「さて、そろそろ貴様の顔も見飽きた・・・・・ひんぬーに明日を
     生きる資格はない!死ねぇ!」

ジョルジュは巨大、硬質化させた腕を大きく振りかぶりツンに向けて振り下ろす。

ξ=゚听)ξ「(私・・・・・ここで死ぬの?私まだ、こんなところで死ねないのに・・・・・
       誰か・・・・・助けて!)」

その時、ツンの祈りが通じたのかどこからか放たれた一発の銃弾がジョルジュの腕を弾いた。



43 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/22(土) 01:28:16.61 ID:ngWtnZu90
( ゚∀゚)「な、なにぃっ!」

驚いて飛び退くジョルジュ。

「そこまでだ、外道」

( ゚∀゚)「ぐぅっ・・・・誰だ!どこにいる!?」

(´・ω・`)「大佐、あそこです!」

一斉にショボンの指差した方向を見るレプリカント達。ツンの倒れている場所
ゴミ捨て場の横の路地、そこに威厳をたずさえた二つの影があった。

( ´_ゝ`)(´<_` )

ξ=゚听)ξ「あ、兄者と・・・・弟者?」

( ´_ゝ`)「知らんな。誰だそれは?俺達はただの通りすがりのお人好しさ」

(´<_` )「俺は真夜中の太陽、ブラックサン!」

( ´_ゝ`)「俺は真昼の月、シャドームーン!」

(´<_` )「二人合わせて・・・・」

( ´_ゝ`)(´<_` )「流石兄弟!!」



44 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/22(土) 01:29:07.76 ID:ngWtnZu90
(´・ω・`)「うわ、だっせ」

ズガン!

(´゚ω゚`)「アッーーーーーーーー!」

(´<_` )「口には気をつけたほうがいい。さもないと頭に風穴が開くことになる」

( ´_ゝ`)「大丈夫か?お嬢ちゃん」

ξ=゚听)ξ「ええ。ありがとう兄者、助かったわ。でもなんで私がここにいると?」

(;´_ゝ`)「だから俺はシャドームーンだと・・・・まあいい。
      君が頭につけている猫耳は発信機になっている」

(´<_` )「それで居場所も分かったというわけだ。間一髪だったがな」

(*'ω' *)「流石兄弟だと・・・・・まさかあの伝説の・・」

<ヽ`∀´>「知っているニか?少佐」

(*'ω' *)「先の大戦でレプリカントでありながら、人間のために剣を取り
      同胞にあだなした伝説の戦士・・・・確かその二人の名を流石兄弟
      ブラックサンとシャドームーンと言ったっぽ」



45 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/22(土) 01:29:41.31 ID:ngWtnZu90
( ´_ゝ`)「か弱い少女を寄ってたかって暴行とは・・・」

(´<_` )「貴様達だけは絶対に許さん!」

( ゚∀゚)「言いたいことはそれだけか?それでは・・・・いくぞ!」

( ´_ゝ`)(´<_` )「来い!!」

ジョルジュは言い終わると同時に両腕を巨大化させ地を蹴った。
巻き起こした砂煙を掻き分け凄まじい勢いで兄者との距離を詰める。

( ´_ゝ`)「遅いっ!」

兄者は腰に下げた刀に手を当て重心を低く構える。そしてジョルジュの拳が肉薄する瞬間
全体重を前に移動させ地を蹴り、勢いもそのままに鞘から刀を抜き放った。
刹那、二つの殺意が交錯する。

( ゚∀゚)「ちっ・・かわしたか」

( ´_ゝ`)「・・・ふりかえるな」

( ゚∀゚)「なんだと?・・・・・うぅっ!!」

ふりかえった振動でジョルジュの腕に縦の亀裂が入る。そして切れ落ちた腕から鮮血が吹き出した。


46 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/22(土) 01:30:47.77 ID:ngWtnZu90
( ゚∀゚)「うおおおおお!!私の腕がぁぁ!!」

( ´_ゝ`)「流石流奥義、疾走居合。貴様の勢いを利用させてもらった」

( ゚∀゚)「おのれ貴様あああああ!!」

まさにジョルジュが叫んだ瞬間銃声が響き、弟者の二丁拳銃から放たれた
二発の弾丸がジョルジュの片腕を貫いた。

(´<_` )「お前の相手は兄者一人ではなく俺達だということを忘れるな」

( ゚∀゚)「ぐあああああああ!!」

最初の銃弾により破損した部分にピンポイントで二発の銃弾が命中し、そこから崩壊する
硬質化したジョルジュの腕。

(*'ω' *)「馬鹿な・・大佐が一方的にやられているっぽ・・・実力が違いすぎるっぽ!
      大佐!ここは一時撤退を!」

( ゚∀゚)「言われなくてもすたこらさっさだぜい」



47 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/22(土) 01:31:42.46 ID:ngWtnZu90
( ´_ゝ`)「貴様に逃げ場などない」

(´<_` )「兄者、手を貸してくれ」

弟者は愛用の銃を一丁手渡す。

( ´_ゝ`)「把握した」

二人はお互いに背を預け、逃走するジョルジュに銃の標準をあわせる。

( ´_ゝ`)「合言葉を覚えているか?」

(´<_` )「フフ、無論だ」

そして二人は同時にトリガーを引き放った。

  ∧、            ∧_∧      ∧_ 
/⌒ヽ\  ∧_∧  (´<_`  ) //~⌒ヽ    
|( ● )| i\( ´_ゝ`)  /   ハ/i |( ● )|  「J A C K P O T!(大当たり)」
\_ノ ^i |ハ    \     ヽ | i^ ゝ_ノ
 |_|,-''iつl/  / ̄ ̄ ̄ ̄/   l⊂i''-,|_|
  [__|_|/〉 ._/  FMV  /__〈\|_|__]
   [ニニ〉\/____/    〈二二]
   └―'               '─┘

放たれた二つの弾丸は二重螺旋の軌道を描き、互いに共鳴し合いながら加速する。
そして重なり合い一筋の閃光となった弾丸はジョルジュを打ち貫いた。



48 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/22(土) 01:32:59.24 ID:ngWtnZu90
( ゚∀゚)「グゥ・・我が・・・おっぱいに・・・一片の悔いなし・・ガフッ」

胴体に大穴の開いたジョルジュは地面に崩れ落ち絶命した。

( ´_ゝ`)「品のないセリフだ」

ξ=゚听)ξ「兄者!弟者!」

二人に駆け寄るツン。

ξ=゚听)ξ「あんなこと言ってたのに、ちゃんと助けに来てくれたのね」

(´<_` )「気が変わったんでな。政府のよりアンタの依頼のほうが魅力的だった
      それだけのことさ」

ξ=゚听)ξ「やっぱり弟者じゃない」

(´<_`;)「うっ・・・・」

( ´_ゝ`)「それよりツン、今の内にアジトの仲間に知らせるんだ
       敵が浮き足立ってる今がチャンスだ」

ξ=゚听)ξ「わかったわ!その前に・・・・二人にいいものあげる
      目をつぶって」

そう言うと、ツンは二人の頬に口付けをした。



49 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/22(土) 01:34:44.16 ID:ngWtnZu90
(*´_ゝ`)「なっ!・・・」

ξ////)ξ「これが今私ができる精一杯のお礼。生きてたらまた会いましょ!」

そう言うと二人に手を振りながら、ツンは駆け出した。

(´<_`*)「か、顔が赤いぞ兄者」

(*´_ゝ`)「お、弟者こそ!」

(*'ω' *)「おい!お前ら何いいムードになってるっぽ!
      勝負はまだ終わってないっぽ」

流石兄弟を取り囲む無数の兵士達。その数はざっと500以上はいる。

<ヽ`∀´>「お前達、一斉にかかるニダ!」

( ´_ゝ`)「どうやらまだ楽しませてくれるらしいぞ弟者」

(´<_` )「らしいな兄者。イカれたパーティーの始まりか?」

( ´_ゝ`)「だったら派手にいくか、弟者」

二人はお互いの獲物を握り締め、街を埋め尽くす敵の大群に向かって駆け出した。

( ´_ゝ`)(´<_` )「さあ、ショウタイムだ!!」

おわり

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