319 ◆NpqLp96rfA sage New! 2006/07/20(木) 00:35:21.43 ID:40iNlcPQO
川゚‐゚)「で、だ。お前はいつまで私の邪魔をするつもりかな?」

風に吹かれて制服のスカートがふわりと動く。
女子の中でも、頭一つ背の高いクー。
長い手は、目いっぱいに上に伸ばされて、引っ張られたシャツから見える脇腹。
周囲の('A`)こんなのや(=゚ω゚)こんなのの視線を、独り占めしている。

(*゚ー゚)「ちょっ、クー!おろしておろして!!」
川゚‐゚)「なぜだ?これからだと言うのに」
(*゚ー゚)「痙攣始まってるよ!血が通ってないよ!」
白く華奢な手の先には
((´〇д○`))
瞳孔が開ききったショボンがぶら下げられていた。


お題・淫らな子を放置してる。涙。

川゚‐゚)「うりゃ」
(*゚ー゚)「うわぁ、綺麗なフラッシングエルボー」
(; ゚д゚)「ややややりすぎなんじゃないのか!?」
川゚‐゚)「死んだら、それはそれで。都合がいい事この上ない」
(; ゚д゚)「えぇぇぇぇ」


321 ◆NpqLp96rfA sage New! 2006/07/20(木) 00:35:57.63 ID:40iNlcPQO
クーはこの所、ショボンがいまいち好きにはなれない。
ギコに言い寄るから。

(*゚ー゚)「あれーギコ君、ショボン君の事心配してるのー?」
( ゚д゚)「ああああ、違う違う違う!頼むから変なヤキモチ焼くな!」

川゚ー゚)「ふふふ」
近くにいれるなら、それでいい。幸せそうなギコの側なら、他に何もいらない。

(*゚ー゚)「あ、クー笑った」
( ゚д゚)「あ、クー笑った」
(´・ω・`)「あ、クー笑っげふぅ」

3つ目の声に、体が先に反応した。流れるような動きで背後を取り、ジャーマンスープレックスをお見舞いする。

(´#',ω・*`)「今日は一段と激しいね。だが僕は負けないy」

幼なじみが音速で廊下の端へ、かっ飛んで行った。

(*゚ー゚)「うわぁ綺麗な喧嘩キックぅ」

322 ◆NpqLp96rfA sage New! 2006/07/20(木) 00:36:35.84 ID:40iNlcPQO
(*゚ー゚)「ねぇ、クー。」
川゚‐゚)「ん?」
(*゚ー゚)「ショボン君、嫌いになっちゃったの?」
川゚‐゚)「嫌いではないが、ここの所気に障るんだ。ギコを襲う事しか頭に無いからな」
(*゚ー゚)「ふふっ、クーと同じだね」
川゚‐゚)「あぁ。だからかも知れん。しぃ、そろそろギコを私に譲る気は無いか?」
(*゚ー゚)「だーめ!!ずっと渡さないよ。私のギコだもん!」
川゚‐゚)「分かっているよ。私も、お前といて幸せそうな、ギコの側にいられるのが幸せなんだ」
川゚‐゚)「だから、私を愛人として囲ってくれるのが最高なんだが」
(*゚ー゚)「ちょっとクー!?」
川゚‐゚)「あぁ、冗談だ気にするな。心配しなくても、私が必ずギコの貞操と初めてを守りぬいてやるぞ」
(*゚ー゚)「う、うん。わかった」


324 ◆NpqLp96rfA sage New! 2006/07/20(木) 00:37:14.26 ID:40iNlcPQO
从゚∀从<そのっ頃ぉ〜っ!!

(´・ω・`)「さぁ、もう逃げられないよ」
(; ゚д゚)「ちょ、ちょっと待て?な?」

从゚∀从<理っ科室ぅー!!

(´・ω・`)「何 を だ い ?」
言いながらガクランを脱ぎ捨てる。
((; ゚д゚))

(´・ω・`)「ギコ君、君は随分と僕を待たせてたんだよ」
かちゃかちゃ
(((; ゚д゚)))

(´・ω・`)「こんなに淫らな子を放置してたなんて、ひどいじゃないか。」
ばいーん
(( ;д;))「だーれーかー!!」


ぎゅぎゅぎゅぎゅぎゅ
川-_-)―С<´・ω・`)
頬をつねりあげたまま、鬼がこちらを向かせる。
と、ショボンの口の中にクーの指が3本侵入してきた。
(´・ω・`)「ふぁっ、ふぁにぃひぃぃぃぃぃ」
滑らかな舌触りに、思わず興奮しかけた瞬間だった。
指を口腔内に引っ掛けられたまま、ショボンは中庭に投げ捨てられた。

从゚∀从〈ここ四階ぃぃぃ!

325 ◆NpqLp96rfA sage New! 2006/07/20(木) 00:38:40.10 ID:40iNlcPQO
( ゚∀゚)「はぁっ、はぁっ助かった」
椅子に縛られたギコ。
社会の窓から【情報規制】が出ている。
川゚‐゚)「………」

川 ∀ )「   」
スカート脱ぐ。駆け寄る。下着に手をかける。
何秒かかる?5秒?いや、2秒で。

(*゚ー゚)「不穏な空気が実体化して漏れだしてるよ、クー」
川 ∀ )
川゚‐゚)「あぁ、すまない。これ程のシチュエーションはそう無いからな。」
川゚‐゚)「そうだ、しぃ、舐めるだけならいいだろう?」
(*゚ー゚)「そうだ、じゃなーい!!」

(( ゚д゚))「あっ……ふぁっ……」

川゚‐゚)(*゚ー゚)

(´・ω・`)「っぷぼっちゅぶっじゅるるるっ……はぁっ、はぁっ」

川 ‐ )(* ー )

ボディに小さい拳がめりこみ、ショボンの体が浮く。
すらりとした足が、上下左右から、倒れる事が叶わぬ程、滅多撃ちにする。
蹴撃が止んだ瞬間、喉元にラリアットが食い込み、その場で一回転。
顔が元の位置に帰って来た。上履きの底が並んで二つ見えた。
( ゚д゚)「綺麗なドロップキックだ……」
涙を螺旋状に撒き散らしながら、ショボンはどこまでも、どこまでも飛んでいった。
【完】

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