83 ドクオの小説 sage New! 2006/07/06(木) 01:01:08.44 ID:JRtfSLTj0
('A`) ドクオは笑顔で自殺するようです。 ('A`)

1985年 1月22日 J( 'ー`)しと「父」の愛する息子として('A`)生まれました。


看護婦「凄く肌の綺麗なお子さんですね!真っ白ね。」
ご近所さん「ちょっと触らせてよ毒さん」
J( 'ー`)し「ちょっとだけよwwwww」

ドクオは生まれつき肌の白く。どちらかと言えば綺麗な容姿を持ち生まれました。
ベッドに寝かされる赤ちゃんと比べると存在感がはっきりと表に出る。
色素に異常があるようにさえ思われました。

84 ドクオの小説 sage New! 2006/07/06(木) 01:02:45.14 ID:JRtfSLTj0
幼児期

ドクオは隠れんぼが大好きでした。何度も家の中の死角に隠れては
家族を誘拐騒動に勘違いさせました。


父「ドクオー!!!!居ないぞ・・・・探すべきところは全て探した・・
J( 'ー`)し「ドクちゃんーー!!まさかあの子外に出て・・・・
('∀`) 「・・・・・カーチャン!・・・・・

家族はトイレ、押入れ、タンスの中。カーテンの中。全てを探したつもりでしたが

J( 'ー`)し「あなた!今ドクオの声が!


母は小窓の紫色の短いカーテンを開きました。なんとドクオは小さな体をピンと伸ばして
カーテンを丁寧に畳み直し。自分の身を綺麗に収納して隠れていたのでした。
外から見れば。それはカーテンが少々雑に畳んであるようにしか見えなかったのです。

この大人の目線の高さまである小窓に幼児が登るとは思わなかったのです。
ですがドクオはイスに登り。机に登り。身を壁にまかせて窓の手すりにつかまりよじ登る。
そしてカーテンに包まり。丁寧にカーテンフックを付け直す。その上でカーテンにしがみ付き長時間隠れていたのでした。

家族から見れば好奇心旺盛。それはつまり経験を順調に重ねていき。すくすくと成長するのだとばかり考えていました。


ですが・・・自我が目覚め始める年頃。幼稚園入園の日が決まりました。

85 ドクオの小説(gdgdの悪寒がしてきた) sage New! 2006/07/06(木) 01:04:35.35 ID:JRtfSLTj0
J( 'ー`)し「ドクちゃんも遂に入園ね。
父「うん。初めての親離れだな。でもきっと大丈夫。楽しさが見つかればきっとドクオは負けないよ。

J( 'ー`)し「ドクちゃん。もうすぐ幼稚園生よ。みんなと仲良くするのよ。
('∀`)「うん!カーチャンも一緒?
J( 'ー`)し「ううん。ドクちゃん一人で行くのよ。でも大丈夫。先生の言う事を良く聞きなさい。それにほら。近所のブーンちゃんだって居るのよ。」



('∀`)「・・・・・・・・・嫌ダヨ・・怖イヨ・カーチャン・・・・・イヤダアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア



J( 'ー`)し「ドクちゃん?!大丈夫よドクちゃん!!111111!!!!!!


ドクオの怯え方は異常でした。ですが「J( 'ー`)し」は親離れの始めは誰だって怯えるもの。父と相談するものの。
「ここは親にとっても我慢の時期」そのように判断しました。

86 ドクオの小説(gdgdだけどあと2〜3回投稿します) sage New! 2006/07/06(木) 01:07:12.37 ID:JRtfSLTj0
入園初日の朝。母は何時もよりも早く起床し。ドクオの幼稚園服の確認や朝ご飯。通園バス停留場所でのご近所さんとの付き合いの事。
その他もろもろの事を念頭に入れて準備に励んでいました。


ドクオは・・・・・
('A`)「っは・っはぁはあぁ・・・・・・・・・・・・・・・・・」


一睡も出来なかったようです。不安で心臓の鼓動が聞こえます。何だか何時もより速いよ。のどが渇くよ。息がしにくいよ。
明日どうしよう。どうしよう。どうしよう。どうしよう。どうしよう。どうしよう。どうしよう。どうしよう。どうしよう。怖いよ。一人。
布団から出たら死ぬ。そこまで怯えていました。


J( 'ー`)しがカーテンを開けて明るい朝の光を部屋に入れました。ドクオを起こそうとします。

J( 'ー`)し「ドクちゃん。さ。起きるのよ。」
('A`)「・・・・・・イヤダ・・・・」
J( 'ー`)し「駄目よ。。ドクちゃん起きなさい。みんな行くのよ?大丈夫よ。お母さんも途中まで一緒だからね?」
('A`)「・・・・ウン・・・・

ドクオは素直に従った。ドクオは覚悟を決めたわけじゃない。ドクオはやらなきゃいけないと本能で感じたわけでもない。
ドクオは流されやすい・・・・意味を知るわけでもなくやれと言われた事はやるしかない。自分の気持ちと物事の意味は後回し。
そんな性格に育ちつつあったのだ。本心は・・・・・・・・・・・・・・・・恐怖しかない。

87 ドクオの小説 sage New! 2006/07/06(木) 01:09:45.17 ID:JRtfSLTj0
ドクオは幼稚園服をおたおたと着る・・・が。着方が分からない。シャツやパンツ以外は母が着せる事が習慣だったから。


('A`)「カーチャンこれどうやってキルノ?
J( 'ー`)し「?腕を通してボタンを閉めるのよ。ほら。持っててあげるからね。一つずつ通しなさい。
('A`)「カーチャンこれドウヤルノ?
J( 'ー`)し「うーん。ボタンね。まだちょっと難しいのかな。こうやって・・・・穴に一つずつはめていくのよ。下からやるとね。欠け間違いが無いのよ。


母の助けばかりだが。準備を済ませ。通学バスを待つ場所まで行く事になる。「何とかなる。。」母はそう思っていただろう。
そして母の想定の範囲内の結果が見て取れるだろう。しかし。ドクオの内心は母の憶測とは逆に恐怖に包まれる事になる。

彼はこれから毎日の恐怖と戦い。平穏を見つけることだけに希望を感じる子供へと育つ他無い。とても打たれ弱く引きずり易い。
純粋すぎる子供になる事になる。

88 ドクオの小説 sage New! 2006/07/06(木) 01:11:36.56 ID:JRtfSLTj0
バスを待っていると。ご近所さんと会う。同じ時刻のバスに乗る、ドクオにとっては最初の友達となりやすい、そんな出会い。


( ^ω^)「ドクチャン。オイス-」
('∀`) 「ブーチャン・・・・・オ・オハヨ・」

ブーン母「おはよう御座います。毒さん。ドクちゃんはいつ見ても綺麗ね〜。
J( 'ー`)し「wwwwおほほ。おはよう御座いますwwww


ドクオはブーン親子の事は既に良く知っている。当然ブーンこそ始めての友達である。しかし・・・
ドクオはブーンと居て心落ち着く。心を許せたことは無かった。なぜならば。


( ^ω^)「カーチャン wktk ダオ!」
ブーン母「もうちょっとでバス来るからね。」

('A`)「・・・・・・・イヤダナァ・・ハァ・・・・ハァ・(怖いよ。。)
J( 'ー`)し「大丈夫よドクちゃん」


ブーンとドクオは正反対だったのだ。彼が心許せるのは自分と意見が合う人。つまりドクオのように何時も緊張して怖がる人。
母すら心許せる対象では無かった。所詮すがれる人。
ドクオは常にどうしてブーンは緊張しないんだろう?どうして怖くないんだろう?そう思っていた。

入園後。ドクオは完全に孤立する事になる。
中学〜大学かけては彼の端正な容姿が彼には不思議な経験を与える。

89 ドクオの小説 sage New! 2006/07/06(木) 01:15:06.14 ID:JRtfSLTj0
彼が自殺をするのはまだまだ先の話。苦しみ続け。発想が完全に壊れ自分に価値が無い社会不適合であると悟り。
迷惑を掛けることを極端に嫌う彼は。死ぬ事でしか社会にとって良いことは出来ないんだと悟ったのち死ぬ。

ビルから笑顔で飛び降りる。足は変な方向に曲がり体は裂けて血が溢れる。顔はグチャグチャ。でも仄かに笑顔を残して。





終わりです。幼稚園編から大学、自殺編とか脳内で構想はあるんですが
何分小説を書くのが初めてで、冒頭を書いてちょいと投下したらどうかと思ったんです。
gdgdで読めたもんじゃないならなら書く必要ないですしww

有難う御座いました。
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