509 題:朝 寝不足 頭痛 New! 2006/07/02(日) 06:29:01.31 ID:1nRDFtE4O
大学を卒業すると同時に、ドクオがペンション経営をはじめた。
ペンション経営は彼の幼少の頃からの夢であり、彼は喜色満面で中学や高校、大学の同級生を呼び集めた。
かつて不良と呼ばれたドクオも、今ではすっかり丸くなり、“楽しそうな笑い声を聞いていると自分まで楽しくなる”と語る。
そして予定日。降り積もる雪と夏の日差しが醸し出す神秘的な雰囲気の中、次々に集い出すかつての同級生たち。
長岡、ショボン、荒巻にビロード。そしてしぃ、ギコ、モララー、モナーら中学時代の親友。



510 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/02(日) 06:30:08.02 ID:1nRDFtE4O
sub:ごめんだお!
本文:ちょっと寝坊しちゃったお!

内藤は少しばかり遅れて来るらしい。もちろん、ツンも一緒に。
ツンはかたくなに認めないが、誰の目から見ても内藤とツンは仲のよいカップルそのものであった。

内藤ら二人が到着し、威勢のよい「乾杯」の合図とともに一杯やったあと、外に出て皆でふざけあう。
しばし思い出を語り合うと、誰が言うでもなく始まる雪合戦。
まるで少年に戻ったかのような楽しい一時を過ごす。


511 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/02(日) 06:30:34.89 ID:1nRDFtE4O
皆が眠りについた深夜。
ふと目を覚ました内藤が部屋を見渡すと、なにか違和感を感じた。
違和感の発生源は明らかだ。 ツ ン が い な い 。
トイレか?と考え、その場は眠りにつく内藤だったが、深夜11時50分、彼は再び目を覚ますことになる。

 聞 き 慣 れ た 人 物 の 悲 鳴 で。

そして日付の変わった深夜0時
――惨劇は起こった。




512 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/02(日) 06:32:04.30 ID:1nRDFtE4O
カタカタとキーを叩く。彼が今書いているのは所謂“ブーン系小説”。
もう朝だと言うのに、言葉では言い表せない創作意欲に駆られた彼は、先のことなど考えずに突っ走った。

( ^ω^)「うーん…ネタが思い付かんお……」

が、ここまで書いたところでネタが尽きた。
前日も徹夜で執筆をしていたのだから、ある意味当然の結果ではあるが。
結局この日は頭痛どころか目眩までしてくる始末で、一日中眠り続けた彼はまたしても昼夜逆転生活に陥ることになった。
その上目を覚ますなり“ネタが思い付かん”とか抜かし、テメェのスレを放置して練習スレでお題を募集しているのだからどうしようもない。

( ^ω^)「“お題くれ。>>200”…っと。」

200:逮捕

513 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/02(日) 06:32:47.12 ID:1nRDFtE4O
募集してから1時間が経った時、彼は苦悩していた。え、何でって?

( ^ω^)「長編の予感ktkr…うぇ……」

メール機能を使い半角10000文字ほど書いてみたところ、思いの他話が広がってしまい困っていたのだ。
練習スレには長いし、スレを立てるほど長くはない。しかも、完結させる自信すらない。
テメェのスレを放置してる奴が言うからこそ信憑性がある。

結局彼は逃走した。が、
スレを覗いて見ると何ごともなかったかのように淡々と進行を続けており、
彼が不貞寝しているうちにも数々の良作が投下されていった。
そして、スレの住人の誰もが、内藤のレスのことなど忘れ去っていた。

( ^ω^)「うは……」



514 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/07/02(日) 06:33:33.24 ID:1nRDFtE4O
カタカタとキーを叩く。彼が今書いているのは、所謂“ブーン系小説”。
もう朝だと言うのに、言葉では言い表せない創作意欲に駆られた彼は、先のことなど考えずに突っ走った。

(;'゚;ё;゚)「ネタが思い付かん……」

が、ここまで書いたところでネタが尽きた。
前日も徹夜で執筆をしていたのだから、ある意味当然の結果ではあるが。
結局この日は頭痛どころか目眩までしてくる始末で、一日中眠り続けた彼はまたしても昼夜逆転生活に陥ることになった。

そして朝。結局ネタが思い付かなかった彼は、とりあえず書いたものを投下してみた。
(;'゚;ё;゚)「“以上です。長文の駄文失礼しました”……っと。」


文才のない彼に対し、住人は皆優しくアドバイスをくれた。そう、それこそがVIPヌクモリティ。
彼は今日も突っ走る。いつか面白いものを書けるように。

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