18 ( ^ω^)と愉快な妖怪達2 New! 2006/06/27(火) 22:01:09.15 ID:BqDw2lrSO
ツンが僕達の学校に来てから一週間。僕の家は非常に困った事になった。
歓迎パーティーと称した宴会が毎日開かれているのだ。
それだけならいいんだけど、みんな酒癖が悪いから手に負えない。
ちなみに僕は下戸。
つまり、片付け役だ。

(*;□;)「ねぇねぇ、私綺麗?
――綺麗って言ってよぉ……グス」

(;^ω^)「ちょ、泣き上戸かお。(というか、マスクを付けてどうやって酒を飲んだんだお?)
きれいだお、しぃ」

背後で鼻声の『これでもかぁー』と聞こえるが僕はそれどころじゃない。
クーが僕に抱きついてきたのだ。

(*;ー;)「うわああぁぁん!
ブーンのバカあぁぁ!
口を裂いて死んでやるぅ!」


20 ( ^ω^)と愉快な妖怪達2 New! 2006/06/27(火) 22:02:14.04 ID:BqDw2lrSO
気持ちはわからんでもないが、それは間違ってるだろうよ、しぃ……。

(;^ω^)「……もう裂けてるお、口……。
――って!クー!!服を脱ぐなお!」

川*゚ -゚)「ケンカなんかやめて、セックスしなよ!
セックスセックス!!」

ド、ドクオ!助けてくれ!
僕の必死のアイコンタクトは親友(多分)に通じたか!?

(*'A`)「フヒッ!フヒヒヒヒヒッ!
これが〜大腸さ〜ん♪
これが〜小腸さ〜ん♪」

だ、だめだ。めちゃくちゃな酔っ払い方をしてる。
――っていうか!

(#^ω^)「臓器を床にぶちまけるなお!
掃除は誰がすると思ってんだお!!」


21 ( ^ω^)と愉快な妖怪達2 New! 2006/06/27(火) 22:03:11.31 ID:BqDw2lrSO
ズリズリ

う、この音は……。

川д川「……おいすー。
……お酒が無くなりました」

(;^ω^)「そ、そうかお。
それよりその井戸はどうやって運んだんだお?」

川д川「……東急ハンズでイチキュッパ」

いやいやいや、どう見ても僕の部屋に直接生えています。
本当にありがとうございました。
で、なんで僕の足を掴んでいるんですか?貞子さん。
クーも、なんで僕を押すの?背中に二つの膨らみがモロ当たってるんですが。

川゚д川「……井戸の中で!」
川*゚ -゚)「3P!3P!!」

(;^ω^)「ちょ、死んじゃうお!」

この二人、本当に女か!?
いや、妖怪だったっけ。
――納得してる場合じゃなかった!
やばい、やばいって!!


22 ( ^ω^)と愉快な妖怪達2 New! 2006/06/27(火) 22:04:08.63 ID:BqDw2lrSO
川*゚ -゚)「さくっと死んで私達の仲間になるのだよ」

(;^ω^)「さらっと恐い事を言うなお!」

うおぉ!落ちる落ちる落ちる!!

ベチベチベッチイイィィン!!

ξ#゚听)ξ「なにしとんじゃこらぁー!」

ナ、ナイス【鞭打】……。
僕まで殴る必要は無かったと思うけど、乙。
危なかったぁ……。

ξ#゚听)ξ「さぁさぁみんな、とっとと出て行きなさい!
次に私のビンタを食らいたいのは誰!?」

正に鶴の一声。
さすがの妖怪達もいそいそと帰り支度を始めた。
ふぅ、やっと嵐が去るかぁ……。


23 ( ^ω^)と愉快な妖怪達2 New! 2006/06/27(火) 22:05:24.52 ID:BqDw2lrSO
(;゚□゚)「……あ、んじゃ、今日の歓迎パーティーはお開きで」

まぁ、ツンは居なかったわけだけど。
じゃね。

(;'A`)「ちょ、俺の内臓が足りないぞう」

つまらん事言ってないでさっさと出ていけ。
バカ。

川д川「……じゃ、おいとましますね」

あ、あぁ……。
うおぉ!何で井戸がカバンサイズに!?

ξ゚听)(゚- ゚ 川「……」

あ、あの。お二人さん?

川 ゚д゚)、「……ペッ」

うわぁ、クーのガラが悪いナリィ……。
あ、全裸で出てっちゃった……。

ようやく、僕の家に静けさが戻った。
それにしても、よくもまぁここまで散らかしたもんだ。


24 ( ^ω^)と愉快な妖怪達2 New! 2006/06/27(火) 22:07:54.73 ID:BqDw2lrSO
(;^ω^)「ふぅ、台風一過ってところだお、ツン」

ξ;゚听)ξ「うーん、なんかまだ嫌な気配がするんだけど……。
――ま、いいか。さっさと片付けましょ」

これが僕のもう一つの悩みなわけで――。
何で僕とツンが一緒に住まなきゃならないんだ?
それもあのクソ担任の所為だ。
――あれ?今なんかくしゃみが聞こえたような……。
ξ#゚听)ξ「内藤!!手伝いなさいよ!」

(;^ω^)「わ、わかったから手をしならすなお」


(´・ω・`)「ふふ、酒は許してもセクロスは許さないよ。
ん、これはドクオの内臓の一部じゃないか。あのバカ。
しっかし、監視も楽じゃないなぁ……。
ベッドの下超暑いし……」
ショボンは鎌男だったようです。

終わり

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