461 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/21(水) 10:46:10.54 ID:2Ujb4adW0
(;^ω^)「ちょっと砂糖少なすぎたお…なんで砂糖切れるんだお…」

ブーンは砂糖を切らしていた。

( ^ω^)「あの日と同じ味だお…」

ちょうど同じように砂糖があまり入らないコーヒーを飲んだ日のことを思い出す。


─10年前

( ^ω^)「にげぇwwwwwww」

ξ゚听)ξ「砂糖切れてるんだからしょうがないでしょ!」

ツンの家に来ていたブーンはツンが入れたコーヒーを飲んでいた。

( ^ω^)「こんなの飲めないお!砂糖少なすぎだお!」

ξ゚听)ξ「うるさい!文句あるなら飲まなくていいから!」

(;^ω^)「飲みたいお!砂糖買ってきてくだしあ」

土下座をしてまで頼むブーンを見てツンは砂糖を買いに行く事を決めた。

ξ゚听)ξ「まあ、そこまで頼むなら買ってきてあげてもいいけど」

そう言い残し、ツンは家を出て行った。
それが最後の別れになるとも知らずに…

462 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/21(水) 10:46:29.49 ID:2Ujb4adW0
何分たっても戻ってこないツンの携帯電話に電話をした。

( ^ω^)「…もしもし、ブーンだお」

(´・ω・`)「ブーン…?この人の知り合いか?」

( ^ω^)「誰だお?」

電話に出たのは知らない男だった。

(´・ω・`)「すまない。VIP病院に来て欲しいんだ」

( ^ω^)「ツンに何があったお!?」

(´・ω・`)「とにかく来て欲しい」

ただ事ではない気配を感じ病院まで休むことなく走った。

三⊂二二二( ^ω^)二⊃ ブーン「ツン…生きててくれお…」

463 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/21(水) 10:46:55.72 ID:2Ujb4adW0
病院に着いたブーンは電話に出た男と会う。

( ^ω^)「ツンは!?どうしたんだお!?」

(´・ω・`)「交通事故で…意識不明だ」

(#^ω^)「お前が轢いたのかお?」

ブーンは男につかみかかる。

(´・ω・`)「いや、轢き逃げだったんだ。そこに僕が通りかかって救急車を呼んだ」

( ^ω^)「そ、それはすみませんでしたお」

(´・ω・`)「いいんだ。疑われてもおかしくない状況だしね」

( ^ω^)「とにかく意識が戻るのを待つお」

464 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/21(水) 10:47:11.75 ID:2Ujb4adW0
それから何時間待ってもツンの意識が戻る事はなかった。
そして翌日、死亡が確認された。

( ;ω;)「ツン…ブーンが砂糖買って来いなんて頼まなかったら…」

それから10年。
ブーンは警察になり轢き逃げをなくそうとしていた。

( ^ω^)「さて…今日もがんばるお」

自分と同じような思いをする人をなくすために。

( ^ω^)ブーンがコーヒーを飲むようです 完

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