138 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/16(金) 01:48:48.41 ID:rEedxTeqO
むかしむかしある所におじいさんとおば…おじいさんが一人住んでいました。
('A`)「俺はどうせドクオだよチクショー」
おじいさんは毎日毎日畑で働いています。
野菜を作って町で売って生活しているのです。
そんなおじいさんにも悩みがありました。
近くに住むタヌキが畑の作物を食べてしまうのです。
(´・ω・`)「ムシャムシャ」
(#'A`)「また来やがったか!出てけ!」
(´・ω・`)「バイバイキーン」
('A`)「くそっ
一口かじっただけで棄ててやがる…」
かじられた野菜は売り物になりません。
おじいさんはタヌキにほとほと困っていました。
('A`)「こうなったら…」
おじいさんは畑に罠をつけることにしました。

139 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/16(金) 01:49:17.04 ID:rEedxTeqO
落とし穴、鳴子、トラバサミ、地雷…多種多様なトラップを設置しました。
(*'A`)「フヒヒ!さぁどっからでもかかってこい!」
その夜―
(´・ω・`)「ふむ…トラップか
じじぃのヤツ調子こいてるな」
闇の中をゴソゴソと動くタヌキ、一体何をしているのでしょうか。
朝になりました。
おじいさんが畑に見回りにきました。
(*'A`)「フヒヒ!今日の夕飯はタヌキ汁だ!」
('A`)「・・・」
畑のトラップは全て昨日のままです。
今日はタヌキは来なかったのか…と思ったおじいさんは畑に踏み込みました。
その時!

140 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/16(金) 01:49:49.86 ID:rEedxTeqO
(;'A`)「ぎゃああああ!」
おじいさんは落とし穴に落ちてしまいました。
(;'A`)「なんで!?俺こんな所に落とし穴掘ってないぞ!?」
(´・ω・`)「ふふふ…」
(;'A`)「タ、タヌキ!」
(´・ω・`)「あんなトラップで僕を捕まえようなどとは笑止!
君には報いを受けてもらうよ」
(;'A`)「やめ…」
穴に落ちた時に腰を打ったおじいさんは全く動けません。
タヌキがにじりよってきます。
(´・ω・`)「レッツくそみそ」
(*A*)「アッー!」

141 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/16(金) 01:50:32.52 ID:rEedxTeqO
数日後―
ξ゚听)ξ「じじぃー」
おじいさんの家に一羽のウサギがやってきました。
このあたりの山に住むウサギでおじいさんの数少ない友達です。
(;A;)「いてててて…」
ξ゚-゚)ξ「あら?どうかしたの?」
(;A;)「チンチンクソミソアナルアナル」
ξ;゚-゚)ξ「そう…気の毒に…」
いつもはおじいさんをかなり邪険に扱うウサギですが、流石に同情しています。
おじいさんは涙を流しながら喋ります。
(;A;)「このままじゃ死んでも死にきれねぇ
お願いだ、タヌキのヤツを懲らしめてくれ」
ξ゚听)ξ「えー!なんであたしが?」
('A`)「今度ケーキ食べ放題奢るから」
ξ*゚听)ξ「タヌキめ許せない!おじいさんの仇はとるわ!」
('A`)「頼んだぞー」
ウサギはおじいさんの仇をとる事にしました。

142 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/16(金) 01:51:35.24 ID:rEedxTeqO
ウサギは早速タヌキの家に向かいます。
ξ゚-゚)ξ「タヌキいるー?」
(´・ω・`)「やあ
ようこそタヌキハウスへ
なにか用かい?」
ξ゚听)ξ「薪拾いに行くんだけど荷物持ちが欲しいの
報償は払うから」
(´・ω・`)「しょうがないな」
ウサギは言葉巧み?にタヌキを誘いだす事に成功しました。
山に入り二人で薪を拾います。
その帰り道、ウサギはタヌキの後ろをゆっくりと歩きます。
その手には二つの火打ち石。
タヌキの背負っている薪に火をつけるつもりです。
ξ*゚听)ξoO(喰らえ!)
カチカチ
(´・ω・`)「ん?なんの音?」
ξ゚-゚)ξ「ここはカチカチ山だしカチカチ鳥が鳴いてるんじゃない?」
(´・ω・`)「あるあ…ねーよwww」
振り向いたタヌキは薪を手に取りウサギの頭に一撃を見舞いました。
(´・ω・`)「しにさらせ」
ξ><)ξ「キャア!」
蹲るウサギを残してタヌキは去っていきました。

143 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/16(金) 01:52:34.26 ID:rEedxTeqO
次の日―
ξ#゚听)ξ「おのれタヌキ!こうなったら次の作戦よ」
ウサギは変装してタヌキの家に向かいました。
ξ●凵)ξ「タヌキいるー?」
(´・ω・`)「やあ
ようこそタヌキハウスへ…なんだまた昨日のウサギか」
ξ;●凵)ξ「ち、違うわよ!昨日のはカチカチ山のウサギ、あたしはヒリヒリ山のウサギよ」
(´・ω・`)「ふーん…で?そのヒリヒリ山のウサギさんが何の用?」
ξ●凵)ξ「実はこんなものを手に入れたのよ」
ウサギは一本のビンを取り出しました。
ξ●凵)ξ「どう?極上品のテキーラよ?今なら一本10万円で…」
(´・ω・`)「ふーん」
タヌキはビンを受けとります。
ξ*●凵)ξoO(唐辛子入りのテキーラを喰らえ!)
(´・ω・`)「ちょっと飲んでみてよ」
ξ●凵)ξ「え?」
(´・ω・`)「極上品のテキーラなんだろ?君が飲んだら買うからさ」
ξ;●凵)ξ「いや…あの…えっと…」
(´・ω・`)「ん?どうしたの?飲めないの?なんで?ねぇなんで?」
ξ;●凵)ξ「あたしは…未成年だから…」
(´・ω・`)「あぁそうか、未成年ならお酒は飲めないよね」
ξ;●凵)ξ「そうそう、飲めないの」
(´・ω・`)「そうかそうか納得納得あはははは」
ξ;●凵)ξ「あはははは」
(´・ω・`)「しにさらせ」
ξ●凵)ξ「キャア!」
ビンでウサギに一撃を与えたタヌキは蹲るウサギを残してご飯を食べに行きました。

145 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/16(金) 01:58:51.74 ID:rEedxTeqO
次の日―
ξ#゚听)ξ「あーもう!次の作戦よ!」
ウサギはまた変装してタヌキの家に向かいました。
ξ〇□〇)ξ「タヌキいるー?」
(´・ω・`)「やあ
ようこそタヌキハウスへ…またかい?」
ξ;〇□〇)ξ「またってどういう意味よ
あたしはドロドロ山のウサギ、カチカチ山でもヒリヒリ山でもないわ」
(´・ω・`)「ふーん…で?
ドロドロウサギさんはなんの用?」
ξ#〇□〇)ξ「ドロド…釣りに行こうと思ったんだけどタヌキも来ない?」
(´・ω・`)「ま、行ってみるかな」
二人は近くの川に行きました。
川辺には二艘の舟があります。
ウサギの用意した木の舟とドロの舟です。
ξ○□○)ξ「この舟で釣りをしましょう
あたしは軽いから軽い木の舟、タヌキは重いから重いドロの舟を使うのよ」

146 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/16(金) 01:59:28.76 ID:rEedxTeqO
(´・ω・`)「なるほど、僕は重いから重いドロの舟か…納得納得」
ξ○□○)ξ「さ、行きましょ」
(´・ω・`)「しにさらせ」
ξ○□○)ξ「キャア!」
木の舟でウサギに痛恨の一撃を加えたタヌキは蹲るウサギの前に立ち喋ります。
(´・ω・`)「まったく…カチカチ山だとかヒリヒリ山だとかドロドロ山だとかいい加減にしなよ」
ξ゚听)ξ「うるさいっ!この変態タヌキ!」
ウサギも変装を解いて言い返します。
(´・ω・`)「おおかたじじぃにでも頼まれて仕返にきたんだろうけどさ
やり方が幼稚だよ」
ξ#゚听)ξ「幼稚ですって!?」
(´・ω・`)「今時こんな方法で仕返するなんて呆れるを通り越して可哀想になってくるよ」
ξ#゚听)ξ「なっ…」

147 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/16(金) 02:00:08.11 ID:rEedxTeqO
(´・ω・`)「小学生低学年でももうちょっとマシな事するよ」
ξ#;;)ξ「う…うるさい!」
(´・ω・`)「ねぇ、今どんな気分?ねぇ?ねぇ?ねぇったらー?」
ξ;;)ξ「ウワー!」
ウサギは泣きながら走り去ってしまいました。
タヌキはウサギを見届けると木の舟に乗り釣りを始めました。
森の中―
ξ;;)ξ「うぅ…ヒック…グス…」
ξ;;)ξ「許せない…!じじぃの事なんてどうでもいい!あたしを侮辱したのは絶対許せない!」
ξ;;)ξ「こうなったら…となりの山の彼に…!」

148 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/16(金) 02:06:51.98 ID:rEedxTeqO
夕方―
(´・ω・`)「いやー大漁大漁」
釣りをしていたタヌキは思いの外大漁で満足顔です。
(´・ω・`)「この舟を持ってきたことだけはウサギを誉めてもいいな」
(´・ω・`)「ん?」
タヌキは川辺に誰かが立っている事に気づきました。
手になにか黒いものを二つ持っているようです。
(´・ω・`)「あれは確か…となりの山の…」

( ^ω^)

(´・ω・`)「クリの…ブーン?」

149 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/16(金) 02:07:45.28 ID:rEedxTeqO
( ^ω^)「さぁキャサリン(マシンガン)今こそ戦う時だお!」
キャサリン(マシンガン)の銃口から火炎と共に鉛の玉が吐き出されました。
(;´・ω・`)「うわああああ!」
タヌキの体に鉛の玉が突き刺さり、貫通します。
真紅の鮮血がタヌキから飛び散りました。
( ^ω^)「おっおっおっ…獣でも血の色は綺麗だお」
(´゚ω゚`)「あ…ぐ…」
( ^ω^)「シンシア(ロケットランチャー)はいつ見ても美しいお」
ブーンはシンシア(ロケットランチャー)を構えます。
( ^ω^)「ファイア!」
(´゚ω゚`)「…!」
木の舟から爆炎が立ち上ります。
タヌキの体は粉々になりました。
( ^ω^)「汚い花火だおwww」
ξ゚听)ξ「ありがとうブーン」
( ^ω^)「金はみ○ほ銀行に振り込んどけお」
こうしていたずらタヌキは成敗されました。
めでたしめでたし

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