618 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:09:37.87 ID:1kUd0G8T0
頭が痛い――・・

目が覚めると僕は知らない部屋に居た。

まだ頭がズキズキする、視界もブレて落ち着かない。

何故こんな所にいるんだろう・・・。

僕は少し記憶を探った・・・。



俺とツンとドクオの3人で居酒屋で軽く飲み交わしていた。

その辺りからの記憶が曖昧だ、飲んでいたのだから当たり前なのだが。

数時間飲み続けて・・・飲んで・・・飲んで・・。
ここはどこなんだろう。
子供部屋の様だ。

619 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:09:59.53 ID:1kUd0G8T0
―・・ツンはどうしてるんだろう?
―・・ドクオ・・・。

( ^ω^)「きっと誰かが助けてくれたんだお!」
     飲みつぶれて・・それで誰かが家に・・・」

自分でも何か違和感があった。
3人で飲んでたんだ、ドクオは確か酒に強くて滅多に酔わない。
ツンは酒を飲んでない・・・。

(;^ω^)「嫌な予感がするお・・・、早く出るお」

ブーンはとりあえずこの部屋から出ようとドアノブを・・・。

(#^ω^)「ノブが回らないお・・・ドアがあかないお!」

ブーンはドアを蹴ったり殴ったり罵声を浴びせたりしたが木製のドアはびくともしない・・・。

620 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:10:23.58 ID:1kUd0G8T0
鍵穴に気が付くのに10分以上掛かっていた。

(;^ω^)「カギ・・・、どこだお・・?」

(;^ω^)「どこかにカギが隠してあるみたいだお・・・。」
      (どこを探すお・・・っていうかさっさと誰かと合流したいお・・1人だと色々きついお・・・)」

勉強机が目に付いた、写真立てが目だつ。

( ^ω^)「大体こういう場所においてあるお」

勉強机には写真立てと果物ナイフ、ロープがあるだけだった。

( ^ω^)っ【(´・ω・`)】「・・・?この写真の人どこかで・・・
              ・・・・おっおっ、つくおこのテレビ!」

何かを思い出そうとしたがテレビへの興味がそれをかき消してしまった。
2chをまわしても10chをまわしても全く映る気配はない。

(;^ω^)「何も映らないお、つまらないお!」

テレビのしたに置いてあったビデオデッキを蹴飛ばした。

(*^ω^)「ビデオデッキの中に入ってたビデオの中から小さなカギが出てきたお!」

622 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:11:19.27 ID:1kUd0G8T0
鍵を鍵穴に差し込もうとしたが少し抵抗が返ってくるだけで開く気配は無かった。

( # ^ ω ^ ) 「 ! ? 
            なんだお!なめてんのかお!カギだお!カギ!ひらけお!」

鍵をポケットにしまうとベットの辺りを探し始めた。

( ^ω^)「こうマクラの下とかにー・・・」

マクラを調べたが何も無かった。

(;^ω^)「・・・」

ベットの下を調べたが埃っぽいだけで何も見つからなかった。

(;^ω^)「・・・・・」

ブーンは本棚を調べたがヤラシイ本は一冊も見つからなかった。
本棚の奥から石鹸を見つけた。

(#^ω^)「・・・石鹸なんて何につかえるお・・・!」

石鹸をポケットにしまうと再びドアに目を向けた。

(;^ω^)「鍵はこれしかないお・・・、これでどうにかするしか・・・」

624 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:12:08.21 ID:1kUd0G8T0
【アイテムデータ】
ブーンのライター   「ブーン所持のライター、残りガスは少ない。」
ブーンの名刺      「ブーンの名刺、殆ど渡す機会は無い。」
果物ナイフ      「切れ味の良さそうな小さめのナイフ、新品のようだ。」
ロープ           「何か赤い物が染み込んでいる・・・、嫌な臭い。」
写真立て【(´・ω・`)】 「どこかで見たことがある人だが良く思い出せない。」
小さな鍵         「ゴム状の鍵、おもちゃの鍵にも見える。」

アイテムデータが入りきらなかったお(;^ω^)

625 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:12:53.45 ID:1kUd0G8T0
再び鍵を鍵穴にいれると抵抗は返らず、そのままドアノブは回った。

(;^ω^)「あれ?なんでだお?」
      ・・・そういえばこの鍵丸いお、石鹸でツルッとはいったんだおきっと」

あまり納得出来ない理由でブーンは部屋を出た。

(;^ω^)「何か隣の部屋の扉は壊れてるし奥の部屋の扉は焦げてるお・・・」
      まぁいいお、さっさとこの家でるお」

階段を下りるとこの家を後にした。

( ^ω^)「ふー、これでこの家ともお別れだお、色々あったけどありがとうだお」
      シャバの空気は――・・・・・?」

そこには古びた学校の景色が広がっていた。
まだ、ブーンは帰れそうに・・ない。

1話 - 謎の小部屋 - the end


つまらなかったらここで終わりにしておくお

627 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:15:05.99 ID:1kUd0G8T0
【人物データ】
( ^ω^)ブーン 現在地「学校?」 「心優しい青年」
ξ゚听)ξツン  現在地「不明」 「ツンデレ、料理の腕は未知数」
('A`)ドクオ    現在地「不明」  「時々自虐的になる事があるがしっかりしていて冷静」
(´・ω・`)???  現在地「不明」 「ブーンが見つけた写真の青年」

【アイテムデータ】
ブーンのライター   「ブーン所持のライター、残りガスは少ない。」
ブーンの名刺      「ブーンの名刺、殆ど渡す機会は無い。」
果物ナイフ      「切れ味の良さそうな小さめのナイフ、新品のようだ。」
ロープ           「何か赤い物が染み込んでいる・・・、嫌な臭い。」
写真立て【(´・ω・`)】 「どこかで見たことがある人だが良く思い出せない。」
石鹸           「ぬるぬるする石鹸、もしかしたら役に立つかもしれない。」


人が少ないらしい、全部投下しきるなら今のうち( ^ω^)

628 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:15:46.99 ID:1kUd0G8T0
- 学校 東廊下3階 -

(;^ω^)「わけがわからないお・・・、家から出たら学校の廊下だお・・・。」

とりあえず辺りを見回したが唐突にある扉以外普通の学校だった。
気になるのはタイルが敷いていない昔の学校・・・という事だけだ。

ぐぅ・・・

(*^ω^)「・・・おなかすいちゃったお」

しまりの無い音を出すと家庭科室を探した。
もしかしたら何かあるかもしれない。

( ^ω^)「それにしてもちょっぴり怖いお、誰も居ない学校も・・・」

ガタンッ

(;^ω^)「!?」

629 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:16:04.04 ID:1kUd0G8T0
ゴトンッガガg

 ( ; ^ ω ^ ) 「 ! ? 」

グツグツ・・・ゴゴ・・・ガゴ、ゴトンッ

(;^ω^)「・・・誰かいるのかおー・・・?」

???「誰!?」

(;^ω^)「ごごごめんなさいお!!殺さないでくださいお!!」

そこには包丁を持った気性の荒らそうな女性が立っていた・・・。

631 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:16:44.18 ID:1kUd0G8T0
- 家庭科室 -

ξ;゚听)ξ「な、何よブーンじゃない、どうしたのよこんな所で。」

(;^ω^)「ツ、ツンかお・・・それはこっちがききたいお・・・。」

ξ;゚听)ξ「それでどうしたのよ」

(;^ω^)「気が付いたら子供部屋にいたんだお、
      そして扉を開けたらおなかがすいちゃってここにきたんだお」

ξ;゚听)ξ「子供部屋・・・、私は母親の部屋みたいな場所にいたわ・・・、
       ただ使える物は限られてた、おばさん向けの雑誌とかは全部ダミーだった・・・」

ツンは少し暗い顔をするとまた料理らしき事を始めた。

( ^ω^)「ツン?何か具合悪そうだお」

ξ゚听)ξ「な、なんでもないわよ!・・・なんでもないわよ・・・。」

(;^ω^)「ところでツン・・・それなんだお?」

ξ゚听)ξ「はぁ?何言ってんのよ、どこからどう見たってカレーじゃない、
       ・・・あんたの分なんかないわよ。」

632 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:17:26.60 ID:1kUd0G8T0
ぐぅ・・・

(*^ω^)「・・・・」

ξ;゚听)ξ「も、物欲しそうな顔で見てんじゃないわよ・・・
       しょ、しょうがないわね!ちょっとよ、ちょっとだけだからね。」

(*^ω^)「ありがとうだお!ツン優しいお!」

ξ////)ξ「うっさいわね!黙らないとひっぱたくわよ!」

(メメω^)「もうひっぱたかれてるお・・・」
-----------------------------------------------

SAWってなんだお?後でぐぐってみる(;^ω^)

634 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:17:47.00 ID:1kUd0G8T0
- 家庭科室 -

(*^ω^)「おっおっおいしいお!」

ξ゚听)ξ「当たり前じゃない
      ところで・・・、ドクオはどうしたの?」

今まですっかり忘れていた名前というわけではない。
どこか心の隅にはあった。

(;^ω^)「わ、わからないお・・・」

ξ゚听)ξ「・・・でも同じ家にいたのよね。
      私が母親の部屋、ブーンが子供の部屋、となると・・・」

(*^ω^)「ドクオはリビングでのんびりかお!
      カレー一緒に食べにいこうお!」

ξ゚听)ξ「何でそうなるのよこのバカ、父親の部屋にいたと思うわ、
      私が出たときには1つ扉があいてた・・・、階段の奥の部屋よ、焦げてた。」

( ^ω^)「僕も見たお・・・、焦げてた・・・っていうか焼け落ちてたお、隣の部屋の扉は壊れてたお・・・」

ξ#゚听)ξ「ど、どうでもいいじゃないそんな事!」

(メ^ω^)「いたいお・・・」

635 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:18:23.51 ID:1kUd0G8T0
ブーンとツンはカレーを食べ終わると現在の状況を整理した。

ξ゚听)ξ「とりあえずドクオは私たちより前にいる。」

( ^ω^)「僕たちは今家庭科室にいるお!」

ξ゚听)ξ「ちなみにここは3階よ、・・・・東階段は壊れてたわ。」

( ^ω^)「とりあえず技術室とかいってみないかお?」

ξ゚听)ξ「・・・なんで?」

( ^ω^)「ドライバーとかペンチとかありそうだお」

ξ゚听)ξ「・・・そうね、あの部屋を見る限り誰かが私達で遊んでるわ、
      絶対に見つけて叩きのめすには必要ね。」

(;^ω^)「いやいやいやいや、ドアとかあけるお!」


636 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:19:09.24 ID:1kUd0G8T0
ξ;゚听)ξ「わ、分かってるわよ」

( ^ω^)「分かってるのかお・・・」

ツンは1枚の紙を取り出した。

ξ゚听)ξ「これはこの学校の見取り図みたいだわ。」

( ^ω^)「技術室は2階の東側だお!」

ξ;゚听)ξ「やっかいね・・・、東階段は無理だわ、もしかしたら何かまた・・・」

( ^ω^)「とりあえず技術室に向かってから玄関だお!」

637 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:21:43.21 ID:1kUd0G8T0
- ドクオ -

(;;'A`)「何で・・・お前・・・」

????「すぐ楽になるといいよ、どうせキミじゃここから生きては出られない。
   冷静すぎる奴は仲間から裏切られるんだよ」

(;;'A`)「なんだと・・・」

????「おっと、お喋りが過ぎたね、そろそろ楽になろうか。」

(;;'A`)「うっ・・・なんでお前が!ショボン!」

????「・・・うるさいよ・・・。」

ショボンは黒光りする物をドクオのこめかみに当てた。

????「やっぱり無理なのか・・・、だけど僕が直接作ればいいだけ・・・」

(;;'A`)「(ブーンわりぃ・・・俺・・・
    頼む・・・お前等は・・・来ないで・・・くれよ・・・)」

ショボンはドクオに何か薬品をかけるとそのまま立ち去った。

('A`)「・・・?」

638 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:22:32.58 ID:1kUd0G8T0
- ブーン 学校 西廊下3階 -

ξ;゚听)ξ「・・・・何よあれ」

(;^ω^)「し、知らないお!」

階段の踊り場にはその場に似合わない巨大なロボットが待ち構えていた。

( ;ω;)「どどどどどどうするおおおお」

ξ;゚听)ξ「お、男の癖にだらしないわよこのバカ!」

その声に反応したらしくロボットが此方へ向かう。

ξ#゚听)ξ「このバカァァァァ!アンタのせいで気がつかれたじゃないの!!」

( ;ω;)「どうするおーどうするおー!?」

ξ;゚听)ξ「くっそコイツ役に立たねエエェェェェェ!」

今あるのは私が見つけた金属バット・・、果物ナイフ、石鹸・・・!?

ξ;゚听)ξ「・・・(どうする・・・!?)」

639 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:23:39.61 ID:1kUd0G8T0
- 石鹸 -


何故か本能が石鹸を使えという無謀な行動を導きだした。


ξ゚听)ξ「・・・石鹸って・・・どうやって戦えって言うのよこのバカ!」

ツンは石鹸を投げ捨てた。

[ ● ]「ギギ・・・」

ξ;゚听)ξ「えぇっと・・・お前なんか素手で・・・!」

[ ● ]「楽ニ殺シテヤ・・・・・」

ズルッ

ξ;゚听)ξ「・・・あれ」

641 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:24:22.54 ID:1kUd0G8T0
[ ● ]「コッコッコッッ・・・・・」

ξ;゚听)ξ「・・・ふ、ふっ、無様ね、も、もちろん知ってたわよ、転んだらおきれない事なんてねっ!」

[ ● ]「コッコッコッ・・・ノ・・・コッ」

ズドンッ

銃がロボットのモノアイを貫いた。
ロボットはもう動けないらしい、動く素振りすら見せない・・・。

ξ;゚听)ξ「だ、誰!?」

????「僕だよ、覚えてないかい?」

ξ;゚听)ξ「・・・・?」

(´・ω・`)「久しぶりだね・・・」

ξ;゚听)ξ「ショボン!!!」

643 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:25:51.48 ID:1kUd0G8T0
ξ;゚听)ξ「い、一応聞くけど・・・どうしてここに・・」

(´・ω・`)「そんなのどうでもいいことだろ?
      今はここから出ることだけ考えよう、ここは・・・危ない。」

( ;ω;)「こわいおーこわいおー・・・
      わぁぁぁぁっこ、殺さないでくださいお!」

ブーンはショボンの銃を見るとまた腰を抜かして倒れこんだ。

(´・ω・`)「・・・ブーンか?情けないな相変わらず。」

( ;ω;)「・・・・
      ・・・・・・・・・誰だお」

(;;´・ω・)「ショボンだよショボン・・・」

(;^ω^)「!!!・・・・?」

(´・ω・`)「まぁとりあえずここから・・・。」

ξ;゚听)ξ「ま、待ちなさいよ!アンタ・・・死んだはずでしょ!?」

644 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:27:28.70 ID:1kUd0G8T0
【人物データ】
( ^ω^)ブーン 現在地「西廊下3F」  「心優しくて優しい青年」
ξ゚听)ξツン    現在地「西廊下3F」 「ツンデレ、料理の腕は未知数」
('A`)ドクオ       現在地「不明」   「時々自虐的になる事があるがしっかりしていて冷静」
(´・ω・`)ショボン  現在地「西廊下3F」 「素性不明、1度死んだ?」

【アイテムデータ】
ブーンのライター   「ブーン所持のライター、残りガスは少ない。」
ブーンの名刺      「ブーンの名刺、殆ど渡す機会は無い。」
果物ナイフ      「切れ味の良さそうな小さめのナイフ、新品のようだ。」
ロープ           「何か赤い物が染み込んでいる・・・、嫌な臭い。」
写真立て【(´・ω・`)】 「しょぼんの写真?」
金属バット        「Vip中学校野球部と書いてある・・・」

-----------------------------------------------------

脱出ゲーム風の小説ですお(;^ω^)
でもロボットとかわけの分からない設定が(ry
仕様です、本当にごめんなさい

645 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:27:59.31 ID:1kUd0G8T0
(´・ω・`)「ふざけた事言ってるとぶちころすぞ、僕が死んだ・・・いつ。」

(;^ω^)「・・・1年前だお・・・」

(´・ω・`)「・・・・いつなんだ。」

ξ゚听)ξ「1年前って言ったら2005年の3月に決まってるでしょ?ボケてんの?」

ショボンは少し黙ると口を開いた。

(;;´・ω・`)「いや・・・ツンたちこそボケてるんじゃないか?」

ξ゚听)ξ「はぁ?」

(;;´・ω・`)「いまは・・・・2004年だろ?」

ξ;゚听)ξ&(;^ω^)「な、なんだってー!?」

647 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:29:01.67 ID:1kUd0G8T0
ξ;゚听)ξ「(ちょっとブーンどうなってるのよ!2004年は違うでしょ!2006年でしょ!?」

(;^ω^)「(そうだお!今年は2006年だお!)」


ξ゚听)ξ「・・・私達がタイムスリップでもしたの・・・?」

(;^ω^)「お酒飲んでタイムスリップできたら居酒屋やってけないお・・・」

ξ゚听)ξ「じゃあなんなのよ!何!夢!?」

(; ω )「胸が苦しいお・・・首絞めないでお・・・」

二人の困惑を打ち破ってしょぼんが話しかけた。

(´・ω・`)「まぁいいじゃないか、とにかくここを出てからにしよう。
      ちなみに技術室には工具以外は無かった、とりあえず人数分あるから持っておこう。」

ξ゚听)ξ「ふーん、役に立つじゃない。」

(*^ω^)それじゃこのまま玄関にむか・・・」

(;^ω^)「・・・・」

ξ゚听)ξ「どうしたのよ。」

(´・ω・`)「これはまた唐突な・・・。」

650 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:31:11.94 ID:1kUd0G8T0
【人物データ】
( ^ω^)ブーン 現在地「西廊下3F」  「心優しくて優しい青年」
ξ゚听)ξツン    現在地「西廊下3F」 「ツンデレ、料理の腕は未知数」
('A`)ドクオ       現在地「不明」   「時々自虐的になる事があるがしっかりしていて冷静」
(´・ω・`)ショボン  現在地「西廊下3F」 「素性不明、1度死んだ?」

【アイテムデータ】
ブーンのライター   「ブーン所持のライター、残りガスは少ない。」
ブーンの名刺      「ブーンの名刺、殆ど渡す機会は無い。」
果物ナイフ      「切れ味の良さそうな小さめのナイフ、新品のようだ。」
ロープ           「何か赤い物が染み込んでいる・・・、嫌な臭い。」
写真立て【(´・ω・`)】 「しょぼんの写真?」
金属バット        「Vip中学校野球部と書いてある・・・」
ノミ            「ショボンが技術室から見つけてきた、木を削るのに使う。」
ドライバー        「ショボンが技術室から見つけてきた、ねじを外すのに使う。」
ハンマー        「少し大きめのハンマー、ショボンが所持していた。」
小型銃          「小さめの銃、黒光りしている、ショボンが所持していた。」

--------------------------------------------------------
もうこのまま最終話まで投下します、
「ここおかしくね?」っていうのはもう色々と感じてるからおkwwwww

651 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:31:47.92 ID:1kUd0G8T0
ξ*゚听)ξ「・・・・キレイ・・・」

(*^ω^)「心が洗われるお・・・・」

(´・ω・`)「そうかな・・・?」


薄暗く、細い階段を下りると教会のような場所に出た。

一列に並ぶ横長の椅子と中央に立つ大きな女神像。

あのキレイなガラスは何というんだろう?
赤、黄、青、紫・・・色んな色が着いたキレイなガラスから日が差し込んでいた。

ξ#゚听)ξ「な、何よ、キレイなものはキレイなのよ!うっさいわね!」

(メ´・ω・)「痛い・・・。」

( ^ω^)「・・・どこにも扉がないお・・・」

(´・ω・`)「隠してあるのかな、やっぱり目立つのはあの女神像だが・・・。」

652 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:32:16.54 ID:1kUd0G8T0
ξ゚听)ξ「じゃああの女神像の辺りをちょっと探して・・・・ッ!?」

(;^ω^)「・・・・!!」

(´・ω・`)「ドクオ・・・?」

女神像の前には青白い顔をして横たわるドクオの姿があった。
ドクオは変な色の布を掴んだままピクリとも動かない。

(;^ω^)「ドクオ!大丈夫かお!!」

('A`)「う・・・ん・・・・?
   ブーンに・・ツンに・・・・ッ!ショボン!!」

(;;´・ω・)「ド、ドクオまで僕が死んだとかいうのかい?」

('A`)「ショボン!俺を殺そうと・・・!」

ξ;゚听)ξ&(;^ω^)「な、なんだってーっ!?」

653 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:33:36.56 ID:1kUd0G8T0
(;;´・ω・)「今度は殺人未遂かよ・・・」

('A`)「お前が持ってる銃が証拠だ!ここに外れた弾がある、銃を見ればそんなの・・・」

(´・ω・`)「確かに僕の銃には7発しか入ってないね、だけど・・・さっき使ったんだよ、1発。
       そして僕は予備の弾は持ってない・・・。」

('A`;)「・・・・あれ?」

(´・ω・`)「・・・・」

ξ゚听)ξ(さっきからショボンが・・・"絶対におかしい"
       ショボンの周りにだけ・・ありえない事が起こってる!?)

(;^ω^)「ドクオ・・・ちょっぴりおちつくおー・・・、
      さっきまでここへの扉は開いてなかったお・・・。」

('A`;)「・・・え?」

( ^ω^)「ここへの扉はロボットの腕が鍵になってたお、
      そこで合流したからここへ来れるはずないお」

(;'A`)「か、鍵・・・、そんなものここに来るときにはっていうか・・・
    俺階段下りてたら崩れてここ着たし・・・。」

654 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:34:12.62 ID:1kUd0G8T0
ξ゚听)ξ「ショボン、少し聞いていい?」

(´・ω・`)「・・・・なんだい?」

ξ゚听)ξ「あんたどっから沸いて出てきたの?」

Σ(・ω・` )「えぇっ!?」

ξ゚听)ξ「だから、どうしてここにいるの。」

(;;´・ω・)「き、気がついたら変な家に居たんだよ、部屋から出て少ししたら学校に・・・」

ξ゚听)ξ「無いわ、あの家調べたけどブーン、ドクオが居た部屋の扉以外はフェイクだった。
      固まってたのよ、リビング、和室、トイレ、全部。」

(´・ω・`)「同じ家にいたとでも?」

ξ゚听)ξ「もう1つあるわ、どうしてショボンは技術室にいけたの?」

Σ(・ω・` )「!!」

655 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:34:55.68 ID:1kUd0G8T0
ξ゚听)ξ「私達は技術室に行く途中だったわ、
      ・・・・・、その場所は、東側、2階だったわ。」

(;^ω^)「・・・・行けなかったって事かお・・・・?」

ξ゚听)ξ「そうね、行けないわ、どうやっていったの?」

(;;´・ω・)「東階段から行ったよ・・・。」

ξ゚听)ξ「崩れた階段は1つ、"東階段"よ、東階段はドクオの体重で崩れる程よ?
      ショボンが通れるわけ無いじゃない!」

(;;´・ω・)「・・・・」


(;^ω^)「・・・えーと、良く分からないお・・・。」

ξ;゚听)ξ「私だって分からないわよ・・・。」

656 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:35:41.82 ID:1kUd0G8T0
ξ゚听)ξ「ただ、ショボン、あなたは嘘をついている。」

(;;´・ω・)「・・・悪かった、でもまだ教えられないんだ。」

ξ;゚听)ξ「いつなら言えるのよ・・・。」

(´・ω・`)「ここから出たとき、全てを話そう・・・。」

('A`)「俺忘れてない・・・?」

(;^ω^)「ご、ごめんだお、でもとりあえずは仲直りして一緒に出ようお!」

('A`)「・・・あ、あぁ・・・。」

そのまま女神像へ向かうと女神像の足元からすっと一本の線が伸びている。
扉らしいがノブが無く開けない。

657 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:36:42.11 ID:1kUd0G8T0
(´・ω・`)「ちょっと下がってて。」

ξ;゚听)ξ「ち、ちょっとまって、銃を使うのはまずいわ、
       それは最終手段としてとっておきましょう。」

( ^ω^)「なんでまずいんだお?」

('A`)「さっき言っていたロボットみたいなのが襲ってくるかもしれないからだろ?」

ξ;゚听)ξ「そ、そうよ。」

('A`)「・・・ノミがあるな、ちょっと貸せ。」

ドクオは手際良く女神像を削って行くと掴める部分を作った。

( ^ω^)「ドクオ凄いお!」

(*'A`)「・・・」

( ^ω^)「・・・でもなんかあっさりしすぎだお」

ξ゚听)ξ「え?」

( ^ω^)「だっていままでは全部鍵ついてたり隠してあったりしたお」

(´・ω・`)「確かにそうだな・・・。」

658 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:37:44.54 ID:1kUd0G8T0
( ^ω^)「きっとサービスだお、進m」

ξ゚听)ξ「ちょっとまt・・・」

わぁぁぁぁぁ きゃぁぁぁぁぁ

(;;´・ω・)「・・・落ちたね」
(;'A`)「あ、あぁ・・・」

(;;´・ω・)「・・・あれ、僕のハンマー・・・ツンが持ってったのかな・・・。」
(;'A`)「・・・あれ、それじゃ俺だけマルゴシなん・・・」

(;'A`)「・・・気まずくね?」
(;;´・ω・)「・・・うん・・・」

659 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:38:31.97 ID:1kUd0G8T0
(;'A`)「落ちるか?」
(;;´・ω・)「だってそうする他・・・」

少しの沈黙が2人を襲った。

(;;'A`)「先どうぞ・・・」

(;;´・ω・)「いやドクオこそ・・・」

('A`)「え、じゃぁ俺行くよ。」

(;;´・ω・)「え、え、じゃぁ僕が・・・。」

('A`)「行ってらっしゃい。」

(;;´・ω・)「え、え!?」

わぁぁぁぁぁぁああぁぁぁあぁあ

('A`)「・・・さて、どうするか。
   ん・・・、何か唐突に自販機が・・・。」

[全て0円、でも1個しか買えないぜ!]

('A`)「意外とここでの判断重要かもな・・・。」
   (つーかフレンドリーな自販機だな・・・。)

A.美少女悪魔償還セット B.1億円 C.大型マシンガン[予備弾20][10発まで連射可能] D.食料[1ヶ月分] E.大剣

('A`)(どれにしよう・・・。)

661 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:40:20.31 ID:1kUd0G8T0
>>660 把握した☆ミ

662 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:40:47.49 ID:1kUd0G8T0
- 美少女悪魔償還セット -

(*'A`)「・・・やっぱこれだな・・・。」

ドクオはそのまま意を決して飛び降りた。

モフッズシャッ

・・・・・

・・・

・・

(メ'A`)「いてて・・・結構高かったな・・・、雪?か、それで助かったんだな・・・。」

ガルルルル・・・

グオォッ!

('A`)「・・・・」

 ( ; ' A ` ) 「 ! ? 」

664 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:41:08.77 ID:1kUd0G8T0
そこには日本にはいそうもない大型の狼が4匹も群れていた。

('A`)「な・・泣けてくるなこれは・・・。」

ドクオは償還セットを駆使して悪魔を償還しようとした!

だがレベルが低すぎて償還できない!


('A`)「・・・えぇー・・・、無理だな、逃げよう。」

グルル・・・グオォウゥ!

(;;'A`)「うっ・・・足がすくんで・・・動けない・・・力が・・・はいらな・・・。」
    (・・・ブーン達は・・・どこいったんだろ・・・、俺から落ちりゃ・・・ってか趣味に走んなきゃ良かった・・・。)

狼はそのままゆっくりドクオに近付くと素早くドクオに噛み付いた。

('A`)「うわぁぁぁぁぁっ!」


- BadEnd 4 お兄ちゃんのエッチ♪ -

667 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:41:59.34 ID:1kUd0G8T0
償還は素で間違えたおwwwwwww
ゴメスwwwww

669 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:44:15.31 ID:1kUd0G8T0
('A`)「・・・さて、どうするか。
   ん・・・、何か唐突に自販機が・・・。」

[全て0円、でも1個しか買えないぜ!]

('A`)「意外とここでの判断重要かもな・・・。」
   (あれ・・・、さっきもここに来たような・・・)

A.美少女悪魔償還セット B.1億円 C.大型マシンガン[予備弾20][10発まで連射可能] D.食料[1ヶ月分] E.大剣

('A`)(どれにしよう・・・。)

671 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:45:28.78 ID:1kUd0G8T0
>>670
あるあ・・・ねーよwwwwwwwwwww
特に希望が無ければ普通に進めるお( ^ω^)

674 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:47:11.69 ID:1kUd0G8T0
- 大剣 -(早かった方でおk)

('A`)(かっけー・・・)

剣は鞘に収まって出てきた、中々使い勝手が良さそうだ。

ドクオはそのまま意を決して飛び降りた。

モフッズシャッ

('A`)「いてて・・・、雪がクッションになったのかな・・・、皆は他の場所に落ちたのか。」

ガルルルル・・・

グオォッ!

('A`)「・・・・」

そこには日本にはいそうもない大型の狼が4匹も群れていた。

('A`)「形だけの剣道部だったけど・・・やれるはず・・・」

675 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:47:26.10 ID:1kUd0G8T0
グオォォゥ!

( A)「くらえ!」

ドクオはまず襲い掛かってきた1匹を切り裂いた。

(;;'A`)「後3匹、余裕!」

ドクオは額に汗を滲ませながらも全ての狼を殺した。
雪に血が染み込み雪が赤くなるはずだったが狼から血は出なかった。

('A`)「・・・どうなってんだこいつら・・・。」

まるで人形だった、いや、機械、か、それにしてもリアルだった。

('A`)「ここは地下か・・・?それにしても・・空・・が」

空にはいくつもの太陽が光っていた。
いや、そう見えるだけなのかもしれない。
電球なのだろう。

('A`)「薄気味わりぃ・・・、早く出たいぜ・・・。」

677 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:48:51.39 ID:1kUd0G8T0
>>676
禁句です

678 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:49:23.60 ID:1kUd0G8T0
- ブーン&ツン -

(メ^ω^)「結構痛かったお・・・。」

ξ゚听)ξ「そうね・・・」

(;^ω^)「ご、ごめんだお・・・」

ξ゚听)ξ「それにしてもどこかしらここ。」

( ^ω^)「雪が降っててさぶいお・・・、あ、洞窟あるお!行くお!」
      (なんだかツンの様子がおかしい気がするお・・・、気のせいかお?)

ξ゚听)ξ「だからちょっとは落ち着けt」

ツンが声を掛けたときにはすでにブーンは遠くへ行っていた。

( ^ω^)「ツンも早く来るおー」
ξ#゚听)ξ「人の話聞けよゴラァァッ!」

洞窟の中は暗くてジメっとして嫌な感じがした。

ξ゚听)ξ「ったくこのバカは・・・、ん、何か扉があるわね、唐突に。」
(;^ω^)「いい加減ちゃんとした場所移動がしたいお・・・」

扉の中は畳張りの小さな部屋になっていた。
小さい机にパソコンと本棚があるだけだった。

679 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:50:00.59 ID:1kUd0G8T0
ξ゚听)ξ「窓が無い部屋、ね・・・ずっと気になってたけどどうして窓があかないのかしら、
      ここに着てからまともな景色がないわ。」

( ^ω^)「このパソコンIEすらはいってないお、
      メモ帳とパス付き圧縮されたファイルしかないお・・・。」

ξ゚听)ξ「さっさとパスワード解析しなさいよ。」
(;^ω^)「僕に出来るわけないお!」

メモ帳を開くとこう書かれていた。

ヘタテヘテタヤヘテミヘノヤシヘテタ

ξ゚听)ξ「わけわかんないじゃない。」
(;^ω^)「あれ、続きに何か書いてあるお」

続きにはなにやら会話が書かれていた。

母「プギャー?ちゃんと部屋は片付けたの?」
( ^Д^)「やったっつーの」
母「なぁにこれ、まだゴミが残ってるじゃない。」
( ^Д^)「ちょっとぐらい手ー抜いたっていいじゃねーかババア」
母「なんですtt

- 以下略 -

ξ#゚听)ξ「もっとわけわかんないわよバカ!」
(メ^ω^)「何で僕を叩くんだお・・・?」
ξ゚听)ξ(暗号なのかしら・・・)

680 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:50:32.46 ID:1kUd0G8T0
ξ゚听)ξ「着眼点はやっぱり・・・部屋を片付ける、かな・・」

( ^ω^)「部屋にゴミが散らかってたから片付けたお」

ξ;゚听)ξ「天然・・・じゃないか、バカか。」

(;^ω^)「さり気無くひどいお・・・。」

ξ゚听)ξ「でも・・・それでもタテテタテミノシテタ、わけがわからないわ。」

( ^ω^)「テ・・・、手を抜くんだお!」

ξ゚听)ξ「テ・・、・・・畳の下!」

畳の下には暗い闇と階段が続いていた。

ξ゚听)ξ「どうする?合流してから行く?」

( ^ω^)「・・・ドクオは何も武器をもってないお・・・。
      ショボンは銃を持ってるし強いお、ドクオが着たら行こうお!」

???「待たせて悪かったな。」

681 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:51:27.56 ID:1kUd0G8T0
ξ゚听)ξ「誰!?」
('A`)「・・・俺だよ俺」

手ぶらのドクオが入り口に立っていた。

('A`)「特に酷い目にはあわなかったよ、じゃ、行こうか。」

ξ゚听)ξ(・・・何か変・・・、ドクオじゃないみたい・・・。)

( ^ω^)「お前誰だお」


Σ('A` )「・・・何?」

( ^ω^)「ドクオ、どうして服乾いてるお」

('A`)「着替えたんだよ。」

( ^ω^)「着替えもってたお?」

('A`)「あぁ、さっきまで会わなかったから知らなかっただろうが持ってたぜ。」

( ^ω^)「いつ服がぬれたお?」

682 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:51:45.72 ID:1kUd0G8T0
('A`)「・・・・さっき吹雪いたからだろ?」

( ^ω^)「ならお前はドクオじゃないお、誰だお!」

ξ゚听)ξ「何言ってるのよブーン、どこからどうみてもドクオ・・・」

( ^ω^)「ツン、女神像の前で見たドクオはもう濡れてたお、何か掛けられたみたいだったお。」

ξ゚听)ξ「・・・それに、そういえば着替えなんてあるはずないわ、飲んでたんだもん・・・。」

('A`)「俺はドク・・オだろ?」

ズシャァ・・・

突然ブチブチッっという何かが切れるような音と、
機械が壊れる様な音が入り混じって嫌な音を出した。

683 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:52:28.93 ID:1kUd0G8T0
ξ゚听)ξ「・・・ドクオ?」
('A`)「あ・・ぁ・・・あ・・・ぅ・・・お・・・」

ザシュッ

奥に居る何かはさらに追い討ちをしかける。

ガシャンという音を立てて"ドクオの様な物"は崩れ去った。

('A`)「俺の偽者が出るなんて俺も人気者になったなぁ・・・。」

ξ゚听)ξ「あれ、えっと、ドクオ・・・?」

( ^ω^)「本物だおー!」

ξ゚听)ξ「・・・分かるの・・・?」

( ^ω^)「あれ、でもその剣なんだお?それに物凄く強いお・・・」

('A`)「これか?これは自販機から出てきてな、ほら、俺剣道部だったじゃん?」

ξ゚听)ξ「知らんがな」

684 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:52:56.19 ID:1kUd0G8T0
(´・ω・`)「僕で最後みたいだね・・・。」

ξ゚听)ξ「ショボン、大丈夫だったの?」

(´・ω・`)「あぁ、危ない目にあったのはドクオだけじゃないかな、狼に襲われて。」

ξ゚听)ξ「倒したわけね・・・。」

('A`)「へへ・・・って何でそんな事知ってるんだよショボン!」

(´・ω・`)「ドクオは僕にひどいことしたよね」

('A`)「切り殺す」

(´・ω・`)「ふざけた事言ってると撃ち殺すぞ」

(;^ω^)「ま、まぁいくお・・・。」

暫く階段を下って行くと公園のような場所が広がっていた・・・。


「・・・・?何だココ・・・。」

- 第3話 ドクオ人形 the end -

685 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:54:05.48 ID:1kUd0G8T0
【人物データ】
( ^ω^)ブーン 現在地「公園」  「心優しくて優しい青年」
ξ゚听)ξツン    現在地「公園」 「ツンデレ、料理の腕は未知数」
('A`)ドクオ       現在地「公園」  「時々自虐的になる事があるがしっかりしていて冷静」
(´・ω・`)ショボン  現在地「公園」 「素性不明、1度死んだ?」

【アイテムデータ】
ブーンのライター   「ブーン所持のライター、残りガスは少ない。」
ブーンの名刺      「ブーンの名刺、殆ど渡す機会は無い。」
果物ナイフ      「切れ味の良さそうな小さめのナイフ、新品のようだ。」
ロープ           「何か赤い物が染み込んでいる・・・、嫌な臭い。」
写真立て【(´・ω・`)】 「ショボンの写真?」
金属バット        「Vip中学校野球部と書いてある・・・」
ノミ            「ショボンが技術室から見つけてきた、木を削るのに使う。」
ドライバー        「ショボンが技術室から見つけてきた、ねじを外すのに使う。」
ハンマー        「少し大きめの木製ハンマー、ショボンが所持していた。」
小型銃          「小さめの銃、黒光りしている、ショボンが所持していた。」
大剣           「ドクオが自動販売機から出した剣、ドクオの物」

----------------------------------------------------
昔ネットサーフィンしてたら見つけた小説からエピソードを微妙に拝借してるお( ^ω^)
もしかしたらデジャブを感じる人がいるかもわからんね

687 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:55:06.74 ID:1kUd0G8T0
( ^ω^)「心優しくて優しい青年」
今更気がついた。「心優しい青年」に脳内変換よろすorz

689 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:56:28.44 ID:1kUd0G8T0
>>688
5話で完結してる、これ以降分岐はない

690 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:56:45.53 ID:1kUd0G8T0
( ^ω^)「公園・・・?僕達戻ってきたのかお?」

('A`)「・・・様子がおかしい、誰も動いてない、生気を感じない・・・。」

ξ゚听)ξ「・・・、それだけじゃない、何?この異様な感覚・・・。」

(´・ω・`)「生活臭・・・じゃないかな、どこかで聞いた言葉だけど。
      人が生活すればその場その場での臭いっていうのがある、人が多ければ多いほどその臭いっていうのは多くなる・・・。」

('A`)「それがここにはない・・・か、まさに 作られたって感じだな」

( ^ω^)「でも確かにここは僕達の居た街にそっくりだお・・・?」

ξ゚听)ξ「・・・、確かに似てるわね、でも違う、私達の街じゃない。」


('A`)「ここを一通り探索してみよう、あまり遠くには行かない方がいい。
   多分この辺りに次の場所へ通じる道があるはずだ。」

691 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:57:05.38 ID:1kUd0G8T0
ブーン達は辺りを探索する事にした、
とりあえず人の形をした物を調べてみたが、マネキンのような物らしい、
ただ、人と同じ位の重さがあり、肌も人とほぼ同じ・・・。

まるで人の剥製・・・、もしくは植物状態の人間と言った所か。


ξ゚听)ξ「・・・ここ、壁ね・・・、ここに沿って歩けば隠し扉か何かあるんじゃないかしら?」

('A`)「・・・簡単な仕掛けには大体裏があるぜ、この前みたいにな・・・。」

( ^ω^)「・・・お、ここが回転するお」

(´・ω・`)「・・・暗いが落ちるとかは無さそうだ、進もう。」

692 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:57:56.95 ID:1kUd0G8T0
・・・、カチッ

( ^ω^)「・・・!?」

(;;´・ω・`)「明かりがついた・・・、ここは・・・、商店街?」

('A`)「奥にある大型デパートが唯一ドアが開いてる場所だな・・、だが、それよりも・・・。」


( ゚д゚ )( ゚д゚ )( ゚д゚ )( ゚д゚ )( ゚д゚ )( ゚д゚ )( ゚д゚ )
( ゚д゚ )( ゚д゚ )( ゚д゚ )( ゚д゚ )( ゚д゚ )( ゚д゚ )( ゚д゚ )


さっきの生気の無い、まるで人形のような物が立ち、歩いている、明かりがつくとともに此方を振り向いたまま動かない。


ξ゚听)ξ「・・・、こっちみるんじゃないわよ」

693 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:58:25.71 ID:1kUd0G8T0
ザッザッザッザッ

( ゚д゚ )( ゚д゚ )( ゚д゚ )( ゚д゚ )( ゚д゚ )( ゚д゚ )( ゚д゚ )
( ゚д゚ )( ゚д゚ )( ゚д゚ )( ゚д゚ )( ゚д゚ )( ゚д゚ )( ゚д゚ )

ザッザッザッザッ


(;^ω^)「ちょ、こっちに来るお!?」

('A`)「俺が思うにあれは人じゃないな・・・、だが1匹倒すのに掛かる時間がわからん。
    それにあの数だ、勝てっこねぇ・・・。」


(´・ω・`)「あのデパートまで走ろう、あの中に居ないという可能性もないが・・・。」

ξ゚听)ξ「このまま殺されるよりましよ!走るわ!」


ザッザッザッザッザッ

('A`)「俺が道を開くから突っ切れ!」

695 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:58:55.48 ID:1kUd0G8T0


―――-------‐‐‐‐

(;^ω^)「はぁっ・・・はぁっ・・・さっきのマネキンは追ってきてるかお・・・?」

(;;´・ω・`)「追ってきては・・・居ないみたいだけど・・・っ、ドクオが追ってこない!」

ξ;゚听)ξ「はっ・・はっ・・・え!?ドクオが・・・!?」

タッタッタッタッ

( ゚д゚ )( ゚д゚ )( ゚д゚ )( ゚д゚ )

ザッザッザッザッ

(ll´・ω・`)「さっきより数が減ってるけど・・・、早い!」

ξ;゚听)ξ「全速力でデパートまで走るわよ!」


ブーン達がデパートに入ると自動ドアらしき透明なドアを即座に閉めた。


追ってきたマネキンは速度を緩める事を知らず、

そのままドアに激突し透明なドアに血をべっとりと付けて倒れていった。

696 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:59:30.37 ID:1kUd0G8T0
( ^ω^)「・・・!ドクオ・・・、あれ・・・ドクオだお・・・!!」


透明なドアの向こうにはドクオが此方に向かっていた。

・・・その後ろにはさっきのマネキンが走っている。

('A`)「俺だぁぁっ!ドアを!ドアを開けてくれ!殺される!!開けてくれええええっ!!」

ドクオの悲痛な叫びが耳を貫いた。

( ^ω^)「今、今開けるお!」

その瞬間、倒れていたマネキンが少し動くのが、ショボンの目には見えていた。

(´・ω・`)「・・・、開けるな、お前まで死にたいのか?」

ショボンがブーンの手を掴んで離さない。

(#^ω^)「ふざけんなお!開けるに決まってるお!!離せお!!!!」

ξ゚听)ξ「・・・残念ながら同意ね、そこに倒れてるマネキン、まだ完全に死んでるわけじゃないわ」

( ^ω^)「・・・ツンまで・・・どうしたんだお・・・?ドクオは親友じゃなかったのかお?」


・・・、

・・・・・・。

697 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 03:59:54.26 ID:1kUd0G8T0
沈黙を切り裂いたのは無常な言葉だった。


ξ゚听)ξ「・・・・自分の命が一番なのよ。」


ツンが呟いた時、丁度ドクオが扉まで辿り着いた。


ドンッ!ドンドンッ!

('A`;)「おい!開けろ!開けてくぇ・・・あ・・・がぁ・・・うぇ・・・・」


ドクオを冷たい視線で2人が見る。

泣いていたのはブーンだけだった。

ドクオはそのまま追いついてきたマネキンに背中から刺されたのだろう、次第に動かなくなっていった。

698 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 04:00:32.50 ID:1kUd0G8T0
( ;ω;)「ドクオ!!ドクオーッ!!!」

('A`)「お前ら・・・絶対・・・ゆるさね・・・」


ドクオは死んだのだろう、もう動く事は無かった。

だが、マネキンはさらにドアを叩き続ける。


ξ゚听)ξ「さ、行きましょ。」

(´・ω・`)「そうだな、このままここで立ち止まっていると僕達も殺されかねないからね」


( ;ω;)(・・・おかしいお・・・、ツンも、ショボンも・・・)



- 第4話 ドクオ、死亡確認 the end -

おk、最終話突入

700 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 04:01:03.50 ID:1kUd0G8T0
エレベーターは今まで見た事のあるダミーだった。

自然と1つの場所に辿り着くようになっているのだろう。

階段を上ると、野菜売り場のような場所についた、

思えばカレーを食べた以外には何も食べていない、ショボンに至っては何も食べていないはずなのに。


・・・何故か食欲が沸かなかった。


ξ゚听)ξ「・・・ねぇ、あれ・・・」

('A` 三 'A`)

(´・ω・`)「・・・、嫌な気分だね、ドクオの人形とでも言った所か、
      さっきのマネキンにドクオを被せた感じかな・・・、隠れた方がいいね」

( ^ω^)「隠れて様子を見てみるお!」


ドクオはキョロキョロと辺りを見回しながら歩いている、何かを探している様子だ。

服装は作業服のような・・・簡単な物。

701 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 04:01:53.23 ID:1kUd0G8T0
ξ゚听)ξ「・・・でもなんで?ドクオは死んだはずでしょ・・・?」

(´・ω・`)「ドクオは何か薬品を掛けられていただろう、
       だからあんな物が存在しているんじゃないかな、僕達のが居ないのにも説明が付く。」

( ^ω^)「・・・、殺そうと思うなら・・・」

ξ゚听)ξ「・・・え?何か言ったブーン?」

( ^ω^)「殺そうと思うならわざわざ脱出出来る様な仕組みになんかしないはずだお」

(´・ω・`)「・・・」

ξ゚听)ξ「・・・何がいいたいの?」

( ^ω^)「僕達を・・・どこかに連れて行こうとしてるお、
      色んな場所に行けるようで行けない、広く見えても狭い、延々と続いているようで続いていない」

(´・ω・`)「・・・」

702 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 04:02:11.69 ID:1kUd0G8T0
( ^ω^)「僕が導き出した答えは1つ、これは罠だお」

ξ゚听)ξ「・・・、それじゃあ最初に命を狙われて、今さっき死んだドクオは・・・」

( ^ω^)「用済みだったのか・・・、それとも、」


・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・。

703 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 04:02:39.05 ID:1kUd0G8T0
(´・ω・`)「なら・・・、今の状況で一番黒幕に近いのは僕か?
       ドクオを殺し、どこから沸いたかも分からない、そしてドクオは僕に殺されかけたと言った・・・。」

沈黙を破ったのはショボンだった、

( ^ω^)「・・・ぶっちゃけるとそうだお」

ξ゚听)ξ「・・・。」

( ^ω^)(僕の考えが・・・正しかったら・・・、ツンも・・、ショボンも・・・。
      僕が信じたく・・・無いだけかお・・・。)


気まずい雰囲気の中、ブーン達はドクオに見つからないようにフロアを探索する事にした。


(´・ω・`)「このフロアでは・・・ここだけダミーみたいだね、金具で固定されてるみたいだ・・・。」

( ^ω^)「ドライバーで外してみるお」

ドライバーでダミーの部分を外していくと、和室の引き戸のような物が現れた。

妙なデジャブを感じたが、特に仕掛けも無いらしい、そのままドアを開いた。

704 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 04:03:22.87 ID:1kUd0G8T0
【人物データ】
( ^ω^)ブーン 現在地「野菜売り場」  「心優しくて優しい青年」
ξ゚听)ξツン    現在地「野菜売り場」 「ツンデレ、料理の腕は未知数」
('A`)ドクオ       現在地「野菜売り場」  「マネキンに殺されたはずだが・・・?」
(´・ω・`)ショボン  現在地「野菜売り場」 「素性不明、1度死んだ?」

【アイテムデータ】
ブーンのライター   「ブーン所持のライター、残りガスは少ない。」
ブーンの名刺      「ブーンの名刺、殆ど渡す機会は無い。」
果物ナイフ      「切れ味の良さそうな小さめのナイフ、新品のようだ。」
ロープ           「何か赤い物が染み込んでいる・・・、嫌な臭い。」
写真立て【(´・ω・`)】 「ショボンの写真?」
金属バット        「Vip中学校野球部と書いてある・・・」
ノミ            「ショボンが技術室から見つけてきた、木を削るのに使う。」
ドライバー        「ショボンが技術室から見つけてきた、ねじを外すのに使う。」
ハンマー        「少し大きめの木製ハンマー、ショボンが所持していた。」
小型銃          「小さめの銃、黒光りしている、ショボンが所持していた。」

-------------------------------------------------
テラベタスwwwwwwwwwwwwwwww
展開読めた人はゴメスwwwwwwwwwwwwwww

705 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 04:03:53.15 ID:1kUd0G8T0
( ^ω^)「・・・この部屋はなんだお・・・?」


ブーンの声が暗い部屋の中に響く。

見えるのは中央にいる恐らく人間であるだろう人影だけだった。


(´・ω・)「やぁ・・・ようこそ僕の部屋へ、喜んでよ、ゴールさ。」


突然人影が振り向き、ブーンに声を掛ける。


( ^ω^)「・・・・!?」

ξ゚听)ξ「・・・、ここが・・・。」

(´・ω・`)「・・・。」

706 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 04:04:23.30 ID:1kUd0G8T0
目の前に居たのはショボンだった。

だが後ろに居るのも確かにショボンだ。

ショボンはスッと目の前居るショボンの方へ歩いて行った。


( ^ω^)「何やってるおショボン!?そっちは危な・・・」

(´・ω・`)ω・`)「君は実は頭が良いだろう、この状況が理解できているはずだ、
          そう・・・後ろに居る彼女、ツンの事もね。」


ショボンがまるで1人のようだった、

完全に同じ言葉を同じ声色で話すその姿は異様以外の何でもない。

( ^ω^)「・・・ツンがなんだってんだお、ツンは・・・ツンだお」

(´・ω・`)ω・`)「信じたくないだけだろう?」

(#^ω^)「黙れお!」

707 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 04:04:59.91 ID:1kUd0G8T0
ガスッ


ブーンがショボンに殴りかかろうとしたとき、肩を誰かに掴まれた。

ξ゚听)ξ「・・・。」


すぐにその主が分かった、その場所にはツンしか居ないのだから。

ツンは木製のハンマーを持ったまま表情一つ変えず立ち尽くしている。


(´・ω・`)ω・`)「これはいい、どうだい?心を寄せる人が消えた気分は。」

(#;ω;)「・・・くそっ・・・死ね・・・氏ねじゃなくて死ねえええええっ!!!!
      今ここで・・・ここで殺してやる!殺す!殺すぞ!!」


ブーンは金属バットを掴みショボンを睨んだ。


(´・ω・`)ω・`)「まぁそうカッカせずに僕の話を聞きたいとか思わないのか?
           ここはどこか、とか、この人形達は何なのか、とかね。」

ブーンが今にも殴りかかろうとしている雰囲気の中、ショボンは淡々と話を続ける。

( ;ω;)「・・・お?」

708 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 04:05:17.84 ID:1kUd0G8T0
(´・ω・`)ω・`)「約束は守るのがモットーなんだ、逃れる為に僕のクローンが付いた嘘とはいえね。」

( ;ω;)「クローン・・・」


(´・ω・`)ω・`)「僕はクローン第一号さ、技術を生んだショボンのね、
          いうならばプロトタイプ・・・欠陥品さ。」


( ;ω;)「・・・信じないお」

709 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 04:06:02.46 ID:1kUd0G8T0
                   .,Å、
                  r-‐i'''''''''''i''''‐-、'''i''''‐-、
                 o| o! .o  i o !o i o !o
                .|\__|`‐´`‐/|__/|`‐/|__/|
                 |_,..-─''''''''''''─-、/''''''─-、/
               /  /       ヽ 、    ヽ、
               l    ● ,.   ● i,.   ● i キングやれやれだな・・・、詳しく説明してやろう。
               i、     (__人_)  / __人_) / めっちゃくちゃ長い、ぶっちゃけ読まなくていい。
                "-、,,__..   / ..  / 
            ⊂⌒ヽ /       ヽ /⌒つ  /⌒つ
              \ ヽ  /        ヽ /  、_ノ
               \_,,ノ      |、_ノ

710 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 04:06:21.54 ID:1kUd0G8T0
「僕は記憶も引き継ぐ事が出来た・・・、技術的には完成に近い物だった。

だけど・・・、僕達クローンは人間になりたかった、機械と生き物の中間なんてイヤだった。

クローンを物としか思わないオリジナルが憎かった。

ショボンは最初にクローンに殺された人間1号とでも言うべきかな・・・?

僕はまず手始めに日本を侵略しようと思った、クローンを作る方法は実に簡単だった。

特殊な薬品を体内に取り込ませ、体液を採取、その後はショボンが作った機械の方で勝手にやってくれる。

問題は材料だけだった、まずは資産家の体を乗っ取り、資金を確保。

その後生活用水にこの液体を混ぜ、体液は政府を乗っ取った時に健康診断を定期的に受ける事を義務付け医師から採取。

そして色々な情報が混じった液体を個々に分解、膨大な数のクローンが生まれた・・・。

711 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 04:07:32.72 ID:1kUd0G8T0
後は簡単だ、この欠陥クローンは生まれた瞬間からオリジナルを殺す事を本能とする。

だがここで問題が起きた、3人、クローンを作れなかったんだ。

機械その物にプロテクトを付けていたのだろう。

しかも僕にはそのプロテクトを解除する事は出来ない、ショボン自ら僕の記憶を操作していたからだ。

まるで彼にはこうなる事が予想出来ていたかのようだ・・・、それならなぜ僕達を生み出したんだろうね。

全く厄介だったね、仕方無くドクオから葬り去ろうと襲ってみるものの、オリジナルの意識が邪魔をする・・・。

この辺りで気づいたんだ、オリジナルと、クローンは完全に同じ物ではないが、意識はほぼ同じ物であると。

別のクローンに処理をさせても良かったが、すでに地上ではクローンが普通に生活している。

ここには出来損ないの完璧プロトタイプ、「KM(コッチ・ミルナ)」しか居ない、こいつには知能がないからそのまま使っても殺せないだろう。

712 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 04:08:14.30 ID:1kUd0G8T0
そして色々な条件下で僕はオリジナルと同化する・・・、分かるように言えばシンクロするっていうのかな。

格闘ゲームで「痛っ!」とか言っちゃったりするだろ?

そしてクローンのクローンは全く同じ物、2つを同時に操作するという事も出来た。

つまり常にシンクロしているような状態。

そう、今のようにね。

そして殺せないこの3人をどうしたか、全く面倒だったよ、直接的に殺そうとすると邪魔が入る・・・。

仕方なく脱出口を1つ作った部屋に閉じ込める事にした、行動力が無ければ死ねる場所・・・。

713 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 04:08:36.99 ID:1kUd0G8T0
中々楽しかったんじゃないかい?

まぁ、デパートで全員殺すつもりだったけど。

ツンはあの吹雪の中、お前が勝手に進んでいったせいでドクオのクローンに殺されたんだよ、

寒かったろうね・・・?まだあの中で眠っていると思うよ。

ツンもドクオも互いの事をどうも思ってなかったらしい、まさかオリジナルのドクオにクローンがやられてしまうとは思わなかったが。

まぁ、ショボンとツンがあのまま扉を開ければブーンが死んでしまう・・・、流石と言えば流石か、

僕のシナリオではあそこでブーンがドアを開けて感動的にドクオとブーンが死ぬのが理想だったんだけどね。

良かったね、ツンとショボンのオリジナルには君は愛されていたらしい。」

714 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 04:08:54.45 ID:1kUd0G8T0


 (   ^ ω ^ ) 「 意 味 わ か ん ね ー か ら 3 行 、
              い や 、 1 行 に ま と め ろ よ ク ズ 」 


(´・ω・`)ω・`)「あえて言おう、コイツはバカであると。
          しかもなんでそんなに態度変わってるの?優勢になると調子乗るタイプ?」


( ^ω^)「あんな文章誰も読まねーよ」


(´・ω・`)ω・`)「・・・。」


( ^ω^)「・・・、で、何が言いたいんだお、話を聞く限りではお前達は僕を殺せないお」


(´・ω・`)ω・`)「おとなしく自害してくれ、君のクローンだけは手動でも作れない。君が日本最後のオリジナルだ。」

715 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 04:09:35.50 ID:1kUd0G8T0
( ^ω^)「断ると言ったら?」

(´・ω・`)ω・`)「後ろの人がキングカワイソスな事になるだろうね。」

( ^ω^)「良く考えるお、こっちはお前らクローンを自由に殺せる。
      それに後ろのツンはツンじゃないお、デパートで確信に変わったお。」

(;´・ω・)ω・`;)「何が言いたい・・・?」

( ^ω^)「君達はツン、ドクオ、ショボン、カーチャン、トーチャン、世界中の皆にひどい事をしたよね」

(;´・ω・)ω・`)「な!?」

716 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 04:10:08.67 ID:1kUd0G8T0
( ^ω^)「お前を殺して僕も死ぬお、
      お前が言う通り日本が本当にそうなったなら、もう僕は生きていけるはずがないお。」

(;´・ω・)ω・`;)「お前・・・!」

( ^ω^)「残念ながら僕には邪魔に入る感情もないお、
      ここに来て感情っていうのが消えていくのを感じる位だお。」


そういうとブーンは金属バットを右手に持ち替え、目の前の人形に向かって歩いていった。


(;´・ω・)ω・`;)「う・・うあ・・・やめ・・・やめろ!!」


目の前の二体の人形は全く同じ表情で後ろに下がっていく。

717 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 04:10:38.81 ID:1kUd0G8T0
( # ^ω^)「感情が消えて行ったお、お前が言葉を発する度・・・にッ!」


ブーンがショボンに金属バットを振り下ろす。


(´;ω(メ)「うぐっ」

( # ;ω;)「ツンはっ!ドクオはっ!カーチャンはっ!トーチャンはっ!!!
      お前が殺したんだお!!!」


ブーンは怒りが収まらないのか再度ショボンを殴る。


(メ)ω;(メ)「が・・・はっ・・・」

718 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 04:11:10.67 ID:1kUd0G8T0
( # ;ω;)「そして今・・・何故だか無性にお前を殴りたくなったお!!!」


殆ど動かないショボンを、素手で思いっきり殴り続けた。

ゴスッっという鈍い音とともにショボンは倒れ、ピクリとも動かない。


( ;ω;)「おっ・・・終わった・・・終わったお・・・。」



( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。


- 完 -

719 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 04:11:34.67 ID:1kUd0G8T0
――――----------‐‐‐‐


その瞬間暗かった部屋に明かりが灯る。


ξ;凵G)ξ「キャアアア!人殺しーッ!!」

('A`)「なっ!?てめぇショボンに何してやがる!どこのどいつだ!?
   う、動くんじゃねぇ!警察呼ぶぞ!」


何故かツンもドクオも普通の言葉を発している、まるで人間のようだ。

・・・あれ?人形・・・、ここに倒れている人も・・・、ツンも・・・ドクオももう・・・。


( ;ω;)「・・・お?」


そこは居酒屋だった、そう、ドクオやツンと楽しくやっていた。

あの、場所。

ブーンは血まみれのバットを持っていた。

そして目の前には店主らしき男が倒れている。

720 ( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。 New! 2006/06/17(土) 04:11:51.35 ID:1kUd0G8T0
ブーンはカウンターに飾られている小さな額縁が目に入った。






【(´・ω・`)】






そういえば・・・、僕には数年前に死んだような友人も・・・、女友達も居なかったお・・・。



( ^ω^)がどこかに閉じ込められたようです。



THE END



この作品はふぃくしょんですぅ、現実の団体とかその他色々には関係ないですぅ

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